出会い

今日、生徒のお母さんから思わぬお誘いがかかった。残念ながら仕事があっていけないのだが。そのお誘いとは明日、彼女のお宅にお知り合いがこられるそうな。そしてお食事を家で一緒にするんだけど私も一緒にいかがですか?ってことだった。

thumb_IMG_7913.jpgそれだけ聞いたら、まず何時から?って人は聞くだろう・・そして私もその一人。そのお食事会は何時からと聞いた。それが仕事中で急に明日のレッスンをすべてキャンセルする訳にはいかなかったのでそれ以上何も聞かずに先に断った。

そしたらなんとその来られる方とはロシアの作曲家ショスタコーヴィッチとそして世界的に有名なチェリストであるロストロボーヴィッチと交流のあったピアニストなのだ。なんでそんな人がうちの生徒さんの家に来られるかって?それはこのお母さん(生徒の母)が大学でロシア語を教えてられる教授なのだ。彼女(このお母さん)もまた私の生徒であり、彼女からすれば自分の娘、そして自分の先生である私に是非、このピアニストといい機会だから会わせたかったらしい。

thumb_IMG_7958.jpgだけど今日の明日ではどうにもならない。彼女はまた別の機会に一緒にお食事をする機会を作ります!と言ってくださっていたが、正直そのお誘いを断ったことは勿体無かった。きっとそのピアニストの方はもうかなりの歳をいってられるだろう・・だけどその方と会うだけでも自分にはプレッシャーだし、勉強になる。正直、断った後にその方がどんな人だったか聞いたのだが、もしその日仕事が無かったとしてもきっと怖くて今回はいけなかっただろう・・・どこか自分を試されているような、そしてこの二人からとって教師である私にとってへまは許されない、また会話を楽しむってことにまだ自信がなかった私には、発展途上でどんな人との出会いも貴重とわかっていながら勿体無いことをしたと思う気持ちとそういう方との出会いにビビって前に出れない自分がいる。

たぶん普通のお食事をするだけだろう・・だけどまだそういうことの回数をあまり重ねていない私にとってはまだまだそう簡単にはいかない。だけどもし、次の機会があった時は是非ご一緒にお食事をさせて頂きたい!

仕事でどうしてもいけないので仕方のない話なのだが、でも心のどこかで私はこういう出会いを無駄にしてしまったことにこれでよかったのか?と思う自分がいる・・・

コメントを残す