Bärlauchの季節

今年もBärlauchの時期がやってきました。日本ではラムソンと言われる西洋ニラ。今、ウィーンの森は一面ラムソン畑。ドライブしていると外からニンニクの匂いがプ~ンとしてきます。

このラムソン、生でもいけますが、私は個人的にはこのラムソン使ったスープや、ペーストにしてお肉に塗ったり、野菜に塗って食べるのが好き。それから餃子の中に入れても美味しい。

大きくなりすぎると香りも味も落ちて白い花が咲き出すのですが、先週末はちょうど収穫時。私達も山の奥の方の誰も足を入れていないようなところでラムソンをいっぱい摘み取ってきました。早速湯がいて食べてみたらとっても甘かった。これもしかするとこんなに甘いんだったら、辛子あえとか、梅であえても美味しいかも。あと鰹節とかでも・・・・・。

新鮮なうちに食べられない分は全部、軽く湯がいて小分けにして冷凍庫に保管しました。これでしばらくラムソンを楽しめます!!ラムソンの次は、アスパラガス。これも今からが旬の時期です。

上を向いたら花が・・・

ずっと寒くて下ばっかりみて歩いていたせいか気づかなかったけれど、昨日あまりにも天気がよくって空に目を向けたら、こんな光景が目に入ってきました。

ウィーンの春はまだ先だと思っていたけれど、ここにも春がやってきてたのね。ウィーンにも小さいけれど何本かある桜。気づけば桜が満開なところも。今年は冬が比較的暖かかったから、桜の開花時期が早いように思う。

ウィーンも今日は最高気温21度まで上がりTシャツ一枚で、アイスクリームを食べてる人が何人も。この人達も春の訪れが嬉しくってたまんないんだね。明日も一日お天気がいいみたいだから、散歩にでも行こうっと!

皇帝も食べた?

Badenに足を延ばした日、お腹が空いたのでこの街で食事をして帰ることにした私達。お腹の空き具合が頂点だったので、レストランを吟味して選ぶ余裕もなく、何軒か見て回ったあと入ったオーストリア料理屋さん。ここにはフランツヨーゼフやシッシィーの写真がいっぱい飾ってあり、当時の景色や街並みが写真をみて感じとれます。

何故、私がここを選んだか??って??だってお店の前に書いてあった看板に、間違ったエスカルゴ!という料理名に惹かれたから。間違ったエスカルゴってことはエスカルゴは出てこないにしても、それに似たようなものがエスカルゴを調理するときみたいにオリーブ油とニンニクのソースの中に浸かったオーブン焼きが出てくるのかな・・・・なんて想像してたら、出てきた料理はこれ。イメージと違いすぎる。これはただの鶏胸肉のチーズオーブン焼きじゃないか!

あまりのショックにビールでも飲んで気を落ち着かせることにします・・・。

そしてもう一品が、フランツヨーゼフ皇帝がいた頃の当時のシュニッツェルとも、ここのお店の看板料理とも解釈できる”Damals Schnitzel|”。豚のヒレ肉にハム、トマト、そしてチーズをのせて焼いたもの。これはなかなかのボリュームで食べ応えもあって合格。

やっぱりオーストリア料理を食べにいくなら典型的な伝統料理を食べるべきと反省した私。この2,3年ほどたまに食べたくなるがっつりオーストリア料理。でもこんな私も一番落ち着くのは千切りやひじきの炊いたもの。ってわけでただいまひじきと千切りを炊いております・・・。