ビーツスープ

クリ子が作ってくれて美味しかったビーツのスープ。何も言わなくてもクリ子から進んで作る工程を写真に収めるというできた?パートナー。

って訳でせっかくクリ子が作り方を写真に収めてくれているのでレシピを紹介しますね。

“材料4人分” 

生のビーツ3つ(または缶詰か真空パックに入ったビーツ3つ)、生クリーム125ml、玉ねぎ1個、固形ブイヨン1つ、ワサビ大匙2杯程度(多めの方が美味しい)、ニンニク、塩、胡椒、白ワイン、粉末キャラウェイ 各少々、オリーブ油、お好みでレモン、(生のビーツを使う場合はローリエ一枚)

“作り方”

1. 生のビーツを使う場合は皮を剥き、ローリエと一緒にビーツが柔らかくなるまで湯がく。湯がいたビーツ、または缶詰、真空パックに入ったビーツを小さく切り、デコレーション用に細長く切ったビーツも用意しておく。(今回私達は真空パックになった湯がかれたビーツを使いました)

2. 玉ねぎをみじん切りにし、お鍋にオリーブ油を入れ炒め、塩もこの時に少々入れる。

3. 2にビーツを入れてしばらく炒める。炒まったら白ワインを少々いれて、アルコール分が飛ぶまで炒める。

4. 3にブイヨンと水500mlを入れ、しばらく炊いたら4をミキサーにかける。(ミキサーにかけた状態を見て、水が足らない場合は好みで水を足してください)そしてお鍋にスープを戻し、火にかけ塩、胡椒、粉末キャラウェイ、ニンニクを味見をしながら少々入れる。

5. 分量の生クリームをわさびと一緒に泡立て器で角が立つぐらいまで泡立て、出来上がったホイップクリームの2/3をスープの中に入れて混ぜる。(お好みでレモンの絞り汁を少々いれてもいい)

6. 出来上がったスープを器に注ぎ、飾りに残しておいたビーツの細切りと残りのワサビの入ったホイップクリームをスープの上に盛り付け完成!!

日本には滅多にない新鮮で斬新なスープなので是非、興味のある方は作ってみてください。体に良くって日本人が好む味です。

Melkで腹ごしらえ

修道院を見た後、お腹がすいたので街中心街まで下りてきて、美味しそうなレストランを探したのですが、まだ観光シーズンが来ていないようで閉まっているお店が多く、どこもひっそりとしてました。

こんなところにも観光シーズンっていうのがあるっていうのも驚きだったけど、あまりの静けさにこの日の食事はこの街でありつけるのだろうか?と心配になってきまました。でもやっとここならと思えるレストランに出会うことに・・・。

4つ星ホテルの中にあるレストランなのですが、外に出ていたメニューを見ても値段もそれほど高くなかったので、ここなら味の保障もできそうだということでここに決めました。まずはホルンダーシロップとスパークリングワインの食前酒。この後温泉に行くつもりだったので私は頂いていないのですが、とっても香り高い食前酒でした。

私のホタテのスープ。お野菜から摂ったスープでほのかに生姜とカレー粉が隠し味に入ったあっさりとしたスープにホタテのグリルがのった一皿。これが出てきた時、今日の料理も期待が持てると確信しました。

クリ子の赤カブとワサビのスープ。赤カブをブーケガルニで摂ったスープと一緒に炊いて、生クリームと牛乳、隠し味にニンニクが入った結構パンチのあるスープ。これにサワークリームとワサビをちょこっとアクセントに入れた一皿。クリ子がすごく気に入ってました。

メインはクリ子がまたまた牛のステーキとマッシュポテトと野菜炒め。この方、ドコ行ってもお腹がすいたらステーキ。ちょっと味見をさせてもらったのですが、ステーキの下にひいてある赤ワインソースがとても美味しかった。

そしてもう一つのメインが子牛のGulaschとここ手作りのSpaetzle。グラッシュとはハンガリーから来た牛をコトコトとパプリカと色々な香料と煮たシチューみたいなもので、ここオーストリアでも随分前から郷土料理になっているぐらいポピュラーな一品。これとシュペッツレと一緒に食べると美味しいのだ~。

もうお腹いっぱいなんですが、折角なんでデザートも・・・っていうことでケシの実のケーキ。ケシの実のケーキはとってもふわふわで軽く、そこにザッハトルテのようにここのはチョコの間にアプリコットジャムが挟んでありました。うん、なかなかのボリューム!

