準備

あと10日足らずで日本に発つ。だけどそんな実感もなければ大して準備することもないのだが、ちょいと時間がある週末のうちにウィーンの家族に日本に一時帰国することを伝えに顔を見せにいかなくてはいけない。全員が一緒の家に住んでいてくれると一回の訪問で済むのだけどそうはいかない。今週末、来週末と二日に分けて、クリ子の両親、そしておばあちゃん、そしておじいちゃんに挨拶に行かなくちゃいけない。っていけない訳ではないのだけどやっぱりみんな何も言わずに日本に行ってしまうと寂しそうな顔をするので。

thumb_IMG_8251.jpgってな訳で今日はクリ子の両親のもとへ。たまたまクリ子のお姉ちゃん夫婦も来ていたので賑やかな夕方のひと時を過ごした。ちょいと一緒にお茶を庭でして、その後お天気がいいので車を洗うことにした私達。フロントガラスや車体を洗っているうちに車の中まで綺麗に掃除をしたくなった私達は掃除機などを使って久しぶりにすっきりした。そんな私達を見ていた姉夫婦、そしてクリ子のお母さんまでが見てたら自分の車を洗いたくなってきたらしく、家の前に3台車を並べてみんな、それぞれの車を洗車していた。

ご近所のおばさんに今日はZ家、みんな集まって賑やかね!みんなで車洗ってるってなんか和やかね!なんて言われてしまった。そうなのよ、こうやって何かしながら家族とコミュニケーションをとってるのよ。あ、そういや私達の後にクリ子の弟とその彼女も家に遊びにきたっけ。

そしてもう一つの帰る準備。それはやっと念願の子供を授かった私の妹夫婦にまだ性別もわからないからプレゼントはいいよ!と言われたのだがやっぱり彼女達にとったら待ちに待った赤ちゃんなので、今までの妹の精神的な辛さなどもあっただろうってことでねぎらいとお祝いの気持ちを込めて・・・喜んでもらえるといいんだけど。(それがトップの写真)

さぁ~来週はおばあちゃんに会いに行かなくちゃ。それから日本の私の家族よ、もし何かいる物があったら早めに言ってください。時間のある時に買いに行くので。

小物ゲット im Sommer 2008

ウィーンでも3週間ほど前から夏のバーゲンが始まっている。仕事に必要なちょっとした服とか必要な物を数点、そして今年の夏バーゲンでゲットした小物達。

thumb_IMG_8210.jpgまずは夏用の黒のサンダル。去年まで履いてた黒の革のサンダル、体重が重すぎたせいかサンダルに負担がかかり?つま先の方だけ革の部分が何故だかベロベロとはがれてしまった。日本産だったのに・・ってな訳であまりにも格好悪いので新しいサンダルを。

thumb_IMG_8216.jpgそしていつもこんな高いヒールのばかりだと疲れるのでオフの日はこんなペタサンダル。こういうペタンコの靴を一つ持ってると楽なのよね。

thumb_IMG_8218.jpgそして買う予定などしていなかった何故か赤のカバン。手に持ってみたのが悪かった。なかなかお洒落に見えたのよね。そして季節を問わず年中使えるということで、冬は黒いコートに黒いパンツって日が多いのだがそんな時にちょいとこの赤いバックがアクセントになってくれるかと・・・

珍しく小物をいっぱい買った夏だった。あともう一つずっと欲しいと思っているのがサングラス。夏になると太陽の光に目が反応し、アレルギーが出て日差しが強い日などは目やにがいっぱい絶えず出てくる。なので私にとって夏はサングラスが必需品なのだ。だけど今持ってるサングラスはそれこそもう8年物ちかくになってしまいちょいと型が古い。だけどサングラスって思ったより値が張るのよねぇ~。そんな簡単に買えないのよ・・・よっぽど似合った物に出会わない限り。そしてそんな似合うサングラスにまだ出会わない。

thumb_IMG_8243.jpgそしてこれは今さっき、夕食後(天ぷら)何故か無償にデザートが食べたくなったそうな。ってな訳で夜の9時半過ぎからプリンを作りだしたクリ子。やっぱり甘いものが大好きらしいこのマメ男!

そしてこの夏の私の課題!それは日本に帰って時間もあることだし、色んな写真を撮ってちょいと写真のお勉強なんかをしようかと。どう撮ったらいいアングルで撮れるのかまだわからない。日本で色んな素敵な所、物に出会えそうなのでこの機会にちょっと頑張ってみようかな。

出会い

今日、生徒のお母さんから思わぬお誘いがかかった。残念ながら仕事があっていけないのだが。そのお誘いとは明日、彼女のお宅にお知り合いがこられるそうな。そしてお食事を家で一緒にするんだけど私も一緒にいかがですか?ってことだった。

thumb_IMG_7913.jpgそれだけ聞いたら、まず何時から?って人は聞くだろう・・そして私もその一人。そのお食事会は何時からと聞いた。それが仕事中で急に明日のレッスンをすべてキャンセルする訳にはいかなかったのでそれ以上何も聞かずに先に断った。

そしたらなんとその来られる方とはロシアの作曲家ショスタコーヴィッチとそして世界的に有名なチェリストであるロストロボーヴィッチと交流のあったピアニストなのだ。なんでそんな人がうちの生徒さんの家に来られるかって?それはこのお母さん(生徒の母)が大学でロシア語を教えてられる教授なのだ。彼女(このお母さん)もまた私の生徒であり、彼女からすれば自分の娘、そして自分の先生である私に是非、このピアニストといい機会だから会わせたかったらしい。

thumb_IMG_7958.jpgだけど今日の明日ではどうにもならない。彼女はまた別の機会に一緒にお食事をする機会を作ります!と言ってくださっていたが、正直そのお誘いを断ったことは勿体無かった。きっとそのピアニストの方はもうかなりの歳をいってられるだろう・・だけどその方と会うだけでも自分にはプレッシャーだし、勉強になる。正直、断った後にその方がどんな人だったか聞いたのだが、もしその日仕事が無かったとしてもきっと怖くて今回はいけなかっただろう・・・どこか自分を試されているような、そしてこの二人からとって教師である私にとってへまは許されない、また会話を楽しむってことにまだ自信がなかった私には、発展途上でどんな人との出会いも貴重とわかっていながら勿体無いことをしたと思う気持ちとそういう方との出会いにビビって前に出れない自分がいる。

たぶん普通のお食事をするだけだろう・・だけどまだそういうことの回数をあまり重ねていない私にとってはまだまだそう簡単にはいかない。だけどもし、次の機会があった時は是非ご一緒にお食事をさせて頂きたい!

仕事でどうしてもいけないので仕方のない話なのだが、でも心のどこかで私はこういう出会いを無駄にしてしまったことにこれでよかったのか?と思う自分がいる・・・