Z家のニコロ

明日12月6日は聖ニコラウスの日。今年いい子にしていたところにはお菓子がいっぱい入った袋がニコロからプレゼントされる。

Z家ではもう子供達がとっくの昔に成人したのに、毎年一緒にニコラウスの日をお祝いします。クリ子のパパは子供達との時間がとても大切で、行事をみつけては子供達全員に号令をかけるのです。

今年はニコロの日が平日だったので、週末にちょっと早いニコロを家族でお祝いしました。

号令をかけたからには、お父さんが責任をもってケーキ作りかお料理まで作るのがこの家の面白いところ。昨日は杏の入ったパイとナッツのお菓子、バニラソース、その他にもいっぱいお父さんの手作りお菓子が用意してありました。そして晩御飯はマメスープ(これはクリママ作)にお父さんのほうれん草とモッツェレラチーズのキッシュ、サラダに前菜がまだ色々とあってもうお腹いっぱい。

子供達(っていっても大人達なんですが・・)はお母さんが用意しておいてくれたナッツやミカン、ニコラウスのチョコレートやクリスマスに良く食べるドライフルーツなんかがいっぱい入った袋をもらうのがこの家の行事。

別に集まったからと言って大した話をするわけでもないのですが、皆で一緒にテーブルを囲んで喋るのがなんとも温かい時間。

クリパパとママからすると私達はいつになっても子供。なんだか照れくさい感じもするけれど、やっぱりこうやって二人が私達の為に心を込めておもてなしをしてくれるのはやっぱり嬉しい!クリパパとクリママ、今度は会うのはイブの24日だね!!

Die Fledermaus

先日、久しぶりにオペレッタが見たくなってフォルクスオーパーに”こうもり”を見に行ってきました。

フォルクスオーパーで”こうもり”を見るのは初めてだったので、とても楽しみにしてたのですが、その期待に答えるような大満足するものでした。

オペレッタは話が難しくないし、楽しいものが多いのでオペラがそれほど好きでないクリ子も喜んで一緒に見に行ってくれるのも嬉しい。

舞台演出がモダンなものが多いこの数年の傾向ですが、この演目だけはとっても華やかで昔ながらのウィーンのいい演出でした。

ロザリンデ役のソプラノ歌手が調子があまりよくなかったのか?声があまりのびなかったのが少し残念ですが、それ以外はなかなかのものでした。特に看守役のフロッシュが歌は歌わないもののベテランの演技で、観衆をとても楽しませてくれました。

毎日の日々の日常に追われて、なかなか夫婦でゆったりと音楽鑑賞に行くという機会はあまりありませんが、ちょっと心身ともにいっぱいいっぱいな時だからこそ、こういう時間が必要なのかもしれません。

この後、食事でもして帰りたかったのですが、この演目が終わった時間がもう遅かったので、この日はそのまま家に帰ってきました。あ~外で一杯だけでもいいから、いい雰囲気のままワインでも飲んで帰りたかったなぁ・・・。(笑)

今度は久しぶりにバレエでも国立オペラ座に見に行きたいと言っているクリ子。うん、行こう~行こう~!!

”生活の質”の高さ

アメリカの某会社が世界200都市以上を対象に”生活の質”の高さに対し調査したところ、2年続けて今年もウィーンが世界一に選ばれたそうな。

ウィーンは重大な犯罪が少なく、自転車用道路や公園も充実し、インフラや路上の安全性、公衆衛生サービスの良さなどで高い評価を受けたらしい。

確かに夜遅くに一人で歩いていても怖くないし、衛生上も道路も公共機関もいつも綺麗だし、芸術面や娯楽という面でも豊かだし、私自身、日本を出て異国の地に住むところがウィーンであったことにとても満足してます。

私にとってはとても住みやすい街でも他の人にとっては違うかもしれない。そんな時にこのような評価を受けるとやっぱりなんだか嬉しくなる。確かウィーンは世界の中で”世界でもっとも住みやすい街”という調査でもメルボルンに続いて2位という高評価を受けています。

ちなみに”生活の質”のランキングの2位以下は2位チューリヒ、3位オークランド、4位ミュンヘン、5位デュッセルドルフ。東京は46位だったらしい。

私にとってはここは外国で日本に住んでいた時に比べて、言葉や文化の違いなんかで決して住みやすいとは思わないけれど、もしかしたらある意味においては日本にいるよりも住みやすい街なのかもしれない?!この街に住めることに感謝をして毎日を過ごさなくては。ハハハ!!