そしてもう一つがTopfenstrudel。こちらにしかトップフェンっていうのがないのですが、少し酸味がきいたフレッシュチーズみたいなもので、リコッタチーズに似てるかな?このトップフェンにレモン汁やお砂糖なんかを入れて作ったトップフェンクリームと干し葡萄をうす~い生地で何重にも巻いたパイに、バニラソースがたっぷりかかったデザート。これもオーストリアではどこでも食べることができる庶民的なデザート。これが意外や意外。ここのはめちゃくちゃ美味しかった!!トップフェンがフワフワで滑らかでスフレに似た食感。

もうお腹いっぱい・・。これ以上はもうお腹に入りませんってぐらい満足いくまで昼から食べてしまいました。だけどこの後、温泉に行ってカロリー消費するから目をつぶることにしましょう・・・。週末の贅沢ってことで!!

久しぶりのオーストリア料理

先週の土曜日、天気予報でこの日は晴天だと聞いていたので、仕事の後すぐにクレムスに車を走らせて、久しぶりにゆっくり二人でデートをすることにしていた私達。

クレムスの中心街をぶらりと見て回った後、久しぶりにオーストリア料理を食べに行きました。何故か田舎の方に行くと、オーストリア料理がとても食べたくなる私。ウィーンでは一度としてオーストリア料理を食べに行こうなんて気が起こらないのに・・・・。スマートフォンで日本で言う食べログみたいなので事前にレストランを下調べしておいたクリ子。本当はここ”Jell”に行きたかったのですが、生憎満席で入れず。ここは大人気店みたいで予約なしでは入れないらしい。是非、次クレムスに来た時はここで食べた~い!!

その後色々とレストランを見て回ったところ、ここから程近いところのレストランに入ることにした私達。入った時はお客さんの数も少なく外したか??と思ったのですが、後から次から次へとお客さんが入ってきてここも満席。早めにここに来てラッキーでした。これだとお料理にも期待が持てます。

まず私達が頼んだのがズッキーニとニンニクのクリームスープ。ニンニクスープはよくオーストリアであるのですが、そこにズッキーニを入っているものは珍しい。これが意外や意外。とっても美味しい!!ズッキーニがとっても新鮮なのか甘みが全面に出ていてそれでいてズッキーニがクタクタでなくて歯ごたえがある。これとここ手作りのチーズのパンと一緒に食べるともう最高~!!

前菜のスープがかなり美味しかったので、この後の料理にもかなり期待が上がります。家族経営でアットホームな感じのお店でお店の人とお話をしながらお食事を頂けるのも嬉しい。

メインはクリ子が豚の焼いたものにペンネ。見かけは大したことないんですが、このお肉がめちゃくちゃ柔らかくて美味しかった。このレストランきっと素材にとてもいいものを使ってると思われます。この豚の料理、オーストリアではどこでもあるのですが、ここまで柔らかくてジューシーなお肉に出会ったのは初めて!!これは感動しました。そしてペンネの方も燻製にしたベーコンを使っているのかいい出汁がでていてこれも最高に美味しい!!

そして私が天然もののシャケのムニエル・アスパラガスのリゾット添え。やっぱり天然もののシャケは味が違いますね。身が引き締まってて香りが高くて、ほんのり塩コショウをしてあるだけで後は素朴な仕上げになっていたのですが、素材がいいだけにこれで十分。アスパラのリゾットと食べるとこれまた相性がいい。

もうお腹いっぱいだったのですが、どれもあまりにも満足いくものだったので、デザートも頂くことに。リンゴのフライ・バニラソース添え。これもお腹がいっぱいなくせに美味しいものだからペロリ!!

ここのレストラン、ノーマークだったのにも関わらず満足度100%でした。お店の名前は忘れちゃったけれど、場所は頭にしっかり入っているのでまた必ず訪れたいと思います。

久しぶりのオーストリア料理、堪能させて頂きました!!