月: 2007年4月

オーストリアではただいまキリストの復活祭真っ最中。この時期たいていの人が実家に帰ってイースターを家族と一緒に祝う。そんな訳でZ家も皆に集合サインが出されZ家に集まった。今年はサラがいない為、お庭でのイースター卵探しはないけれどクリママが庭にイースター用のデコレーションをして出迎えてくれた。

木にぶら下がった卵、よく見ればこんなカワイイのもある。

この最近春らしい暖かい日が続いていてZ家の庭にも色んな花が顔を出していた。

意外と日本と同じ花が庭に咲いていることにびっくりだ。

白い花が一面に咲き乱れていてとっても優雅。

今年で５年目となるZ家とのイースター。手の凝ったことは何もしてないけれど久しぶりに会うおばあちゃんやクリ子の兄弟、叔父さん達とお庭のお花に囲まれながらテラスでティータイムを過ごすのはとっても楽しい。そして何よりもみんなの元気そうな顔がそれぞれの充実感を現している。

残念ながら私は昨日の夜中から体調を壊し、今日は家でお留守番。とっても楽しみにしていた会だけにとても残念だ。クリ子の実家に行ってもリラックスできる自分の居場所があることはすごく幸せだ。いつもクリ子の家族に大切にしてもらい、私が実家に行くことをすごく楽しみにしてくれている。そんな母ちゃん、バアちゃんだから私が今日体調不良で行けないと知ると、もしかして？？もしかして？？なんて想像したらしい。手を叩いてもう二人で空想の世界に行ってしまっていたらしく、私に子供が出来た時なんてミートボール作ってたら急に気持ち悪くなってそれ以上作れなくなったのよ～（クリママ談）。私はな、ケーキが食べたいなぁ～って思って棚からケーキだそうと思ったら急に気持ち悪なったわ（バアちゃん談）。いやいやアナタ達ご期待に添えないで悪いんですが、私たんに胃を壊してしまっただけなのですが！きっと胃にウイルスが入ったと思われる。何か食べたり飲んだりすると胃とお腹が痛くなってそして気持ち悪くなる。その上、熱まであるから前にも苦しんだちょっとした胃腸炎みたいなものだろう。

クリ子～久しぶりに家族水入らずで楽しんでおいでよ！私のことはいいから。と言ったら晩まで家に帰ってこなかった。病人が家にいるというのに・・まぁ、私がゆっくりしておいでって言ったんだけど。そんなクリ子は実家で軽い晩御飯を食べてきたらしい。日本の食卓から想像すると信じられないかも知れないがオーストリアではまだまだ家庭の普通の夕食と言われるとパンにチーズにハムのハイジのような食卓なのだ。こりゃ、オーストリアの奥さん楽だわ！ってこの前、日本に帰った時に言われたっけ？？

おまけ・・・エアリッヒ（クリ子の叔父さん）から庭に咲いた桜を頂いた。これを日本の萩焼きの花瓶に生けると一気に日本の雰囲気になるから不思議だ。京都も今ごろ桜が満開なんだろうなぁ？？

今日は一日気分がよかったりブルーになったり、また気分がよくなったり、これこそウィーンのまるで４月のお天気のようだ。（直訳して４月の天気と言われる言葉があるようにウィーンのこの時期、めちゃくちゃ晴れて暖かいかと思えば次の日は雪で、またコートを羽織るっていう日が繰り返される。そんな日が済めばやっとほんとの春がウィーンにも来るのだ。）まぁ・・・むかついて色んなこと考えてあ～気分転換にお風呂でも入ろ～うなんて気休めに日本の温泉のもとを入れて温かいお風呂に入ってゴシゴシ体を洗って・・・そんなことしてるうちにクリ子が帰ってきて”やばい！今日のOyumichenはちょっとおかしいゾ。要注意だ！”ってな雰囲気を感じとったのか、ちょいと心のケアーをしてくれる。そして美味しいご飯を食べて週末だから好きなだけワインを飲んで・・・ちょっとは気がすんだかな？色々思うことはあるよ・・生活してると。焦らずに一歩一歩進んで行こうよ！っていうのがいつも私が最後に行き着くところ。だけど焦っちゃったりイライラしちゃったりするんだよなぁ・・・まぁ、それが人間かぁ・・・

最近、いいこともあれば考えさされることもある。これはほんの一部のことだがやっぱりここに住んでると国民性の違いというものを感じたりする。それは人によって違うのでいちがいに国民性や国にまとめて考えてしまうのはどうかと思う。だけど例えばいつも気になっていることがある。それはこっちの人はなかなか謝ろうとしないことだ。日本人は何かあったらすぐ”スミマセン”と謝る。これがいいか悪いかは私にはわからない。だけどそういう環境の中に長いこと住んできた私にとってどう見てもあなたが悪いでしょ！って時にこっちの人はなかなか謝らなくて言い訳をする。一言、ごめんね!って言ってくれれば気が済むのに絶対その言葉を言いたくないかのように言わない。多分、すぐに謝るという習慣がないのだろう・・（これも人によって違うのでオーストリア人とまとめることはできないが）

