気づけば夏休みも半分終わり

この夏休みも去年同様に日本に帰れずオーストリアに残り組みの我が家。母さんもくり子も6月中にワクチン接種を終えることができて比較的心に余裕を持って夏休みを迎えることができました。私達夫婦二人ともファイザーのワクチンを接種したのですが、母さんの一回目・・・少しワクチンを打った腕に少し筋肉痛みたいなものを感じただけで後は何の症状も出ませんでした。そして心配した2回目。熱が出るのか、身体がだるくなるのか・・・さぁ~かかってこい!!と覚悟を決めてワクチン接種に行ったのですが、結論として母さんの場合、筋肉痛も頭痛も熱も何の症状も出ることなく一回目より元気にその日から活動!!こんな感じで希望を持って夏休みを迎えることができた我が家。

海外にバカンスに出掛ける家族が多い中、我が家は今年も安全策を取ってオーストリア国内で過ごしています。くり子の仕事が忙しいこともあってほぼ母子家庭な生活ですが、子供たちはそれでも他の家族を羨ましく思うこともなく、毎日いっぱい遊んで楽しく過ごしています。

母さんも毎日仕事があるので、午前中は幼稚園や自主勉強をしてもらい、午後母さんの仕事が終わったら毎日夜ご飯用にお弁当を持って公園に行き、夜の9時まで公園で友達たちと永遠に遊んだ7月。母さん、毎日子供たちの楽しそうな顔を見ることができて嬉しくて満足してたのですが、毎日夜の9時過ぎに帰ってきて次の日また一番から仕事をする毎日に身体が持たなくなってきて悲鳴を上げだした7月末。

待ってました~~我が家にもやっとバカンス。日本人みたいなオーストリア人が我が家にはいるので、なかなか有給を取ってくれず、この夏も一週間だけバカンスを取ってあげる・・・と言われた母さん。この日を待ってました!!!オーストリアは基本年間5週間の有給を取ることが義務づけられてますが、なんと我が家のくり子さん。今年ももう半分以上過ぎてるのになんと6週間も有給が残ってます。(去年に取らなかった持ち越し有給が一週間)ロックダウンの長かったウィーン。その間も毎日母子家庭状態で頑張ってきた母さん、そして子供たち。もうバカンスが嬉しくって、毎日あと何日って指で数えてはバカンスまでの日を過ごしました。

天気予報では私達がバカンスする期間中、毎日雨ばかりでしたが、いざバカンスに行ってみると神様が見方してくれたのか、毎日いいお天気に恵まれて毎日これでもか!!ってぐらい色んなことをして楽しみました。

コロナで一年の半分以上を家で過ごす子供たちとの毎日。母さんにとって自分の家から離れることがこれほどいろんなことから開放されるのか・・・と感じられずにはいられなかった今回のバカンス。今回泊まったのは、我が家の定番、キッチン付のアパートメント。食事も掃除もベットメイキングも何も付いていなくて、すべて母さんがしなくてはいけませんが、時間がある時こそ子供たちに普段家で作らないものを作ってやりたいのが母心。ひさしぶりに日本のナポリタンスパゲッティーを作ったら、子供たちに大人気。小さい頃は苦手でもこうやって久しぶりに作ってみると大好きになってくれた料理って色々とあるのですが、こういう一品は時間がある旅の時だから作る気になるもので、時間に追われている時は必ず食べてくれると分かっている安全路線の献立になってしまうので、バカンスのこういう時間は母さんにとってとても必要な時間なのです。この他にもオーストリアでのバカンスなのに・・・と笑われそうですが、朝から鍋でご飯炊いて鮭のおにぎりを作ったり、三色そぼろご飯を作ったり、春巻きに焼肉・・・どちらかというと日本の食卓に並びそうなものばかり作っている母さん。

ウィーンの冷蔵庫に余っている材料を持って行き、バカンス中に使いきる!!そしてたまにレストランで日常から解き放たれて美味しい料理を楽しむ!!これが我が家のこの最近のバカンスでの過ごし方です。(笑)

お友達の別荘へGO!

いつの間にか気づけば、あと一週間で夏休み突入。厳しいロックダウンが解除されて少しずつ日常生活が戻ってきているヨーロッパ。くり子も母さんも明後日には二回目のワクチン接種が待っています。この夏は国内でできる範囲で子供たちと楽しい体験ができたらなぁ・・・なんて思っています。

さて6月に入って、コロナの感染者が減ったことで規制がだいぶ緩和されてきたオーストリア。6月初旬の連休にはお友達からお誘いをうけてザルツカンマーグートにある彼らの別荘に3泊4日で行ってきました。

この一年どこに行くこともなく、ほぼずっと家か近くの公園で過ごしていた子供たちにとって、高速道路を走って遠出をするのは一大イベント!!そしてそれもお友達ファミリーと一緒!!となればそれはもう大興奮!!家族全員、旅の前にコロナ検査をしに行って、コロナ陰性証明書をもらって無事に出発~!!

