挙式 (Schloss Spitz)

ウィーンから高速などを使って走ること80分、クレムスの近くにあるSpitzという街のお城でビルギットとアレキサンダーの結婚式は行われた。ここは何年か前にそういや、当時オーストリアの財務大臣のグラッサーとクリスタルで有名なスバロフスキーの創立者の子孫が挙式を挙げたところでもある。

IMG_9720.jpgその日、ウィーン出発の30分前まで仕事をしていた私は、着替えろ、頼まれているものは用意しろ!の急げ、急げで会場に着くまでに疲れてしまっていた。それでも30分前には会場に着いた私達は、一応新郎、新婦に挨拶をしようと控え室に行くと、顔を真っ青にしたビルギットが出てくる。”誰か~もう一枚ワイシャツ持ってへん?” 初め意味がわからなかった私達。どうやら新郎のアレキサンダーが家に結婚式用のワイシャツを忘れてきてしまったらしい。あららららら~。この時点で結婚式開始の20分前。どっかに買いに行ってこようか?って一応親切心で聞いたら、コワイ顔して間に合わん!って怒られてしまった。きっとパニックだったんだろうね。

IMG_9714.jpg結局どこから借りてきたのかわからないが、結婚式ではアレキサンダーは一応白いシャツを着てのぞんでいたので万事よし。だけどこんな風にバタバタに始まった今回の結婚式。まずは三人のかわいい女の子達。指輪係のサラ、そしてサラの親友の姉妹、シーラ達はお花係。この日の為にドレスを3人とも買い揃えた。そんな演出の後に、いよいよ新郎、新婦の入場~!

IMG_9721.jpgオーストリアではとりあえず、まずはお役所で式を挙げる。そこで書類などの手続きなどを完了して、その後、もう一度教会などで結婚式をしたい人はする。私達の時もそうだったが、今回ビルギット達が選んだのが、お城にお役所の方に出張して頂いて、そこで結婚式兼、書類の手続きをするのだ。まずはお役所の方からお祝いの言葉とメッセージを述べられる。

IMG_9736.jpgその後、誓いの言葉を述べ、無事にそれが済んだら、今度は指輪の交換。え!どこかでこのリングピロー見たことあるって??そうです。これ私達が結婚する時に我が妹が私達の為に作ってくれたやつです。ビルギットが是非、あのピローを使わせてもらいたい・・ということだったので、今回、2回目の出番となりました。

IMG_9741.jpgすべての一応セレモニーが終わったら、めでたく二人は結ばれました~という訳でチュッとするわけですね。どうかお幸せに~!!

IMG_9760.jpgその後は書類にサインをし、結婚の手続きが終わったらこのように婚姻証明書みたいなものがお役所の方から渡されます。中には婚姻証明書が2通入っていてこれをもとに一生、手続きをしていくのでなくしちゃいけないだ~いじな書類。

IMG_9786.jpgってな訳ですべてのセレモニーが終わったら記念に家族で記念写真ってね。あらら~クリ子さん、アナタ新郎と衣装かぶってますがな。トホホホホ・・・

さぁ~次はこの後にひらかれる小さなパーティー・アガーペについて・・・