何を隠そう・・・桜の時期に日本に帰ってくるのは8年ぶり。
8年ぶりに見る桜はやっぱり美しいの一言だった。ウィーンにも桜の木はある。だけど花のつき具合や、枝ぶりがかなり違う。
疎水の両側に咲き乱れる桜。お寺や神社に堂々とした佇まいで咲いている桜、どれをとっても堂々としていて、そして優雅でありながら、どこか控えめで・・・なんとも言えないものがある。
今回は3ヶ月の姪っ子と一緒にお花見をしたかったので、乳母車でもいける植物園にお花見に行ってきた。
この日はぽかぽか陽気でお花見にはもってこい。後で気付いたのだが、この日が京都市内の桜の咲き具合は一番美しいかったという偶然でありながら幸運に恵まれた日だった。
この日は母が朝からちょっとしたお弁当を用意してれた。これ、全部有機野菜に卵にお米。大地の恵みをいっぱい受けた自然からの贈り物。
一生懸命おにぎりを15個近く作ったのに、誰かさんがお結びコロリンすっとんとんをしたため、お結びの形がいびつになってたり、米粒がいろんな方向向いてるのはお許しを・・でもお結びには、母が炊いた蕗のとうの佃煮や母の手作り梅干などが入っている。
植物園ってほとんど興味なくって今までに一度しか来たことがなかったけれど、なかなか楽しめるところなんだという新たなる発見をしたのでありました。と言っても私は花より団子だったのは言うまでもないが・・・
桜って特に華やかというわけでもないのに、人を惹きつけるものがあります。
ふわっとしたやさしさとか、厳しい冬を乗り越えてきた強さというか
散り際の潔さというか・・・桜のような人になりたいな~っと
ふと思ってしまいました。
oyumichen家の行楽弁当!!
お母さんの愛情がぎゅっと詰まって、なんともおいしそうですね?
いいなぁ~こういうお弁当、だいすきです。
おにぎりがまた何とも・・・手を伸ばしたくなる!笑
卵焼きに、酢の物?こういうお弁当を持って私も出掛けたくなりました!
Yurara..さん
ほんとその通りです。日本の四季の美しさって、その前の冬の厳しさがあって桜の優しさが感じられたり、一ヶ月近い梅雨のあってからこそ、コケやお花が綺麗に見えたり、日本の四季には一つ、一つ意味があるんだなぁ・・ってヨーロッパに長く住んでみて初めて実感しました。
やっはり母の味は一番です。お弁当に入っていたナマスやごまあえ、卵焼き、どれとってもやっぱり優しい味がします。
私にとっては母の味はなかなか味わえませんが、日本に帰る度に母の料理を堪能し、そしてこっちに帰ってきてからも母の味を忘れないように再現しようと、試みる毎日です。