ホイリゲでしか食べないザウアークラウト

先日、山に散歩に行った帰りお腹がすいたのでワイン畑にあるホイリゲに寄って帰ったんですが、ホイリゲって安いし、週末なんかは昼から夜遅くまでずっと店を開けてるところが多いので私達はかなり重宝してます。

真夏の暑い時期にホイリゲに行こうとあまり思わないけれど、(昼間は暑いし、夜は蚊に刺されるのが嫌なんで・・・)秋口になると自然と足がそちらの方に進むのはなんなんでしょうね。

ちょっと色づいたワイン畑を眺めながら、飲むお酒と食べる食事はなんだかとっても美味しく感じるんです。この日はザウアークラウトと豚を炊いたものにお団子。あとはジャガイモの酢漬けしたサラダを頂きました。

ザウアークラウトって体にいいらしいんですが、家では決して作ろうとは思わないので、ホイリゲに行ったら必ず頼む一品。大抵はザウアークラウトのサラダを頼むんですが、この日はパプリカで炊いたもの。パプリカと炊くことでザウアークラウトの独特の酸っぱさが消えて食べやすい!

この日はこれだけでは物足りなかったので、デザートに小さめのパイを赤ワインと一緒に頂きました。プラムと杏、炊いたものが中に入っていて、ちょっと甘いものを食べたいって時にはこれが軽くていいんです。

雰囲気がよくってお財布にも優しいってホイリゲは庶民の味方。家の近くにいっぱいホイリゲあるってこれ、かなり危険です!!

散歩の後の昼食

午後から天気が崩れると天気予報で出ていたある日曜日。それなら朝のうちに散歩にでかけて、帰りに昼食を外で食べて雨が降り出す前に家に帰ろうゼ!なんて予定をたてた私達。

バイクでウィーンの森を走りぬけ、出てきたところはリンゴ畑。ここにはいっぱいのリンゴの木がありました。あとプラムの木や洋ナシの木なんかもあったかな。

週末の朝に森を散歩するとなんだか得をした気分になるのは私だけ?まだ人もまばらで、静か~な森をクリ子と二人で歩く。大したことないことなんだけど、私達にはとっては今、この時間が大切に思える。

森の中を歩くこと一時間ほど・・・車が走る道に出てきました。そしてその道の側に一軒だけポツンとホテルが立っていて、今日はそこでお昼ご飯を食べて帰ることにしてたんです。

この日は嵐が来る前で風がすごくきつかったので、テラスでは食べずテラスに面したホテル内でお食事を頂きました。まずはまだこの時期、暑かったのでガスパッチョ。これシェフからのお心遣い。

クリ子が久しぶりにコースメニュー食べない??なんて聞いてきてくれたもんで、この日は珍しく昼からいっぱい贅沢にお料理を頂きました。まずは前菜2品。スモークサーモンの前菜。

牛肉のカルパッチョ。このカルパッチョが美味しかった。牛肉とパルメザンチーズ、ケッパーのバランスがよかった。

そしてこれからオーストリアでは旬のカボチャを使ってカボチャスープ、かぼちゃオイルがけ。うわ~すごいかぼちゃオイルの量・・・なんてこれが運ばれてきた時は思ったのですが、食べてみるととっても香りのいい上質のかぼちゃオイルでカボチャスープによりコクがでて美味しかった。

そしてフォアグラ入り鶏のソティー、パスタ添え。フォアグラってワインと一緒に一口食べると最高に美味しいと思うのに、二口目にはなんだかひつこく、重く感じしんどくなってくるのはこれまた私だけ??結局、最後は鶏に詰め込んであるフォアグラをどけて食べた勿体ない私。

もうこの時点でお腹いっぱいだったので、デザートまでいけるか心配だったのですが、このチョコレートのアイスがすごく美味しくって、こんなに大きいのにも関わらずペロリと平らげてしまいました。美味しいとどんなにお腹がいっぱいで入るから不思議。

このホテル、すごく綺麗で調度品もアンティークばかりのホテルなのに、なんだかすごくこじんまりしていてお料理大丈夫なんだろうか?なんて心配してましたが、どれもとてもレベルの高いものでびっくり。帰り際に廊下でよ~くみてみると、ここのお料理、色んなグルメの賞を取っていたすごい腕前のコックさんがお料理を作ってるみたい。どうりでどれも味が繊細で、際立っていたんだぁ~と納得。クリ子、ご馳走さま!!

Sturmの季節

先日お墓参りをした後、二人でささやかにお誕生日をお祝いをしたくて帰りにホイリゲに寄って帰った私達。

今日のホイリゲはこちら。この日はオーストリアの国旗が靡いていたけど、特別な日だったのかな?

この数日ウィーンはとても暑かったので、この日はワイン畑が見えるこちらのお庭でお食事を頂くことに。

夜のそよ風とアコーディオンとヴァイオリンの音色に酔いしれていると今年初めてのSturmがやってきました。夏の終わりから秋口にかけて出回るお酒。ここのSturmは今までに飲んだことのない独特の味わい。きっと葡萄の種類が一般的にSturmに使われている葡萄と少し違うのだと思うのですが、葡萄の香りと皮の苦味、そして酸味がしっかり主張したものでした。私達には少し濃かったので、この後炭酸水で割って頂くことに。

あまりお腹がすいていなかったので、この日は鶏の山賊焼き。

そしてホイリゲ定番のキャベツの酢漬け。

あと残りわずかなウィーンの夏を楽しみながら、この後ワインに切り替えて夜中まで二人で色んな話をして、ささやかな祝杯をあげたのでした。