ゲルマン人とキッチン

みんながみんなとは言えないけれど、相対的にゲルマン人はキッチンにこだわる。何故ならば、彼らの頭の中に、”キッチンは見せるもの”だから。

だからキッチンには、お金と労力を惜しまない。(そういう人が多い・・・)もちろんそうじゃない人もいっぱいいるのよ。そういう人はキッチンをお客には見せないし、キッチンのところに扉がついていて見せないようになっている。

そしてもちろんのことながら、キッチンにこだわる人はお客にも見えるような部屋の構造になっている。

今回、あの憎いベーカリー(買ってまだ2週間しか経っていないのに、壊れてしまったあのベーカリー)を修理に出すため、ショッピングモールに行ったので、ついでにキッチンコーナーを覗いてみた。

どれが使い勝手がよくって、一体どれぐらいの値段がするのか私にはさっぱり。あえていうなら、ガスコンロで水周りがしっかりしていて、蛇口がホースのように伸ばせるのがいいなぁ・・。後は見かけがかっこいいやつ!

だけどさすがゲルマン人。横にいるクリ子は、あれやこれやと思うところがあるらしい。彼は昔から、もし引っ越すことがあったら、そこのキッチンもちゃんとしたのがいい。機能的で、それかつ見栄えがいいもの!そして彼がこだわるのが昔から、これ。大理石のような石のキッチン台!今私達が住んでいる家もこの素材の違う色なんだけど、確かに見栄えもよいし、使い勝手もよくってかなり気にいっている。だけどこれ一体、いくらするの??

見ると見るほど、わからなくなってくるのが、展示場。皆さんはどれがお好き?!

あっづぃ!!

2日ほど前のニュースでニューヨークで気温39度(例年ではこの時期、28度ぐらいらしい)、北京では40度を記録したというのを聞いたけれど、ヨーロッパもこの一週間ほど猛暑です。

ウィーンの気温は34度。明日、明後日と36度、37度とますます上昇傾向にあるようです。朝9時の時点で外気が29度なんて見ると、その一日、気分が参ってしまいます!クーラーがないウィーンでは、家での火を使った調理は地獄。

だからみんな風が吹く木陰でこうやってお食事を食べてに出かけるのですが、そんなことを毎日していては家計が傾いてしまう。ってなわけで毎日、できるだけ食欲がでる料理、そして火をそんなに使わなくていい料理と頭をフル回転するわけです。(って私の場合は、冷蔵庫の整理も待ってるだけどね。なにせ先週は病気でほとんど料理を作らなかったから、冷蔵庫の中にはいろんな食材が残ってるのさ!駄目になる前に早く順番に使ってしまわなくては!)

寒かったり、雨ばっかりなのも嫌だけど、うだるように暑い日が続くのも体に堪える。でも寒いよりかは夏は暑いに越したことはないので、今年もこの暑さと戦います!

素朴なパン

マメ子ことクリ子が私が寝込んでる間、台所でなんだかガタガタしていた。何かを料理してる様子でもない。何かをその後、食べてるわけでもない。でもガタガタ、朝と晩に音がしてくる。キッチンに飲み物を取りにいってもキッチンは綺麗なまま何も変わりがない。

一体、クリ子は何をしているのだろう・・・と頭に??が浮かぶ日が数日。正体は、パンを一から自分で作りたいとサワードウを作っていたらしい。小麦粉と水だけで作るパン種で、一定の温度に保ち醗酵させてパンの膨張剤として使うらしい。

一から自然のパンを作るのだ!と張り切って彼が作ったパンがこれ。ヨーロッパではよく家庭で食べられる一般的なパン。これを仕事から帰ってきてから夜中に捏ねて、練って、醗酵させて、オーブンで焼いて・・・やっぱりマメな男です。

だけど焼いたことに満足し、ほとんど食べないクリ子。作ったなら責任を持って食べてくれ~!!病み上がりの私にはこのパンはまだ重すぎて食べられないだよ~。冷蔵庫には次のサワードウが待ってるんだけど、だれか完全有機パンを食べてくださる方、おられませんか?

ってこの前買ったばかりのパン焼き機は??なんて思っておられる方もおられるでしょう・・・。あれ一回焼いただけで壊れてしまい、今修理中。お店にある一番、高いやつを買ったのに、これだもん。やっぱりシンプルなパン焼き機の方がよかったのかな?!