月: 2008年10月

昨日の晩、無事に旅先からウィーンに帰ってきました。半ば病人みたいな奴を連れて・・・

準備万端にしてから金曜日の晩、寝床についたのに、次の朝になったらなんだかクリ子がおかしい・・どうも風邪をぶり返したらしい。夜中に寒気と高熱でうなされ、朝方にいっぱいの汗と共に熱が下がったご様子のクリ子。このままじゃ旅にいけるのか心配だったのだが、本人はホテルもすべて予約してあるから、大丈夫！行けると言う。

じゃあ本人がそういうのであれば・・・と一応、色んな薬やらなんやらを用意して車で出かけた。行き先はオーストリアとスロベニアの国境地帯、Südsteiermark州にあるWeinstraße（ワイン街道）。この地帯はオーストリアでも有名なワインの名産地。辺り一面にワイン畑が広がる。それがこの時期、紅葉をはじめてとってもロマンティックな風景になるのだ。その紅葉が見れるはたった一年のうち2週間ほど。それも今週か来週。11月に入ってしまうと霧がかかってしまうのでワイン畑が綺麗に見えないのだ。って訳で私達は2ヶ月ほど前からこの旅行を計画し、この日が来るのを楽しみにしていた。

私達がここに来た前日までおよそ一ヶ月に渡って、お天気が悪くワイン畑がほとんど見えなかったという。それがこの日、青空が広がり一面に黄色く色づいたワイン畑が広大な敷地に広がるその風景を見ると、どんなに無理してもこの時期にきてよかったと心から思える一瞬。

ワイン畑以外にはなんにもないここ。だからこそ何もかも忘れてゆっくりできるのかもしれない。時間がゆったりと流れるここでは自分達が美しいと思えるところをドライブし、その後は自分達の足でワイン畑を歩きまわる。そしてワインの収穫で摘み忘れられた葡萄をちょこっと摘まんで食べてみてはいろんな畑の葡萄を味見する。ワインの種類によって育てている葡萄も違うので、葡萄自体を味見するとなかなか面白い。とってもフルーティーで甘い葡萄。それから皮自体がしっかりしていて中身がとっても少ないけれど、でも味わいのある葡萄・・・こうやっていろんな葡萄の種類から色んなかたちでワインの種類が出来ていくのね！なかなか勉強になって面白い。

旅の詳細はまた後日・・・

目をつぶったら赤い線が頭にいっぱい浮かぶというこの最近のクリ子。毎日、日にちが変わるまで働いている彼に私からのプレゼント。何もかも忘れて旅行にいこ～う！！

っていうのは表向けの話。確かに旅行は私からのプレゼントさ。そうじゃなきゃ、クリ子は別に旅行に行きたいなんていわないもん。私がどこか気分転換のできるところに行きたかったから、クリ子～招待するから一緒にどこかに旅行に行こうよ～！と言ったのが今回の小旅行の始まり。

でも心から今回この時期に週末の小さいバカンスだけどとってよかったと二人とも心から思う。この最近のクリ子、目がトロ～ンとしていて会社から帰ってくると死んだような顔をしている。そして私は、彼とはまた違うが自分でもちょいと気分転換が必要かな？？って思える時期だった。だから今回のたった2日の旅行が二人ともとても楽しみ。

秋の香りと色づいた自然を満喫して、ワインの名産地でもあるこの地方で、いっぱいワインの試飲して、ネットで調べたおいしそうなレストランで美味しいご飯を食べる！ひたらすら何も考えずに二人のしたいことを満喫する！それが今回の目的。

たまにはこんな日もあっていいよね？！たった2日なんだもん。ってな訳で明日から週末小旅行に行ってきま～す。

秋の果物・・日本じゃ柿を思い出すけれど、こちらではこの時期リンゴの収穫時期だ。

今日、生徒さんから頂いた実家の庭にできたいろんな種類のリンゴ。

日本に住んでいた時は秋にリンゴなんてイメージはなかったのだが、こっちでは今がリンゴの収穫時期。きっとクリ子の実家からも来週あたりリンゴがいっぱい家にあるから取りにきて～と電話がかかってくるのであろう・・・

さぁ・・・これからリンゴ消費のためにジャムか？それともコンポートか？それともケーキか？？頂くたびにどうして食べようか？考えるんだろうなぁ・・・

我が家の冷凍庫には夏の終わりにSteiermarkにある実家のセカンドハウスでできたブラックベリーがまだ2袋。そしてその2週間後ぐらいに収穫時期を迎えるプラムを今度はクリじいちゃんの庭作からいっぱいもらったのがまだ1袋。そして今度はリンゴ・・なかなか果物消費が大変だ。春にはアンズ、洋ナシ、さくらんぼ。なかなか庭を持っていると大変なのね。我が家はクリ子の実家からもらうこれらの果物でもっぱらジャム作りに励むのだが・・・

でも私達二人はそれほど果物が好きじゃないのよ～それにもらう量も半端じゃないし・・・トホホホホ。