今回の旅は大人も休暇のつもりでやってきたのですが、蓋をあけてみたらほとんど子供中心の旅でした。子供たちが心からこの時間を楽しんでくれれば親はそれでいい。子供たちもこの半年コロナでいっぱい我慢してきたから、子供たちがのびのびと遊べたらそれで親は良し！
旅二日目にスカイにアクシデントがあり病院にお世話になるトラブルもあって正味フルに遊べるのは５日間。さぁ・・・何する？！お天気がよかったのは前半三日だけ。あとは雨がふったりやんだり・・・というお天気だったので湖で遊んだのは一日だけ。
この日はルーべのお友達A君が私達が宿泊しているところから３０分ぐらいのところにあるアッター湖に別荘を持っていてそこに今、来てるから遊びにおいでよ！とお誘いがあり丸一日お世話になりました。
A君のお母さんは親族の結婚式でトルコに帰省中。A君のお父さんがお昼ご飯からすべてを私達の為に用意してくれました。このお父さん、バリバリのキャリアでウィーンで裁判官をしてられるのですが、とってもフレンドリーで心優しいパパ。お昼ご飯を食べた後はアッター湖に泳ぎにいったり、夜はアッター湖の美しい景色を私達にみせてあげたい！と私達が湖岸で遊んでいる間に、魚屋さんに美味しい魚のパテを買いにいってくれたり、これまた美味しいパン屋があるんだ！そこにパンを買いに行ってくる！とパテに合わせるパンや果物、野菜、チーズ、ワインにワイングラスまで用意してリュックにつめて、さぁ～用意ができたから夕日を見に今から山までドライブしよう！！と山の高台まで連れて行ってくれました。そこから眺める景色はなんとも長閑で素晴らしくみんなで夜１０時過ぎまで楽しみました。本当に心のこもったおもてなしで母ちゃん、胸が熱くなった一日。気づけばA君を我が家にお持ち帰り！
・・・というのも週に半分はテレワークをしているこのパパ。でも週に二日は最低でもウィーンに帰って裁判官としてお仕事があるので、次の日は朝の４時に別荘を出発すると帰り際に聞いた母ちゃん。それなのにこんな遅くまで私達の為に色々と動いてくれたA君パパ。もともとウィーンでも家族ぐるみでお付き合いがあってA君とは家を行き来をよくする仲なので、お婆ちゃんや歳の離れた親戚と別荘で過ごすA君を明日一日我が家で預かっていいか？！と聞いてみたところ、A君もAパパもすごく嬉しいよ！本当に頼んでいいの？！なんて言うので、もちろん！！明日夜にここの家まで連れてくるよ！！この別荘に滞在しているA君パパの妹とも連絡先を交換して、A君と次の日一日遊ぶことにしました。次の日はお天気があまりよくなかったので一緒にヘルブルン宮殿に遊びにいって歴史を勉強したりびしょ濡れになるまで遊んだり・・・
家に帰ってきたら、カッパ巻きが好きというA君に手巻き寿司を楽しんでもらおうとみんなで手巻き寿司パーティーをしたり・・・（母ちゃん、休暇というより３人の子供の世話と給仕ばかりしてた？）
あれ？気づけばうちの子になってない？！（笑）ってぐらい我が家に打ち溶け込んでいて、気づけば３日間お泊り。結局旅の４日間をA君と過ごしたのでした。
旅の最終日ぐらいはお兄ちゃん達ばっかりじゃなくって僕たちだけでゆっくりと過ごそうよ～って声がこの人から聞こえてきそう。そうだね！ウィーンに帰る前の日ぐらいは家族だけでゆっくりしよう～！！母ちゃん大賛成！！