久しぶりの一人の夜

子供ができてから一人で外に出かけるってことがなかったのですが、先日生徒がソロコンサートをするということで一人で夜に綺麗な服を着て出かけてきたのですが、なんだかとっても新鮮でした。

この日は朝からルーべを連れて街のど真ん中までリハーサルに行き、ホールの音響などの最終確認をしたり、新生児を連れての街でのリハーサルは大変でした。でもかぁちゃんが仕事してる間はいつもいい子でいてくれるルーべ。ベビーカーを担ごうが、足に青地味が何個もできようが、ルーべが頑張ってくれている分、かぁちゃんも頑張るよ!

この日は1時間ちょいのソロのプログラムだったのですが、自分が演奏する時もかなり緊張ですが、生徒がソロコンサートをする時も違った緊張感が張り詰め、かなり神経を使いヘトヘトです。

課題は色々と残ったものの、よく一時間を越えるプログラムをこなしたものです。演奏会の後はルーべが待つ家に飛ぶように帰っていったのですが、それでも久しぶりに街灯がともる街を一人で歩いて帰ると、いつも追われたような生活から解き放たれ、街の夜景を見ながら深く深呼吸している自分がそこにはいました。

なかなかこういう時間はしばらくは持てないけれど、こういう一瞬、現実から解き放たれる時間というのも大切だなぁ・・と実感した夜。

さぁ~かぁちゃんの次の大きな仕事は9月半ばにある大学受験に生徒を受からせること。そして9月下旬の映画撮影・・・。頑張るぜい!!

ワイン祭

昨日ぶらりと行ったGumpoldskirchen。そこで偶然にもワイン祭がやっていました。そういや去年もここにドライブに来た時、ちょうどワイン祭がやってたっけ?

ワインを収穫する今の時期、各地でワイン祭が開催されているのですが、ここGumpoldskirchenのワイン祭はワイン畑の真ん中に一本通る小道が通っていて、そこにテントがはられ、それぞれのワイナリーのワインが試飲できるようになっているのですが、これがなんとものどかで雰囲気があっていいんです。

そのワイン畑の中央に通る一本のこのワイン道が結構長くって、歩いても歩いても道は先へ続きます。

ワイン通りの小道にちょっとスベースがあるとそこにテントが張られ、そこには藁を積み上げた椅子にテーブルが並び、藁の椅子に座ってワインを頂きます。

そしてワインを頂きながらワイン畑の景色を楽しんでいると、そこにはオーストリアの民俗音楽の楽隊が奏でてくれる演奏が流れてきて、う~ん、ここはどこだ?って気分にさせてくれます。

八月終わりからこの時期にかけていいお天気が続いているオーストリア。きっと今年のワインは美味しいものができるんじゃないかなぁ・・・。楽しみ!!

この数日、日中は暑くて外を長時間歩くのはしんどいですが、夕方は日差しも和らぎお散歩するのには持って来い。来週末もこのワイン祭やっているみたいなので、興味がある方は是非行って見てください。のんびりとした時間が過ごせます!

そしてこの方はこの通り。スヤスヤお休み中!!でもワイン通りはいわゆる農道なので、でこぼこ道。ベビーカーを押すにはデッコンボッコン。な訳で結局ずっと抱いて行って帰りは舗装された道で帰ってきました。

Gumpoldskirchenのホイリゲ

今年の夏は青空が広がり、そして暑すぎない快適な日が多くて過ごしやすいです。そんな残りわずかな夏日を楽しむべく、今日はGumpoldskirchenへ行ってきました。

ここは私達の大好きな所で、年に何回か散歩がてら来るのですが、今の時期は必ずと行っていいほど毎年来ています。

今回訪ねたホイリゲは先日オーブンしたばかりのお洒落なホイリゲ。以前はいかにもっていうホイリゲだったらしいのですが、新しいオーナーになってからちょっとモダンでBioを意識した食材を料理に取り入れて、斬新かつ洗練されたものになったそうです。

お洒落なテーブルセッティングがしてあり、ゆったりとした雰囲気の中でお食事が出来ます。こういう時間っていうのは女性には嬉しい限りfです。

まずは飲み物。クリ子はつい最近で始めた今年のSturm。そして私は絞りたての葡萄ジュースを淡彩水で割ったもの。この葡萄ジュース、疲れが吹っ飛ぶ美味しさ!

そのあてにはお食事が出てくるまでこれで楽しみます。ワサビとリコッタチーズを混ぜたもの。Liptauerと呼ばれるホイリゲではよく出てくるものでパプリカ、タマネギなどを羊乳のチーズで混ぜたもの。そしてSchmalz(ラード)とかぼちゃオイルを混ぜたもの。これらを黒パンに縫って食べます。これがどれもとっても軽くて繊細でとても美味しく、ここの料理に期待が持てるものでした。

あまりお腹がまだ減ってなかったので、軽めの食事ってことで春巻き。いや~なんでホイリゲに来て春巻きなんだよ・・・と言われそうですが、メニューを見たときにこれが美味しそうに映ったんです。でも食べてみるとやっぱりこれ、ホイリゲで食べなくてもいい料理かも。でも味は本格的な味がする春巻きでなかなかいけました。

お食事にはやっぱりホイリゲに来たらワイン。私はほぼ飲ましてもらえないのですが、味見と題して二人で赤と白、両方を頼みました。

そしてデザートのTopfenと言われるフレッシュチーズのお団子にHollerkoch添え。あまりお団子が好きでない私ですが、これはとっても軽くて優しい味がしていくらでも食べられます。洋ナシやリンゴをプラムなんかで炊いたHollerkochの甘酸っぱさがまたお団子とよく合ってこれは絶品!

家族経営だと思うのですが、お店の人はみんな民族衣装。やっぱり民族衣装は映えて綺麗!日本人が着物が似合うようにオーストリア人は民族衣装が本当に似合っていて素敵です。接客もいいし、この街に次来た時も是非、またここで食事をしよう~!!