ただの酔っ払い?

ただ今、夜の11時。おクリは今日もまだ帰ってこない。毎日帰りが12時ぐらいだとこっちも疲れる。どんなに疲れたなぁ・・なんて思っても一生懸命クリ子も働いているのだから、あつあつのご飯で迎えてやろう~!ってね。

IMG_6116.jpgだけど今日はもういいの。折角私だって9時頃家に帰ってきて体に鞭をうって、この最近の寒さ(日中でも0度を越さない)で冷え切った体で帰ってくるクリ子を熱くて食べれば熱が体に長く保れそうなカレーで向かえてやろうとキーマカレーを作って後はご飯だけをセットすればオーケーってところまで用意したのに、アヤツは会社で晩御飯を食べてしまったとさ。

そうなりゃ、こっちのもんさ。晩御飯ももうお付き合いしなくてもいい。私の仕事も今日で一応今年の山場を越した・・じゃあ、一人で宴会をするしかないでしょう・・・ってな訳で一人でカレーを相手にビール、そして食後にロゼなんかのワインを飲んでおります。

IMG_1970.jpgだってだって一応山場越したんだもん。そして一応成果のある年で終われそうなんだもん。何せ単純な私。いつも一生懸命自分ができることをやっているつもりだ。だけどそこに不安もいっぱいある。私生活にしろ、仕事にしろ。

だけど一応、今年の仕事がおよそ終わりかけてきた今日、私のピアノの上には、生徒さんから頂いたクリスマスプレゼントがいっぱい飾られている。お中元、お歳暮という習慣のないウィーンではあまりお礼と言うものはしない。そういうものだと思っていた。それがこの一週間、ある生徒によっては今週でレッスンが最後だ。”レッスン楽しかった。そしてピアノ成長できたお礼にちょっとしたプレゼントが先生にあるのですが・・よいクリスマスを!そして来年もよろしくお願いします!”ってそれぞれ心のこもったプレゼントをくれる。それを見ながらお酒を飲んでると、私、今年一年そんな悪いレッスンはしてこなかったのかなぁ・・いつもこれでいいんだろうか?試行錯誤でやってきているけれどこうやって生徒が慕ってくれて、ご両親からも感謝されるってことは私、いい加減なレッスンはしてきてなかったんだな!ってなんか少し認められているような気がして嬉しかった。

もちろん、プライドと自分のレッスンに自信を持って仕事をしているが、個人レッスンは一人一人個性も違えばレッスンの進め方も違う。そしてたまに私のドイツ語を理解してくれているのだろうか?と不安になる時もある。そんな私自身が毎日、勉強みたいな日なのだがこうやってピアノの前に生徒さんから心こもったクリスマスプレゼントがいっぱい並ぶとやっぱり単純な私は少し認められた、そして自分が今年やってきたことが無駄じゃなかったんだ。プラスになったんだぁ・・と思うと嬉しくてお酒が進むのであった。(だって家の中一人なんだもん・・・)

年末の大忙し

早くクリスマス休暇が来ないかなぁ・・・クリ子も私もこの最近、仕事にクリスマスの夜のイベントに毎日大忙し。お陰でだいぶお疲れモード。この最近クリスの帰りは遅い。休日もなければ平日も毎日夜の11時過ぎまで仕事をして帰ってくる。年末のラストスパート。お昼ご飯を食べる時間もないらしく、毎晩12時前にお腹をすかせて家に帰ってくる為、アチアチの夕食に一日お疲れ様のワインかビールで乾杯をし、一緒に晩御飯を付き合うのだが、食べた後のクリ子のたちが悪い。

IMG_1667.jpg皆さんご想像できるだろう。毎日昼ご飯を食べる暇もないまま15時間ぐらい働いてお腹をグーグー言わせて家に帰ってきてたらふくご飯とアルコールを飲むと・・・そう、その後、ソファーの上でちょっと休憩がお疲れからくるのかカバのような大きな音でイビキをかいて寝てくださる。

IMG_1647.jpg鼻をつまもうがクッションをどけてみようが、足で蹴ってみようがイビキは消えない。そして蹴られていることも鼻をつままれていることも気づいていないクリ子。いきなり金魚が息をするかのように、プファと口を大きく開けて息をしていかにも鼻をつままれて苦しそうなのだがその後、またイビキは消えない。去年まではイビキなんてしなかったのになぁ・・・

IMG_1659.jpgクリ子~アンタ、昨日イビキしてたよ・・それもすごい音で!!クリ子ももう叔父さんになったんだねぇ・・なんて言っていたら昨日の朝、Oyumichen昨日の晩、すごいガーガーイビキかいて寝てたで!とやり返れた。

最近二人共疲れているのかなぁ・・・・だけどそれもあともう少しの辛抱。クリ子の今年の仕事収めが一応、今週の金曜日。そして私の仕事収めが日本に帰る前の日、27日。後ちょっとよ~。頑張れ!!

IMG_6158.jpgそして今日もクリ子の帰りは朝帰り・・・お弁当で釣ってお尻たたいて仕事に出そう!!お願いだからクリスマスの日までお仕事をしないでおくれ!

ワインの仕入れ

暮れに差しかかりパーティーが多くなってきたこの最近。お呼ばれしたり、またお友達をご招待したり、そういう時にワインの登場は多い。今回、いつもお世話になっているワイン農家にワインの仕入れに行ってきた。

IMG_5819_01.jpgここのワイン、かなりの質な割にお値段が安い。ウィーンの街中でこれぐらいのレベルのワインを買ったら最低2倍の値段はするだろう。ここの農家は家族経営でこのワインはこの地域にしか出回っていない。知る人ぞ知るワインなのだ。

IMG_5815.jpgまずはワインの試飲を。その前にワイン作りの工程を見せてもらう。ここに入ってるのが白ワイン。ここで長い時間ワインを寝かせる。つい最近まではガラス加工されたプラスティックの容器に白ワインを作っていたらしいのだがこの最近はこの銀の容器が主。

IMG_5816_01.jpgそして赤ワインはフランスのオークの木で出来た樽の中で熟成させる。オーストリアは比較的寒い国なので主に白ワインが作られている為、赤ワインの製造はまだまだ白ワインに比べて少ない。

IMG_5820_01.jpg色々な過程を見させて頂いた後はケラーで試飲。年度によって同じ種類のワインでも味が随分変わるので一つ、一つ話しを聞きながら試飲していく。

IMG_5821_01.jpg腑とワインケラーの上を見ると数々の世界各国のコインが貼り付けてある。ここの土地の土、そしてワインケラーのある一定の湿度でこのようにコインをこの壁に押し付けると何をしなくてもここにコインが張り付く。一体何百年前からのコインが張り付いているのだろうか?私達も次寄せてもらう時は日本円の5円貼り付けます~!とお約束して帰ってきた。

IMG_6345.jpgそして散々、いろんなワインを試飲して今回購入したワインは全部で7カトーン。約40本なり。だけどこの40本がどれだけ家に残っていることか。お世話になっている方に差し上げたり、日本にお土産に持って帰ったりで結局、我が家に残るのは半分以下だろう・・・・グスン。