八ツ淵の滝 (滋賀)

滋賀県の高島に日本の滝100選の一つに選ばれている滝がある。今回、私達が日本滞在している間に訪れた滝の一つ、八ツ淵の滝である。

IMG_8721.jpgガリバー青少年旅行村で車を止め、そこから約片道1時間半のコースに挑む。私達がオーストリアで登っている山から比べれば大したことはないので、そんなにビビってはいないのだが、何せそこら中に初心者の方はこのコースの山登りを止めてください!との案内が出ている。私達は初心者ではないが、そんなに滝までの道のりが大変なのか?と少し恐ろしくなってくる。

IMG_8694.jpgだけどそれはこのコースを15分ぐらい行ったところで納得する。この道中はどこをとっても全然しんどくないのよ。息切れすることもないし、もうイヤ~!って思うことも一度としてない。何故、初心者の方は遠慮願います!っていう案内が出てるかって言えば、それはこの道のりが結構、危険だからだ。

IMG_8689.jpgこのコース、8つの滝が見られることからこの名前がついている。ってことは道中、絶えず水辺リを歩いているのだ。そこから想像できるのは、岩が湿っていて結構滑ることだ。ちょっとしたところでツルンツルンと足が滑る。気をつけていても足が自然と水の方へと取られてしまう。

IMG_8708.jpgその上、この急斜面。鎖がつけられているそれだけを頼りにこの岩を登っていくのだ。

IMG_8701.jpg例えば、急斜面でなくても”え?こんなところ歩くんですか?”ってな道を。この写真の右下に見えている鎖はここがアナタの歩くところですよ!ってな道しるべなのだ。だけどこれ道って言えます?足をちゃんと一歩、一歩置いて歩くこともできなければ、水しぶきで濡れた岩が滑る、滑る。用心、用心!

IMG_8705.jpg京都の暑さにうんざりしていたクリ子がここに来ていきいき。次はどんなところを登っていくのだ?と心を弾ませているのが彼の表情から覗える。Oyumiche~n, はよさきに進もうさ~!それについていくおなご。自分でええ相棒やな~と認めてやりたくなる。(この鎖がはられているところが私達が登っていくところ)

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連日の彼との大自然との触れ合いに日焼けを気にする乙女?これ以上でっかいおでこが黒光りしないようにバンダナを巻いてその上に翼のながい麦わら帽子をかぶって頑張る私・・・この後の肌対策が大変?!

IMG_8712.jpgやっと一つ登り終えたと思ったら今度もまたこんな傾斜ですかぁ~。ハイ頑張ります。こんなことで弱音を吐くおなごじゃありません。ひそかにこんなところでクリ子~こんなところ登れへん。コワイ・・・って女の子らしい弱音を一言でも吐いたらかわいい子なんだろうが、登れちゃうんだなぁ~これがスルスルと。私が怖いのはここで命を落とされた方々の魂さ。綺麗な滝も私にとってはジッとは見ていられない、なんか怖さがあるのよね。

IMG_8704.jpg帰りの道を失わないように一つ、一つ道しるべをちゃんと確かめながら次の滝へと進んでいく。私達がここを訪ねたのが平日ということもあり、道中出会った人はたったの1組。

IMG_8719.jpgとっても静かな上に滝からのマイナスイオンで真夏の日本の世界から腑と離れることができるこの滝。

興味のある方は是非、このお盆休みに行って見てください。ちゃんとした靴と日常からそれなりに運動をされている方ならすんなりと登れると思います。ただ大雨の後や夕立で水かさが増える危険性がある時は避けられた方がいいかと思います。

保津川下り (京都)

京都・丹波山地に源を発し、亀岡盆地を貫くように流れる保津川(桂川)は京都の人なら誰でも知っている。昔は丹波地方と京の都を結ぶ重要な川だった。

IMG_8441.jpg何故、京都の人がこの保津川という名をよく知っているかというと、この川は川下りで有名なのだ。亀岡から京都の名勝”嵐山”までの約16キロを2時間かけて船で下るというコース。

IMG_8603.jpg急流滑りといってもいいぐらい雨の後の保津川下りはスリルがあって楽しい。だけど残念なことに私達は真夏の一番暑い時期にここに行ったもんだから、水かさも低く、急流どころかゆ~らゆ~らと川を下っていく。

IMG_8598.jpgそれでも船から眺める景色は素晴らしい。山の合間を流れるこの川からは自然がいっぱいだ。

IMG_8444.jpg川下りはこのように前二人、後ろ一人の合計3人で2時間の船下りの舵を取る。

IMG_8624.jpgあれ、あの人は何を釣っているの?夏場で鮎がシーズンな今、川のあちこちで鮎釣りをしている人達を見かける。

IMG_8627.jpgこんな鉄橋もなんだか年期が入っていていい味を出している。

さぁ~そろそろ終点の嵐山・・・急流下りとはいかなかったけれどそれでも風情のあるちょっと涼しい船の旅でした。

Hainburgで見る夕日

蚊に降参してしまった私達が向かったところは蚊のいない高所。ここから夕日を眺めることにしたのだ。ドナウ川で散歩した後、また車を40分ぐらい走らせて辿りついたところはHainburug.

IMG_8942.jpgHainburgの街並を見つつ、山に向かって車を走らせてると目の前に入ってくるものは、広大な土地と空だけ。なんて雄大なんだろう。

IMG_8957.jpgそしてそこから見る夕日はまた格別だった。ドナウ川からちょっと離れたところに沈んでいく太陽。その横には半月の月がもう顔を出している。

IMG_8936.jpgここの景色を遮るものは何もない。目に入ってくるのはもう秋を感じさせる草花か、ドナウ。そして太陽。なんて贅沢なんだろう・・・

IMG_8967.jpg寒いのを除いては・・・ハハハハハ!