オイゲン公はグルメ?

IMG_1837.jpg昨日、オイゲン公が当時食べていたという食事が売っていたので食べてみた。この料理、フランスからきたらしい。オイゲン公はフランス生まれのイタリアのサヴォイア公の子孫にあたる貴族だ。だからきっと彼はこの料理をフランスから持ち込んだのだろう・・・

IMG_1816.jpgこの料理、円盤のような大きいチーズを半分にきった切り口を直火焼きし、溶かす。溶かしている間にどうしても確かめたくなったOyumichen。これほんまにオイゲン公が食べてたん??ってお兄さんに聞いてみた。そうしたら自信を持って”そうだよ!”と答えてくれた。

IMG_1829.jpgそういうことにかなり興味がある私、それ何世紀頃の話なん??オイゲン公っていつぐらいの時代に生きてはった人??って次々と聞きたくなったがこのお兄さんはどうもフランス人のようでわからないと言われてしまった。そしたら横の叔父さんが1663年から1736年って即答してくれた。すばらし~い!!あ~バッハとだいたい同じぐらいの時期の人なのね!って一人で何故か納得してしまった。

IMG_1832.jpgそんなことを言ってるうちに出来上がった。はい~どうぞ!!

IMG_1834.jpg見かけは不細工だがこれすごく美味しかった。この直火にしたチーズと生ハムやサラミがとっても合っておいしい。もちろんジャガイモも。その他にピクルスやエシャロットがついていた。見かけ通りすごくどっしりとくる料理でこれ全部食べたらもうお腹がいっぱいになってしまった。体にはあまりよさそうな食事には見えないがきっとオイゲン公は舌が肥えていたのだろう・・・・

リンゴの山

IMG_1607.jpg先週末にクリ子の両親を訪ねた際に庭にできたリンゴを山のようにもらった。少し古くなったりあたったりしていたのでできるだけ早く使おうと今日の晩、クリ子と頂いたリンゴの半分を保存用に乾燥させることにした。この乾燥リンゴ、とっても甘くってビタミンもたっぷりでちょっとつまむにはいい。

IMG_1601.jpg作り方と言えば、まず最初にもちろんリンゴを洗います。

IMG_1611.jpgそしてその後、リンゴの芯の部分だけ刳り抜く。

IMG_1614.jpg刳り抜いたリンゴを輪切りにしていく。

IMG_4893.jpgそして輪切りにした物から順にレモン水につける。(色が変わらないように・・・)

IMG_4894.jpgその後、オーブン用シートの上にリンゴを並べていく。

IMG_1621.jpgそしてオーブンで10時間、30℃から40℃ぐらいでじっくりとリンゴを焼く。

そしたら出来上がり。めちゃくちゃ簡単でそして体によくってこれなかなかお勧め。ちょうど明日朝に起きた時ぐらいに出来上がってるだろう。

後のリンゴはまた時間がある時にケーキかジャムにでもしよう・・・く(腐る前に・・・)

ガチョウ料理

毎年何かと忙しくこの時期を逃して食べそびれていたガチョウ料理。やっと食べることができました。この料理、本当に一週間ほどしかお目にかかれない。私達が行ったレストランでは次の日曜日までしかガチョウ料理が食べられない。そう言われると食べたくなるのが人間の心理である。

オーストリアでは11月11日の聖マルティンの日にこのガチョウ料理を食べるのが習慣らしい。聖マルティンとはヨーロッパで皆から親しまれた4世紀の聖人。この方、とっても心がキレイで思いやりがあり、のちに皆から司教に推薦された。だけど謙虚なマルティンさんはそんな大役私には務まりません!といってガチョウの小屋に身を隠された。だけどガチョウの方がびっくりして鳴きだした為、結局見つかってしまいその後司教にされる羽目となってしまった。

その司教になった時のお祝いの席でガチョウ料理が振舞われたことから聖マルティンの日にはガチョウを食べる慣わしができたそうな。

ってな訳で私達はガチョウ料理を食べたのだが、見かけは大したことなかったのだがこの店で出されたガチョウ、最高だった。

IMG_4830.jpgまずお店の人お勧めの食前酒を飲む。私達は今日はガチョウ料理が食べたいのだがそれに合う食前酒とワインは何かと質問したところこの食前酒がでてきた。一人前のワインになるほんの一歩手前のお酒らしい。香りはあまりなく、ブトウの皮のシブミがした。

そしてそれが飲み終わったらガチョウ料理に合うという赤ワインがでてきた。残念ながらこの写真はナシ。お味はといいますと・・一口目、アロマがしっかりしていてそれでありながら深みのある赤ワインでした。

IMG_4833.jpgそしてこれがオーストリアの典型的なガチョウ料理。付け合せは赤キャベツを甘く煮たものに、ジャガイモのお団子。この料理が運ばれてきた時、私が最初に思ったことと言えば、ガチョウって意外と大きいのね!って思ったこと。だってモモがこんなに大きいだもん。

こんなに沢山食べられるかなぁ・・・って思っていたが、意外とペロっと食べられた。ガチョウのお肉自体がすごく淡白なので食べやすかったのかな?ここのお肉、見かけに反してすごくお上品でお店の人にこれどうやって作るの?と聞いたところ、まず最初にビールにつけておくらしい。その後今度は赤ワインでグツグツゆっくりと煮るらしい。それから蜂蜜などを塗ってオーブンで皮をパリっと焼くらしい。

道理で全然臭みもなくすごく柔らかいジューシーなお肉だと思ったわけだ。

もしオーストリアにこの時期来られますことがありましたら是非一度食べてみてください。