旅に行ったらそこの郷土料理を食べるのも一つの楽しみ。ってな訳で二日目のレストランはここだ!と決めているところがあったのだが、大人気らしく3週間前に予約しなければ、このシーズンここではお料理を頂けないらしい。トホホホホ・・・残念ながら準備不足の為、思い描いていたお料理は頂けず。
さぁ~どうする・・・小さい村だけにそんなにちゃんとしたお料理を食べられるところが少ない。色んなホテルやレストランを回ってみるも、私達が思うものには出会えず、結局またここに戻ってきました。
まずは本日のアペリティーフ(食前酒)。Gelber Muskateller。他の白ワインに比べてマスカットの香りの主張があり、ちょっと甘めのワイン。
そして前菜はこのレストランで作っている作りたてほやほやのヤギのチーズとルッコラのカボチャオイルがけ。普通ヤギのチーズってもっと硬くてパサパサしているのにここのはお豆腐みたいにすっごく柔らかくて、ヤギのミルクくささがなくってほんとお豆腐かパンナコッタみたいなモノを想像させるお料理だった。これってできたてホヤホヤだからできる技なのね。
メインは前日、お肉だったこともありこの日は私が白身魚とこの地方で取れたカボチャのリゾット。魚は、すごく身が引き締まっていて臭みもくせもなくとても淡白な味わいだった。日本にはない魚なのだが、オーストリアでは川か池に生息する魚らしい。オーストリアに来てからだいぶ経つけれど、このお魚を食べたのは初めて。
クリ子はマスと旬のお野菜のお料理。脂身がのったおいしいマスでこの旬のお野菜と食べると、マスとお野菜の味のコントラストがあってとっても美味しかったらしい。
お腹も膨れてきたところでデザート。今が旬のプラムのコンポート入りクレープ。
そしてデザートにはそれに合うデザートワインを・・・ってなことでBeerenauslese。葡萄が駄目になるぎりぎり前までワイン畑で育て、熟させ摘み取ってできた甘味と風味がとっても高いワイン。
そしてそれに合うチーズの盛り合わせのお皿も。フランス式に最後に色んなチーズを食べさせてもらいながら、ワインを頂く。普通頂くものは牛からできたチーズだが、ここのはすべてがここで育てられたヤギのチーズ。ヤギのブルーチーズにヤギのクリームチーズ。そしてカボチャの種が練りこんであるチーズ。リンゴのチーズ・・諸々6種類のチーズ。ヤギのチーズってこともあってどれも淡白でデザートには持ってこいだった。もしかして食後には私、普通のチーズよりヤギのチーズの方が好きかも??
ってな訳皆さんもお気づきだとは思いますが、二日続けて同じところに行ってきました。二日続けても行きたいと思えるぐらい味もプレゼンもお店の雰囲気もとってもよくって大満足するレストランでした。もしここらへんに行くことがあれば是非、立ち寄ってみてください。お料理と価格、すべてにバランスの取れたなかなか満足のいくいい レストランです!