例えば先日、クリ子が私をピックアップしてくれることになっていた。約束の時間になっても迎えにきてくれない。仕事が長引いてるのかな・・と思い、もうちょっと待ってみることにする。あまりにも変だと思い、電話してみると”今どこ？？私長いこと待ってるやけど・・”　”今何時？””もう約束の時間とうに過ぎてるけど・・”どうもクリ子は仕事に熱中していて時間のことを忘れてしまっていたみたいだ。仕事が忙しいのなら仕方がない。長いこと待ったけど自分でどうにかして帰るよ。だけどその電話中、一言もあ！ごめん！忘れてた！って言葉がないのだ。あ！今何時？え～もうそんな時間？？っていう答えは返ってきても。ここで一つ、ごめんね！って言ってもらえるだけでどれだけ気が楽になるか！それを言ってくれただけで待ちぼうけをくらった私の気持ちがじゃぁ。。仕方ないね！って思えるのだが言い分けだけを聞かされて最後にはじゃぁ。。一人で帰ってきてくれる!って言われるとついつい憤慨してしまう。人にもよるのだろうが、私はこのことがなかなか許せない。結婚をクリ子から申し込まれた時の条件に自分に否があったり悪いと思ったら素直に一言謝ってくれる？！それ約束できる？？じゃないと私はイライラすると思う。これ教育の違いだと思うけれど私はそのことが気になるの!って条件を出した。そしたら努力します！って答えが返ってきた。だけど今気づいた。彼はこの件にしても悪いとは思ってない。だから謝らないのだ。仕事に熱中していて時間を忘れてしまったのは仕方がないこと！とすまされてしまうのだ。これはクリ子に限らず結構な数の人達がこういう考えを持っている。そんな時の私の心は炎がボー！と３つぐらいたっている。だけどこれは注意してもなかなか直らないことのように思う。国民性でまとめてはいけないとわかっていてもやっぱり国民性が違うんだよ。

これは色んなことがある中の一つの例である。だけどこの考えの違い、っていうのが何か自分が社会に出てしようと思うとぶつかる。あ～仕方がない！ここはあきらめようと思っていても知らぬ間にそれがストレスになってそれが貯まり、たまに爆発する。あ～私のこれからの生活、これの繰り返しなんだろうなぁ・・・この環境に慣れなくちゃな～。あと後々私達が子供を持った時、このことは国民性では許されない、これは守ってもらいたいってことと、ここは私が折れるべきってこととの区別はちゃんとつけておかなくては・・と思う今日この頃。あ～こう考えるとやっぱりなんか難しいなぁ・・・生活していくって。

春になってきて薄着になりはじめると急に自分の脂肪というものが気になり始める。ジーパンを履いた時にベルトの上からはみ出すビヨンビヨンの脂肪。ちょっと揺らしてみるとボヨヨ～ンと振るえてくれる。私はまるで魚か？というぐらいにこのわき腹についたエラのような脂肪でワタシャ、泳げそうだよ。

このエラに気づいたのが一週間前、体重計にのると２キロも増加していた。気づけばお尻もだいぶ肉が増えたようだ。これはいかぬ！と思い先週からダイエットをはじめ、ちょいと体重も落ちたかな？って期待をもたせた先週末、体重計にのってみると減ったどころかプラスまた２キロだった。なんでだよ～運動もしてるし、食事も制限してるし・・かなり哀しかった。

大好きなご飯も大好きなパスタもでん粉質と言われるものはほぼとっていないし、油の少ないものや野菜多めの食事を摂ってるのにこの２週間で４キロ増加ってどういうことよ！

確かに忙しかった先月は一品で形になるパスタやご飯ものが多かったと思う。だけど・・・だけど・・・ひどいじゃないか？私達はもともとガリ男クンとポチャ子ちゃんカップルさ。クリ子が私のような食事を摂ると痩せていく一方だ。だからと言って私がクリ子のようにガッツリした食事を摂ると見る見る間に太ってしまう。どうしたらいいのだろうか？一度クリ子用の食事、私用の食事を分けて作ってみたがクリ子はそれを異様に嫌がった。同じ食事を同じように二人で分け合って食べたいらしい。だけどそうすると私痩せられないのよ～、クリ子。

なんだか夢見そうだわ。ガリ男は骨、皮、筋オ君でいつも寒い、寒いと言っていました。ある日、寒い夜のこと、ガリ男君は寒くて目が覚めてしまいました。寝起き眼でどこかに毛布でもないかと探しているとそこにちょうどよさそうな温かいフワフワのお布団がありました。ガリ男クンは早速、そのポカポカ布団に巻きついて寝ました。フと気づくとそのボカボカ布団はOyumichenの肉布団でした。ハハハ！！なんちゃって・・・・あ～こうならんようにダイエットがんばろっと！！