銀の世界

さぁ~今日もザルツカンマーグートの旅を続けよう・・・あまり観光客には有名でない湖、ゴーザウ湖に行ってみよう。ゴーザウ湖の水はいつもすごく透きとおってて綺麗である。

IMG_2898.jpgゴーザウ湖にはこの湖とこの湖のまだ奥にもう一つ湖がある。この日はまだ行ったことのない奥のある湖まで行きたかったのだが雪が深くてあきらめた。だって私の足でもすでに太ももまですっぼり雪に埋まってしまってるんだもん。これ以上歩いていったらもう身動きできません。

IMG_2905.jpgなのでこの湖を一周することにした。お~クリ子さん、またあなた不思議なところに私を連れてきたわね。誰の足跡もないやん。あるとしたらうさぎの足跡だらけやん。太ももまである雪を掻き分けて歩くのは至難のわざであった。でも見えるだろうか?湖の奥の方に小屋があるのが・・・ここが唯一のレストラン。夏は結構な賑わいをみせる。私達も結婚式の後、叔父さんや叔母さんと旅をした時もここにきてこのレストランで食べた。もちろん冬は営業はしていない。

SKG2005_123.jpgだ~れもいない湖。足はもうグチョグチョだけどすごく静かで神秘的で綺麗だね。クリ子はだ~れもいないところを見つけるのが得意?だ。たまに変な道や崖なども登らされたりもするけれどその先にはいつも素晴らしい景色が待っていてくれる。歩いた甲斐があるというものだ。

冬のザルツカンマーグート

サウンドオブミュージックでお馴染みのザルツカンマーグート。やっぱりここに行くのは春か夏がいいだろう・・・だけど私は冬のザルツカンマーグートも大好きなんだな。人がほとんどいなくってとっても静かでそんな中に浮かびだす景色はまるで写真のよう。今日はそんなザルツカンマーグートへの旅をお届けしよう・・・

SKG2005_305.jpgここはサウンドオブミュージックで出てくる教会、そうMondseeからほど近いところに観光客にはほとんど知られていない山がある。Kolomannsbergという山である。ここにはオーストリアで一番古い木でできた教会がある。私達はお散歩がてらここに行ってきた。

SKG2005_302.jpgだ~れもいないね。何時間ぐらい歩いたかなぁ・・・・あまりにも誰もいないからなんだか怖くなってきたね。だけど雪がとっても綺麗でとっても静かでいいね。私達はマイそりをもって山を歩いていくんだけど、登り道結構ソリが重くて大変なんだ。

え~なんかここオーストリアの軍の土地なん??色んなところに危険ってかいであるよ~ほんと大丈夫なん??クリ子によればちゃんとガイドブックにも載ってるから大丈夫らしい。

SKG2005_306.jpgあ~やっと着いた。わ~古そう。12世紀に作られた木の教会がよくもちゃんとこんなに綺麗なままで残っているね。中に入ってみたらとっても素朴で味があってなんだか温かみのある教会でした。でもめちゃくちゃちっさい。驚いたことにこんな山奥に毎日誰かが朝教会の鍵を開けに、そして晩に鍵をしめにきてられるのです。大変だぁ~。ちゃんと私達もお祈りをし、マイそりに乗って帰りはビィユーンと帰りましたとさ。ちなみに教会の前にちょこって置いてあるのが私達のソリ。

暖かい毎日

SKG2005_118.jpg今年はなんだかヨーロッパのあちこちで暖冬らしい。ウィーンも冬時間に切り替わった頃はすごく寒かったもののそれ以降暖かい日が続いている。日中だと手袋も帽子もいらない。こんなのは初めてだ。私にとっては演奏会までは暖かい日であってもらった方がありがたいのだが、だけどあまりにも暖かい日が続くと地球のことを考えると少し心配になってくる。

SKG2005_110.jpgちなみにこれらの写真は去年の12月初めにハルシュタットに1泊二日で旅をした時のものである。今ハルシュタットに行っても絶対こんなに雪は降ってないだろう・・今年の2月には大寒波が襲いウィーンでも日中マイナス16度まで下がった。

SKG2005_201.jpgそしてこのハルシュタットは大雪に見舞われ大災害をうけた。今年はどうなるのだろうか??確実に地球がおかしくなってきている。私達にできることは私達の手でどうにかしなければ・・・・

IMG_1819.jpgでも冬になると寒くても暖かくてもこういうハムやソーセージの塊を買いたくなる衝動にかられるのは私だけだろうか??