お友達の別荘があるのはザルツカンマーグートの中でも一番広い湖アッター湖のほとり。毎日お友達のお父さんが用意してくれる朝食をみんなで楽しみながら、その日のプランを考えます。

このバカンスの4日間でビーチに行ったり、登山をしたり、遠足をしたり、そして夜はみんなでバーベキューをしたり、夜中に甘いものが食べたくなってみんなでザルツブルガーノッケルを作ったり、ワインを片手にギターの生演奏を聴いたり・・・毎晩夜中1時まで語り合い、もう次の日があるから、今日はこれぐらいにしよう・・・と名残惜しくもお開きにする毎日。本当に楽しくって、みんな毎日すごくいい顔をしてました。

こんな大自然のところにまた来れるなんてつい最近までは考えられなかった・・・と思うと、もう弾けずにはいられません!!子供たちが大草原の中を走り回る姿を見て、これぞ本来の子供たちあるべき姿・・・と感無量になって涙が出そうでした。

お兄ちゃんや大人たちと14キロの崖っぷち登山。誰もがスカイは達成できるとは思っておらず、途中で引き返すことも考えたのですが、最後まで文句一つ言わず軽々と山登りをしたスカイ。5歳児あっぱれ!!君はボーイスカウトへ入りなさい!(笑)

今年の春は雨が多く、寒い日も続いたせいもあって春の訪れが遅く、6月でも新緑が美しく、見る景色すべてが絵画のようでした。

登山を達成した後にみる湖に注がれる夕日はなんとも平和でこの一年のことを忘れさせてくれるものでした。この景色を見ているとただただありがとう・・・と心の中で呟くみんな。

3泊4日の旅だったのに、色んな経験をさせてもらえて本当に感謝の気持ちでいっぱいです。Aファミリーありがとう~!!!

やっと学校が始まった!!

今週からやっと学校がはじまりました。ルーべの学校はハードロックダウンに入る前に校内でコロナのクラスターが発生して学校閉鎖していたので、およそ1ヵ月半ぶりの学校。学校の校長先生や担任の先生の問題は解決しないままの、コロナ爆弾を抱えながらの授業再開に親はみんなハラハラドキドキしながら毎日を過ごしてます。学校では2日に一回コロナの検査があるのですが、我が家は自主的にPCR検査を3日ごとにして感染予防に努めています。

今年のウィーンは春の訪れが遅く、今週あたりからやっと春らしい陽気になってきました。コロナ疲れといつコロナにかかるかもしれない爆弾を抱えながら、正直気持ちはいつも鈍よりしてますが、でも空が晴れるだけで気持ちは軽くなるものです。

基本的にはシックなものが好きなのですが、今はちょっとでも気分をあげる為に家の中に飾る花もできるだけ色の綺麗な明るいものにしてテンションをあげてます。

水仙やバンジーの美しさを幼い頃は分からず、自分では決して選ぶことのない花でしたが、今年は何故か立派なバラや美しい花よりチューリップや水仙、パンジーなど慎ましやかで可愛らしい花が愛おしく感じます。来年はいっぱい庭に水仙を植えようかと考え中。(歳を取った感がしなくもない・・・泣)

まだスーパーや郵便局、銀行などの最小限に日常に必要なお店しか開いてませんが、この半年間の間に少し経済を回す為に12月のクリスマスの2週間と2月半ばから一ヶ月間だけお店が開いていた時期を狙って欲しいものを注文して、ゆっくりと少しずつ家の内装やインテリアのものを買い揃えてます。そして母ちゃんの仕事部屋も2年半かかってやっとすべてが揃いました。

このシャンデリアはくり子がロックダウンが少し緩められた時期を狙ってやっとお店が開いたシャンデリアさんに足を運びクリスマスプレゼントに買ってくれたもの。そして後ろの絨毯は音響の為に発注したもの。この絨毯はハンドメードなのですが、生地に竹が使われていて、見てもどこに竹が織り込まれているのか母ちゃんは今だに判りません。

そしてこちらは誕生日プレゼントにプレゼントしてもらったもう一つのシャンデリア。これでやっと母ちゃんの仕事場も完成!!この一年のうちにお店が普通に営業をしていたのなんて、ほぼ半年だけ。買い物に不自由していて欲しいものがなかなか手に入らないし、お店に足を運んで自分の目て確かめたいものなんかは何ヶ月もお店が開くのを首を長くして待たなくてはいけない状況ですが、それでも少しずつ自分たちの住処が自分たちの描いた理想の絵に繋がっていくのが嬉しいです。

何事も制限された生活の中で今できることをゆっくりと焦らずに、楽しみを見つけて暮らすように心がけています。この週末は小さい頃、お婆ちゃんのお手伝いで種取りを手伝った金柑で金柑ジャムを作ろうと思います。