日本で感じた子供たちの成長

夏で11歳になったルーベ、そして7歳のスカイ。毎年環境の変わる日本に帰ると子供たちの成長をすごく感じる母さん。

今では20キロのトランクも簡単に持ち上げてくれたり、スカイの面倒を見てくれたり、くり子がウィーンに帰ってからはくり子に代わって機会音痴母さんを助けてくれて問題解決してくれるルーベ。国が変わっても自分のことは自分でちゃんとできるようになったスカイ。

母さんは頼もしくなってきた息子たちを見て誇りに思います。ウイーンでは頼りなかったり、言い合いをしたり、言ったことを全然聞かなかったり・・・それはそれは小さな問題が毎日いっぱいあってア~!!と爆発しそうになる母さんですが、こうやって去年の日本滞在と一年後の日本滞在で子供たちを比べてみるといっぱい成長していて、毎年少しずつ日本帰国も楽になってきました。

今年の日本帰国では京都だけでなく、色々な県を見て回って色んな体験をさせてもらいました。日本の文化や歴史に触れたり、日本の自然に触れたり、従妹たちと思いっきり遊んだり、とてもいい体験ができました。

日本に家族で帰るのは経済的にも他の面でも色々と大変で他のことを犠牲にしていることも多々ありますが、子供たちの成長が見られるいい機会。そして子供たちは日本でまたいっぱいの刺激を受けてきて、日本から帰ってきた後の子供たちは毎年自信をつけ、急にまた大きく成長をします。そういう意味でも日本帰国は私達にとって大きな意味を持つものなのです・・・。

日本の海・岡山 牛窓

オーストリアは海に面していないので、日本に帰るとどうしても海を子供たちに見せてやりたい母さん。今回日本一時帰国では両親が岡山県の牛窓旅行を招待してくれました。

日本に6週間帰っても両親や日本の家族と一緒に出掛けたりすることがほとんどないので、母さんのたっての願い、子供たちと一緒に両親と旅をして一緒の時間を過ごしたいという願いを両親が叶えてくれました。

くり子はもうウィーンに戻っていたのですが、両親、姉、そして私達3人とみんなでレンタカーを借りて岡山県への旅。母さん、中国地方は修学旅行で行ったきりほとんど行ったことがありません。だからすごく楽しみ~!!

一番の目的は太平洋に浮かぶ島を干潮を迎えた時に歩いて渡るということがしたかったのですが、生憎私達が行った時期は台風が接近している時でもあったので水かさが引かず、生憎歩くことはできませんでした。

その代わりにみんなで船を借りて夕日クルージング。船長さんがとってもいい人で私達に寄り添った案内をして下さったので、色んなことを教えて頂いたり、子供たちを楽しませて下さったり、しまいには時間を延長してまで夕日を十分に堪能させてくださったり子供たちにとっても母さんにとってもいい思い出となりました。

こちらの人はアクエリアスのコマーシャルに出るのだ!!と張り切って母さんに何回も写真を撮らせるルーベ。(笑)

まだこちらはとても可愛い坊や。母さんはこういう方がホッとするわ!

二泊三日の旅で太平洋の海や花火大会、そして福井まで足を延ばしてみんなで越前で陶器づくりに挑戦したり、みんなで色んなことを楽しみました。何より両親たちと一緒に旅をしていっぱい一緒の時間が過ごせたのが嬉しかった母さん達。じぃじ、ばぁば、さぁ~ちゃん、一緒の時間をありがとう~!!

オーストリアの短い夏

学校の関係で毎年夏に日本に一時帰国する我が家。コロナで移動ができない時期は夏もオーストリアに残っていたのでオーストリアを旅行したりもしましたが、基本的には毎年夏のほとんどを日本で過ごします。子供たちや母さんにとってオーストリアの夏を楽しむということはほとんど機会がありません。

日本を満喫できたのならオーストリアの夏を楽しめなくてもいい!という気持ちもあるのですが、やっぱり機会があればこちらの夏も楽しみたい!!

・・・ってわけで日本から帰ってきてから天気がいい日に仕事帰りに車を一時間ほど走らせて家族でブルゲンランド州のノイジドラー湖に夕日を見に行ってきました。

仕事の関係で早めにウィーンに帰ったくり子とも一か月ぶりのお出かけ。くり子は家族も大切にしてくれますが、彼自身、口には出しませんが自分の時間も必要な人(母さんも・・・)なのでこうやって子供や母さんから一か月離れて自分のリズムで生活をすることを大変必要としています。コロナの期間3年間日本に帰れない時期、くり子は一人になれないことに年月が経つと経つほどストレスを貯めていたのが傍からみていても分かるぐらいだったので、こうやってお互い一月ほど離れて暮らすのがちょうどいいのかもしれません。

折角なのだからと湖のほとりにあるレストランのテラス席を予約してくれて、家族4人で夕日を眺めながら食事を頂きました。

海がないオーストリアですが、湖は湖のよさがあります。海に面していない分、美味しい魚介類が食べられないのが残念ですが、ここで頂いたムール貝はすごく小ぶりでしたが味が濃縮されていて美味しかった。

2つの国、文化、生活習慣や考え方・・・私達夫婦、そして子供たちは私達以上に大変で苦労しているところがありますが、2つの国を行き来できることでオーストリア、そして日本の良い部分を自分たちの視点からいっぱい発見することができ、グローバルに世界観を広げていけることに感謝しています。そんな自分たちの置かれた環境を夕日を見ながら感じた母さんでした。