どうにもならない口内炎

ウィーンに帰ってきておよそ2週間が経とうとしているのに、まだ体調が思わしくない。毎日、いや時間ごとにひどくなったりマシになったり、あら?また新しいお友達ができちゃったの?なんていうぐらい新顔がどんどん登場する。

その新顔とは口内炎。私が日本に帰国した際、母と妹が”舌がしびれて味が何もわからない・・・”と何日も嘆いていた。ひどく舌が痛むらしく、元気がない。病院で妹が見てもらうも、疲れからでしょう・・・。感染するものではありません!と医師から言われたそうな。(感染するものか疑ったのは、まず妹がかかり、数日後に母に同じ症状が出たから)

絶対、これにはかかるものかと思い、気をつけていたつもりだったが、私が日本を経つ数日前から姉が同じ症状になり、私は飛行機の中で”う?!なんだから口の中が痛いぞ!”と気づき初めて、早2週間。一向によくなりません。

それも普通の口内炎とは違うです。朝なかった口内炎が夕方には2、3個口の中にできていて、時間と共にひどくなり、でも次の朝起きてみるとその口内炎はひいているんです。それと引き換えに今度は違うところに口内炎ができている。こんなのが2週間繰り返し。だいぶよくなってきたものの、まだ消える気配はナシ。

そしてついにクリ子までが4日ほど前から口の中が痛いと言い出し、どんなにビタミン補強しようが、口に優しいものを食べようが、口内炎は消える気配なし。日本から持って帰ってきてしまったこの症状、クリ子に悪いと思い、毎日、食べやすい料理をクリ子に作っているのだが、それでも沁みて痛いらしく、彼の食が細くなっている。

薬を飲んで見ても駄目。ビタミン補給に、睡眠・・色んなことをしても駄目。でも時間が経つを消えていくようで、ひたすら時間が経つのを待つべきなのか?だけどもうそろそろ食べたいものを好きなように食べたいし、好きなワインも飲みたいし、なにより痛いのとおさらばしたい。明日の朝には口の中から口内炎がなくなっていることを願って、今日は床につこうと思います!

Bärlauch(ベアラウフ)」の季節

今年もウィーンの森からニンニクのような匂いがしてくる季節がやってきました。これは森や山に野生で生えているBälauch(ベアラウフ)から香ってくるもの。

ベアラウフとは日本語ではラムソンというらしく、聞き慣れない名前だが、野生の西洋ニラだと思ってもらえれば、だいたい味が想像できるのではないでしょうか?

日本のニラほど香りがきつくなく、ほのかにニンニクの香りがするといったもので、調理もしやすい。ニラスープにしたり、ペーストにしてお肉やパンに塗ったりしてもいいし、お野菜やお肉をこのニラの葉っぱで巻いて蒸したり、焼いたりしてもいいし、とっても便利。

それが山や森に行けば、どこにでもこの時期生えているから採り放題。採った後の処理が大変だけど(洗ったり、汚れを落としたりするのが・・)沢山とって、すぐに使わない分は、湯がいて冷凍しておいてもいい。

さぁ~今年も気が向いたらラムソン摘みに行きますかぁ~!!ウィーンの森にはこの時期、それ以外にも沢山の花が咲き始めているので、野草や野花を見ながらお散歩をするのもこれまた楽しい!

念願のお花見

日本へ帰ることが決まって家族に”日本に帰ってきてやりたいことって何?”と聞かれ、お花見と答えた私。

いや~去年のお花見がどうも忘れられなくって・・・って訳で日本に滞在していた一週間、お花見をする機会をうかがってたんですがね、日本に到着した日から2日ほどは生憎、雪がちらつくってお天気で、その後もず~とお天気が悪かったんです。

帰る3日ほど前まで、この一週間で雨が降らなかった日って帰ってきた次の日ぐらいだけだね!っていうぐらいお天気に恵まれず、もうお花見は諦めかけてたんですが、ウィーンに帰る前日、成田に向かう前に母がお花見弁当を用意してくれましてね、念願のお花見が実現したわけです。行き先は家の近くの疎水へ。

どんなに疲れていてもこうやって娘がやりたがってたことをしてあげよう~というのが母の優しさなんでしょうね。朝に買い物に行ってくれ、その後2時間足らずで竹の子を一から炊いて、私が食べたそうなものばかり全部揃えてくれました。竹の子ご飯、木の芽和え、三つ葉のおひたし、菜の花のカラシ和え、焼き魚、サツマイモの煮物、茄子の田楽・・・

赤い色と出し巻きでも入っていればもっと見栄えがしたのに・・と母は言ってましたが、これで私には十分過ぎるぐらい大満足です。この後には妹が用意してくれた桜餅と鶯餅。どれも本当に美味しくって、日本で最後の最高の食事になりました。(この後新幹線に乗り東京に向かい・・・その後成田のホテルについた時にはもう夜の10時過ぎ。そのまま荷物を詰めたり、次の日の朝もバタバタとホテルを出たので、結局この食事が日本で最後の食事になりました)

桜を見ながらこんな贅沢なお食事が頂けるってこれって日本にしかない文化だよね。ヨーロッパにもピクニックみたいなものはあるけれど、もっとお手軽な感じだし、春から夏の終わりまでいつでもできるっていうものだけど、桜が満開の時期のこの一週間のうちにお天気がいい日に桜を眺めながら母の愛情お花見弁当を食べるっていうのはなんとも贅沢な時間。お母さん、ちゃんと御礼が言えないままバタバタとウィーンに帰ってきちゃったけど、ありがとう!どれも最高に美味しかった。やっぱりどんな料理よりお母さんの心のこもったお料理が一番!