一面ワイン畑!

半分死んだような病人と共に始まった今回の旅行。普通ならウィーンから高速で飛ばして三時間弱でつけるはずのここだったけれど、今回は渋滞や工事中で速度規制があり結局行きに4時間近くかかってしまった。

IMG_9644.jpgクリ子~一体どこにいったらワイン畑が見えてくるんよ~!ワイン畑の”ワ”って言葉も出てこうへんぐらいワイン畑見えてこうへんけど・・・いやいや、Oyumichen,もうすぐ見えてくるからお待ちを~!!

IMG_9568.jpgこのワイン街道はLeutschachから始まりGamlitzまでおよそワイン街道を一周すると30Kmぐらいの道のりだ。

IMG_9657.jpgワイン街道にはいろんなワイン農家が所有するワイン畑が広がっている。そしてそんなワイン畑の側を走っていると自家製ワインを売っています~!という看板がいっぱい色んなところで見かけられる。

IMG_9693.jpgちなみにこれは鳥が葡萄の実を食べないように風が吹くと風車のようにこれが回りだし、パタパタと音を出し鳥達を近づけさせないような仕組みになっている。これワイン畑の至るところで見ることができる。

IMG_9571.jpg雰囲気のよさそうなワイン居酒屋に入ってワインを試飲しながらこの時期が旬な焼き栗を食べながらいろんなワイン農家のワインの味比べをする。

IMG_9575.jpgワインの香りや味わいなど、調和が取れてて安定感があって美味しいのは、その中でもやっぱり市場に出回っている有名なところのワイン農家のものかな。バランスが取れていて安心して飲める感じ。

IMG_9569.jpgさぁ~ワインの試飲をいっぱいしておいしいワインを見つけて買って帰るぞ!と勢い込んでる私達だが、病人さんはほとんどワイン飲めず・・・トホホ。

つづく・・・・

Weinstraße in der Südsteiermark

昨日の晩、無事に旅先からウィーンに帰ってきました。半ば病人みたいな奴を連れて・・・

IMG_9660.jpg準備万端にしてから金曜日の晩、寝床についたのに、次の朝になったらなんだかクリ子がおかしい・・どうも風邪をぶり返したらしい。夜中に寒気と高熱でうなされ、朝方にいっぱいの汗と共に熱が下がったご様子のクリ子。このままじゃ旅にいけるのか心配だったのだが、本人はホテルもすべて予約してあるから、大丈夫!行けると言う。

IMG_9576.jpgじゃあ本人がそういうのであれば・・・と一応、色んな薬やらなんやらを用意して車で出かけた。行き先はオーストリアとスロベニアの国境地帯、Südsteiermark州にあるWeinstraße(ワイン街道)。この地帯はオーストリアでも有名なワインの名産地。辺り一面にワイン畑が広がる。それがこの時期、紅葉をはじめてとってもロマンティックな風景になるのだ。その紅葉が見れるはたった一年のうち2週間ほど。それも今週か来週。11月に入ってしまうと霧がかかってしまうのでワイン畑が綺麗に見えないのだ。って訳で私達は2ヶ月ほど前からこの旅行を計画し、この日が来るのを楽しみにしていた。

IMG_9580.jpg私達がここに来た前日までおよそ一ヶ月に渡って、お天気が悪くワイン畑がほとんど見えなかったという。それがこの日、青空が広がり一面に黄色く色づいたワイン畑が広大な敷地に広がるその風景を見ると、どんなに無理してもこの時期にきてよかったと心から思える一瞬。

IMG_9573.jpgワイン畑以外にはなんにもないここ。だからこそ何もかも忘れてゆっくりできるのかもしれない。時間がゆったりと流れるここでは自分達が美しいと思えるところをドライブし、その後は自分達の足でワイン畑を歩きまわる。そしてワインの収穫で摘み忘れられた葡萄をちょこっと摘まんで食べてみてはいろんな畑の葡萄を味見する。ワインの種類によって育てている葡萄も違うので、葡萄自体を味見するとなかなか面白い。とってもフルーティーで甘い葡萄。それから皮自体がしっかりしていて中身がとっても少ないけれど、でも味わいのある葡萄・・・こうやっていろんな葡萄の種類から色んなかたちでワインの種類が出来ていくのね!なかなか勉強になって面白い。

旅の詳細はまた後日・・・

ルーブル美術館

世界の有名美術館で思い浮かべる5本の指の中に絶対入ってくるだろうルーブル美術館。なんと言っても一番、ここで有名な絵画はダ・ビンチのモナリザではないだろうか?

IMG_7798.jpg何を隠そう・・私は正直言ってあまり絵画のよさがわからない。だから美術館に行ってもサラ~っとみる具合で有名な絵画に出会っても、ここにはいっぱいの素晴らしい絵が並んでる中でも一際この絵がなんで有名になったのがわからない・・・ってのが正直なところ。確かに色の使い方が綺麗だったり、描くラインが美しかったり、そこに込められてる表情がなんともいえない味わいを出してたりするのだが、それは有名な絵だと思うからジ~と見て良さを自分の中で探しているのかもしれない。

IMG_7800.jpgこんなド素人の私はそれでも機会があれば一年に一回は最低美術館に行くようにしている。歳と共にまた違う発見があるかもしれないから・・

IMG_7801.jpgそんな考えを持つ私達はパリでもルーブル美術館を訪ねた。クリ子はここを今までに何回か訪れているので、私に付き合って一緒に回ってくれているのかと思ったけれど、これが意外や意外。今までの美術館巡りの中で一番、真剣に一つ、一つ絵を見て回っていた。その思いは私も一緒だった。私達は全部の絵を見たわけではない。いくつかのセクションに分かれているこの美術館で、私達はお目当ての絵、そしてセクションだけを熱心に見て回った。

IMG_7805.jpgこれがいつもなら初めは凄い・・と感動する絵画も数と共に飽きてくるのだが、ここの絵画のコレクションは何故か飽きが来ず、一つ一つを熱心に鑑賞することができる。何故なんだろう・・回ったセクションがきっとお気に入りの分野だったのだと思う。

IMG_7806.jpgそしてクリ子と二人で驚いたのが、有名なモナリザであったり、他の絵画の前で絵具を使って、絵の勉強をしていることだ。ウィーンでは鉛筆などでデッサンしている人とかはよく美術館で見る。だけど絵具を持ち込んでここで絵の勉強ができるなんてなんてフランスは芸術に寛大なのだ・・・とクリ子がボソっとつぶやいていた。

IMG_7809.jpg何事も国それぞれなんだねぇ・・・だから色んな国が見たくなるんだよね。旅の帰りの道中、クリ子が”次はどこの国に旅に行きたい?”と聞いてきた。これってクリ子も旅好きになってきたってことかな??ってもう旅先は決まってるんだけどさ。