当たった!!

この舞踏会には宝くじみたいなものもあり、会場で配られる抽選券みたいなのを買うことができる。一等賞は確か1グループ8人分のチロルへの一週間旅行券をプレゼントだったかな?そして二等賞はグルメ券・・・などなど、そんなのがあったのだが、そういうのには興味がなかった私達は、その抽選券を買わなかった。

そういや、抽選券を買わなくても、違うホールで配られているクラップフェン(揚げドーナツ)を食べて、中にイチゴジャムが入っていた人は、老舗パン屋さんから景品がありま~す!!って司会の人言ってたっけ??(普通のクラップフェンには杏ジャムが入っている)そんなことを忘れて、ただでクラップフェンが食べられる~食べなきゃ損!損っていう関西人的精神で大きなクラップフェンをかぶりついてみると、なんと苺ジャムが入ってるではないですか~!!

パンパカパ~ン!大当たりです~!!この大きなパンかこのカゴをどうぞ・・・。と言われ、こんな大きなパン(1メートルぐらいあるパン)うちら二人では食べきれないから、このカゴの中から一つ貰おうよ~とカゴの方を指さすと、なんとカゴごと渡されたではないですか!はい、このカゴすべてアナタのものです~!!

って言われてもこのドレスでこの大きなカゴを持って歩いていると、皆にアナタ~当たったのねぇ~!て声をかけられる始末。

でも私にでも食べられそうな甘さ控えめのパウンドケーキなんかが多かったから、毎日仕事の合間にでも食べられるのでなかなか重宝しそう!主催者の方々ありがとうございました!

グルメ舞踏会?(U-Bahnball 2010)

ワタクシ、お恥ずかしいことに今回初めて市庁舎の中に入りました。こんなに大きい建物なんだから、さぞかし中にも色んな部屋やホールがあって大きいのだろう・・・と思ってましたが、やっぱり大きかった。

もちろん、中は市役所としての機能をちゃんとしてまして、毎日、お役所関係の人が通勤しているオフィスでもあります。

その中でも一番大きいホールではお役所関係だけのことではなく、演奏会や展示会、催しものがよく開催されています。

いや、今回はこの市庁舎を見に来るのが、目的だった訳ではなく、もちろん舞踏会にきたんです。この地下鉄舞踏会、クリ子と地下鉄が主催する舞踏会ってどんなんだろうねぇ??なんて言っていたら、これ一見するとグルメ舞踏会?と間違えるようなそんな舞踏会。

何故って、舞踏会なのにお食事がメインか?と思わせるぐらい、ホールのサイドにまずは前菜のビュッフェ。そしてメインデッシュのビュッフェ。そしてデザートのビュッフェが次から次へと運ばれてくるんです。そしてこれらのお料理がかなりイケル!この舞踏会の入場料の一人当たり70ユーロのチケットにこのお食事も含まれているからすごい。これらの料理はきっと市庁舎の地下にある Wiener Rathauskellerから運ばれてきてるものだと思われる。通りで美味しいはずだ。

この後にも食後のちょっとした甘いお菓子や、赤ワインを飲む人にはフランス式のチーズの盛り合わせや、夜の12時になるとオーストリアのパーティーなどでよく出てくる夜中に小腹がすいたでしょって人の為にグーラッシュ(シチューとパン)が出てくる。そして朝には朝食用のパンまで配られる。(舞踏会と言われれば、大抵朝の5時まで開催されている為)これすべてが馬鹿にできないぐらいちゃんとしたお食事たち。ほんとここまでくると、”私達食べに来たの?”と錯覚に陥りそうになる。

踊るスペースがこんなに小さくても大丈夫な理由がわかったよ!だってみんなほとんどの人がずっと食べて、飲んで後は舞踏会の雰囲気を楽しんでいる人がほとんどで、踊ってる人は少数。それもその踊ってる人のレベルが皆、かなりのレベルなので、ぶつかったりすることもなく、みんなスムーズにエレガントに踊ってらっしゃる。

よくできた舞踏会だ。初めてこのバルに来た人達は、皆、こんなにお食事がメインな舞踏会は見たことも行ったこともない!と口を揃えて言っていたけれど、ほんとその通り。

来てる人もみな、地下鉄舞踏会ということもあって気さくな感じの人ばかりだし、着てくる服もドレスじゃない人もいるし、男性は普通のスーツって人も多かった。(クリ子もその一人)日本からこちらに旅行で来られて、ダンスは踊れないけれど雰囲気だけでも?って方には、もしかしたらこの舞踏会ってとっても参加しやすく、楽しめる舞踏会の一つじゃないかな?あまり知られていない舞踏会だけに、参加してる人達もほとんどオーストリア人。だからこそ地元の舞踏会を見てみたいって方にはお勧めかも?もちろん有名な舞踏会も良いけれど、こんなちょっと変わった舞踏会も私はいいじゃないかな?なんて思う。

U-Bahn Ball 2010

昨日、今年二回目の舞踏会に行ってきた。今回行ったバルはU-Bahn Ball 。直訳すると地下鉄舞踏会。

こんな聞いたこともない舞踏会だけど、何故これに参加したかというと、まずウィーン市庁舎で開催される舞踏会にまだ行ったことがなかった私。今年は是非、一度ここで開催される舞踏会に行ってみたかった。そして二つ目は、週末に開催される舞踏会だったから。そして三つ目は、オケが Wiener Symphoniker(ウィーン交響楽団)が演奏してくれること。

後は行ってからのお楽しみということで、何も下調べもしずにこの舞踏会に参加した。王宮で開催される舞踏会に比べて、カジュアルで肩に力を入れることもなく気楽に参加できるのは、嬉しい。

今回はテーブル席を予約していたので、音楽を聞きながら、自分達が踊りたい音楽が流れてきたら、踊りにいくだけで、後はずっと席に座っていられたので、すごく快適だった。

でもびっくりしたのが、メイン会場がほとんどテーブル席で埋まっていて、どこで踊るの??って頭にハテナが浮かぶぐらい踊るスペースが小さかったこと。さてこの舞台でどんな舞いをデビュタントがしてくれるのか興味津々だったが、この舞踏会ならではのなかなか可愛らしい演出だった。(デビュタントの踊りが見たい方は上の画像をクリックしてください)

普通の舞踏会ではデビュタントと言われれば、ウィンナーワルツやデビュタントに使う音楽と踊りがあるのだが、ここのは何もかも自由。なんか肩に力が入っていないこんなラフなのも時にはいいんじゃない??

こんなに舞台が狭いから一体どうやってみんな踊るんだろう・・と思っていたけれど、これがなかなか上手いことなっていた。私達自身も今まで参加した舞踏会の中で、一番踊っていたんじゃないかな?

この続きはまた明日・・・・。