昨日の晩、無事に旅先からウィーンに帰ってきました。半ば病人みたいな奴を連れて・・・
準備万端にしてから金曜日の晩、寝床についたのに、次の朝になったらなんだかクリ子がおかしい・・どうも風邪をぶり返したらしい。夜中に寒気と高熱でうなされ、朝方にいっぱいの汗と共に熱が下がったご様子のクリ子。このままじゃ旅にいけるのか心配だったのだが、本人はホテルもすべて予約してあるから、大丈夫!行けると言う。
じゃあ本人がそういうのであれば・・・と一応、色んな薬やらなんやらを用意して車で出かけた。行き先はオーストリアとスロベニアの国境地帯、Südsteiermark州にあるWeinstraße(ワイン街道)。この地帯はオーストリアでも有名なワインの名産地。辺り一面にワイン畑が広がる。それがこの時期、紅葉をはじめてとってもロマンティックな風景になるのだ。その紅葉が見れるはたった一年のうち2週間ほど。それも今週か来週。11月に入ってしまうと霧がかかってしまうのでワイン畑が綺麗に見えないのだ。って訳で私達は2ヶ月ほど前からこの旅行を計画し、この日が来るのを楽しみにしていた。
私達がここに来た前日までおよそ一ヶ月に渡って、お天気が悪くワイン畑がほとんど見えなかったという。それがこの日、青空が広がり一面に黄色く色づいたワイン畑が広大な敷地に広がるその風景を見ると、どんなに無理してもこの時期にきてよかったと心から思える一瞬。
ワイン畑以外にはなんにもないここ。だからこそ何もかも忘れてゆっくりできるのかもしれない。時間がゆったりと流れるここでは自分達が美しいと思えるところをドライブし、その後は自分達の足でワイン畑を歩きまわる。そしてワインの収穫で摘み忘れられた葡萄をちょこっと摘まんで食べてみてはいろんな畑の葡萄を味見する。ワインの種類によって育てている葡萄も違うので、葡萄自体を味見するとなかなか面白い。とってもフルーティーで甘い葡萄。それから皮自体がしっかりしていて中身がとっても少ないけれど、でも味わいのある葡萄・・・こうやっていろんな葡萄の種類から色んなかたちでワインの種類が出来ていくのね!なかなか勉強になって面白い。
旅の詳細はまた後日・・・