サント・シャベル、”聖なる礼拝堂” という意味を持つこの教会にはその価値が世界最大級といっていいほど見惚れるステンドグラスがある。
ルイ9世によって造られたこの教会は昔、王宮の礼拝堂として造られた。しかし時代と共にその後、宮殿自体はなくなってしまった。今では最高裁判所として高貴な貴族たちが自分たちの陳述を王の前に訴える場としての「法の寝椅子(lit de justice)」となっている。
しばし、この美しいステンドグラスを堪能して下さいませ。
600㎡にも及ぶこのステンドグラスはそのうちの3分の2が1248年に建てられた当時のものである。1248年って一体日本でどの時代よって話よね。それがオリジナルのまま、こうやって色んな時代を超えて残っていることに感動する。
このステンドグラスは聖書を通じて語られている人間の歴史、創世記からキリストの最後までが描かれており、このステンドグラスを眺めていると飽きない。
ルイ9世の命令によって造られた礼拝堂は王が宮殿から直接通り抜けられるように造られていた、まさに王の為のチャペルなのだが、この下には宮殿のすべての居住者のために教区教会として使われた教会がある。それがこれ。
そしてこの教会の横にはマリーアントワネットが死刑にされるまで過ごした牢獄がある。今では裁判所と牢獄にはさまれたひっそりして目立たないこのサント・シャベル教会。だけど警備はどこの観光地よりも一番厳しく、荷物審査から身体チェックまでしっかりとされ、やっと通してもらえるそんな教会なのだ。
あ~明日はまた滞在ビザのためにお役所に行かなくてはいけない。この地の人と結婚してても毎年、滞在ビザの更新では腑に落ちない。結婚してビザ更新、3年目になる今年こそは5年ビザをもらうぞ!ってこれが結構面倒なのよ。移民局みたいなところに朝から列になって長いこと待たなくちゃいけないから・・・でも仕方ない。ってわかってても東系の言葉が行き交うあの場に行って、役所の人からも粗雑な扱いを受けると思うと今から億劫・・・あ~何事も経験!と自分に言い聞かせよう!