杏の使用法 第2弾

一昨日の杏ケーキに引き続き、我が家では杏を堪能しております。何せ7キロも買ったもんで、ある程度は生で楽しんで、後は傷む前に何か保存できる方法を考えなければ、ってことで一番てっとり早い杏ジャムを作りました。

大きめのお鍋に山盛りいっぱい杏を入れて炊いたのに、なんとできた量は瓶3本分。随分減っちゃったもんです。きっとその分、旨みが凝縮されていることでしょう・・・。

この3本は8月にウィーンに来てくれる両親に日本に持って帰ってもらう分。是非、日本で待ってる家族にも食べてもらいたいんでね。

また杏ジャム第二弾を作ろうっと!!

パテシエ”クリ子”の杏ケーキ

我が家のお菓子作り係り、クリ子が早速アプリコットを使って昨日、ケーキを焼いてくれました。

オーストリアではどこでも見かける杏のケーキ。スポンジケーキの上に杏をのっけて焼いただけのシンプルなケーキ。

シンプルだからこそ飽きずに最後まで美味しく食べられるケーキ。朝食に一切れ、おやつに一切れ、夜食に一切れ。甘酸っぱい杏がつい、もう一個と危険な方向へと導いていきます。今回の杏ケーキ、焼いた早々から杏ジャムでも作ったかのような甘酸っぱいいい匂いが部屋中に漂ってます。

さて7キロも買った今回の杏、次は何にして食べようかな?!

Wachauer Marille

世界遺産になっているヴァッハウ渓谷周辺ではワインも有名ですが、この時期アプリコットでも有名なところです。

ここで取れるアプリコットの中でもオリジナル・ヴァッハウアーマリッレは紀元前3000年から2000年に中国で育てられていたアプリコットで、それがギリシャやイタリアなどのヨーロッパに渡ってき、オーストリアには今から2000年前にドナウ川沿いに渡ってきたもの。

ヴァッハウ渓谷の周辺には色んな種類の杏が植えられていますが、このオリジナル杏は肉厚で大きく香りが高い。このオリジナル・ヴァッハウアーマリッレのブランド名の印をもらえる杏は少なく、私達もヴァッハウに行ってこの杏を探すのに苦労しました。

先週から収穫が始まったこの杏。今年こそは・・・と思い昨日車を走らせて散歩がてら買いに行ってきたのですが、うん!やっぱり他の杏とは一味も二味も違う美味しさ!

無農薬なので虫が食っていたり裂けていたり見かけはあまりよくありませんが、味は保障済み。う~ん、生で食べるのも美味しいけれど、その他にもケーキやジャムにもしたいな!