シェーンブルン野外コンサート

ロシアのプーチンさんが今日お帰りになったと思ったら入れ替わりに今度はアメリカのクリントンさんがウィーンにやってこられた。何をしに来られたかって??それはシェ-ンブルン宮殿であるウィーンフィルの野外コンサートを聴きに来られたのだ。新聞でよれば多額のお金を払ってきて頂いたのにクリントンさんはその後に用事が立て続けに入ってるのでとんぼ返りされるとのことだった。ってそんな話はどうでもいいって?

IMG_5485.jpg肝心の演奏会。今年初めてこの夏の野外コンサートというのに行ってみたがすごい人で音楽なんてゆっくり聴いていられない。

IMG_5476.jpgいろんな人が前を行きかう。どうも観光客が多いみたいだ。色んな言語が聞こえてくる。こんなんだったらテレビ中継を家で見てた方がウィーンフィルの演奏を堪能できたかもね?なんていいながらそれでもそれなりにこの雰囲気を楽しむ。

IMG_5490.jpg音楽の盛り上がりに合わせて花火がバン、バン!といっぱい上がった。

IMG_5481.jpg入場料がタダのこの演奏会。ウィーンフィルの演奏がタダで聴けるのはとっても嬉しいがこの人の多さと音が風にのっていろんなところに散らばってしまい音楽に集中できない。来年からはテレビでこのコンサートを観賞だな!だけどこの演奏会のだいごみにそれはそれで楽しいひと時を過ごさせてもらったのでした。

暑い!!

ウィーンは今日一日真夏日だった。昨日も30℃ぐらいあったのだがまだ風があったせいかそんなに暑くは感じなかったが、今日は風もやんでしまい暑さだけが体に試練を与える。暑い、ほんとに暑い。歩いているだけで太ももから汗がタラ~って流れていくのがわかる。手なんかには汗をかいてしまい握手するのが大変。うわぁ~ベタベタの手ばれへんかったやろ~か~?

IMG_5450.jpgそんな中シェ-ンブルン宮殿に演奏会を聴きに行ってきた。もちろん冷房なんてほとんど存在しないウィーン。ほとんど締め切りのホールで演奏を聞くのはあまりにも酷だった。段々頭が散乱してきて音なんて雑音にしか聞こえない。きっと水分が足らないのだろう。しまいにはクリ子と二人で頭痛に苦しみ、どうする?帰る??ってな状況に陥った。

IMG_5456.jpgだけどせっかく頂いたチケット無駄にするのも失礼なので休憩時間にちょいと水分補給をして後半対策を練った。クリ子~こっち向いて・・・はぁ~暑くてその上眩しくってそっち見れへん!あ~暑い・・・

IMG_5457.jpgちょいとこの噴水で気分だけでも涼もうよ、クリ子~。ちょっとはなんか癒されるやろ??どう??どう???

IMG_5466.jpgちょいと冷たい飲み物を飲んだお陰か後半は演奏を聴くことに集中できた。今回の演奏会はアマチュアのオケの演奏だったがなかなか悪くはなかった。そら上を求めたら色々思うことはあるけれど趣味にしてはなかなか頑張ってられたのではないだろうか?ブラボーだよ。

さぁ~明日はもっと暑くなるそうな。どう対処するかねぇ・・・

色んな声

IMG_2060.jpg今日は昨日の演奏会について書こうと思う。って考えさせられることが多いからあまり書きたくはないのだが・・・結論から言えば演奏会は大成功だったのだと思う。私一個人としては満足いかないところが多々あるが・・・でもその部分は謙虚に受け止め次のステップとしたい。

IMG_2062.jpg今回のバイオリンとのプログラムはお客さんにわかりやすい音楽、できるだけ皆さんが知ってられる曲、そして日本の曲を取り入れた。みんなノリノリで聴いて下さっていたと思う。あ~やっぱりうまく書けない。思うことが色々とありすぎてそしてまだ自分の中で昨日の演奏会が整理できていないからどうしてもナーバスになってしまう。

IMG_2069.jpg大成功に終わりはしたが自分のソロでは自分の弱さがでてしまい、あと会場の雰囲気にのまれてしまった自分が憎い。やっぱりすみません、上手く書けません。

IMG_2071.jpgだけど嬉しかったこともあるんだ~。沢山の方が私の音楽を認めてくださり、今度演奏会をする時はうける曲じゃなくって私の聴かす音楽が聴きたいと言ってくださった方々がいたことだ。いつも演奏会をする時に選曲に迷う。音楽の道を進んでる者としては有名なきれ~いな曲ばかりでなく内容のある曲を弾きたいと思う。だけどそれは誰もが知ってる曲ではないので素人さんには退屈がられることがある。だからと言って今回のように知ってる曲ばかり選曲するとウケはいいが内容が少ないものとなってしまう。だけど今回聴きにきて下さった人の中に、いつも私でも知ってる曲を弾いてくれると嬉しいな!って言ってた人が私、知らない曲でもちゃんと曲の隅々まで考えてあってそして色んな音色や音楽の表現をしてくれるOyumichenの曲の方が聴きたいって思った!って言ってくださったのだ。これでなんだかすごく気持ちが救われた。これを読んでられる方は何が言いたいのか分かってもらえないだろうが、私としてはすごくその感想が嬉しかったのだ。

最後に忙しい中演奏会に来て頂いた皆様、そして温かく私を見守ってくださった皆さんに感謝すると共に、私がピアノの練習場所に困っていた時、前の大家さんが最後の一週間、いろんなところに私の為に練習室を貸してもらえるよう声をかけて下さった、その優しさと私の為に部屋を提供し下さった方、そしてその一週間夜の11時まで私のレッスンに毎日付き合ってくれ、毎晩食事が夜中になってしまっても何一つ文句も言わず協力してくれたクリ子。そして私の音楽に理解を示して下さりバックアップしてくださったZens家の皆様に心から感謝しております。有難うございました。

おまけ・・・私達が今回演奏会をした会場。演奏会当日は写真を撮る余裕がなかった為、二日前のリハーサルの時の写真です。