折角チェコに来たんだからチェコの郷土料理を食べようよ~と張り切っていたのだが所詮、昔はオーストリアもチェコも同じ国であった為、郷土料理と言われるものもほとんどオーストリア料理と同じものが多かった。今回お料理を頂いたのがこの右のお店。モルダウ川の流れを見ながらテラスでお料理を!
だけどとりあえずはチェコビールで乾杯でしょう~ってな訳で今回はこのビールを。
そしてクリ子の前菜。スモークサーモンのバター添え。これが予想を反していた。きっとこれがチェコのサーモンの食べ方だと思われる。バターが添えてあるところも不思議だがこのサーモン、塩漬けしてあってからいったらありゃしない。とっても肉厚で弾力性がありまるでアンチョビの塩漬けを食べてるかのような辛さだった。
そして私の前菜がカマンベール焼き。オーストリアではなかなか出てこない前菜だがチェコではあらゆるところでこのカマンベール焼きがメニューにのっていた。
そしてこれがメイン。クリ子が何故かステーキ。食べたい物がそれほどメニューの中になかったそうな。
そして私のメインがタラのニンニクソースがけ。オーストリアでもこの料理はよく見かけるのだがやっぱりお国が違えばちょいと調理法も違うようだ。オーストリアでは塩コショウしてムニエルにしてあるタラにニンニクの摩り下ろしたのが塗ってあるのだが、ここのは輪切りのニンニクのスライスの生が山盛りのっている。その量、およそニンニク大4つ。これを食べた晩はあまりの自分のニンニクのクサさに何度も起きてしまったほどだ。
そして日を改めてやっぱりここでもビールを。今度は昨日飲んだ地ビールの黒ビール版を。う~ん、私は普通の方が好きかな?
そしてこの日はオーストリアのレストランではあまり見かけない料理を探す。
クリ子が鯉のムニエルにナッツとプラムのソースがけ。これが不思議な味だった。鯉の臭さが目立ってしまいナッツとプラムソースの組み合わせがうまいこと調和していなかった。クリ子も最後の方はお手上げ。
そして私はオーストリアでもレストランによってはおいてあるのだが牛のタルタル。これもチェコでは色んなところでこのタルタルを食べている人を見かけた。オーストリアでは生肉を好んで食べようとしないのに・・・お国が変われば考え方も違ってくるみたいだ。
そんなこんなで最後まであまりおいしいチェコ料理に出会えなかった今回の旅。だけど何事も挑戦。好奇心を持ってその土地の料理に手を出してみるのも経験。何事も経験さ!