湖畔で食べるランチ

この最近また天気が悪いウィーン。明日も曇り時々雨らしいです。ま、日本の梅雨に比べたらマシなんでしょうが、やっぱり晴れてくれた方が気分も爽快で何事もやる気がでます。

さてザルツカンマーグートの日帰りドライブ。この日は最高にお天気が良かったので、湖畔の側にあるホテルのテラスでランチを頂きました。

のどかな景色を見ながら食べるランチはそれだけで贅沢。さて・・何を食べようか?とじっくりメニューを見ながら選んだものが二人ともグラッシュ。いや~二人とも同じものを食べるのも面白くないので、一つは別のものにしようよ~。

って訳で私はモッツェレラチーズのフライとサラダ。もっとモッツェレラチーズがド~ンと出てくるのかと思いきや、こんなお上品に出てきました。あら、こりゃ私にとっては前菜だゎ・・。(笑)クリ子と半分ずつ頂きました。

折角なのでデザートも。お隣の人が食べてられたクレープがあまりにも魅力的に見えたので、私はクレープに。中には甘酸っぱいここ手作りのベリージャムが入ってます。

そしてクリ子はチョコムース。見かけチョコのアイスに見えるけれど食べてみるとちゃんとムースだったらしい。

どのお料理もなかなか満足のいくものでした。さて、折角ここまで来たんだから、お散歩に行こう~!

日帰りザルツカンマーグート

オーストリアは祝日だった木曜日。学校なんかは金曜日も休みになり4連休を取るところが多く、ウィーン人はみんなどこかに出かけてしまっているようです。生憎私達は金曜日も土曜日も仕事なので、連休とまではいきませんでしたが木曜日は久しぶりのフリーDay!朝から丸一日ザルツカンマーグートの方まで車を飛ばし、羽を延ばしてきました。

これからしばらく遠出はできないので、最後にとクリ子が前日にどこに行きたい?と聞いてきてくれたので、”湖があって、綺麗な雪山がそこから見えて、街がクラシックなところ!”と贅沢なお願いをしたところ、じゃあ~とザルツカンマーグートまで車を走らせてくれたクリ子。本当は日帰りなんかで行くところじゃないんですけどね。

もう一つのお願いの中に、観光客が少なくて小さいこじんまりした街・・・っていうのも入っていたので、今回はザルツカンマーグートの中でもマイナーなAltausseeに行って来ました。ここは去年の暮れに姉と3人で旅行にも来た所で、半年振りの再訪。

雪化粧をした景色とは違い、春は春でまた美しい風景がそこには広がっています。

緑がまだそこまで濃くないこの時期が一番私は好きかな。木々は花を咲かせているもの、そしてサクランボなんかの実をつけているのも沢山あって、それを眺めてるだけでも幸せな気分になります。

湖では地元の人が魚を釣ってたりなんかしてなんとものんびり。

街のいや、ここは村?の教会の鐘が鳴り響くだけで後は小鳥のさえずりしか聞こえてこない。これを求めていた私にとってはここは理想のところ。

空の上から見るこの景色もまた美しいんだろうなぁ・・・・。

ニシンの酢漬け

日本ではあまりお目にかかりませんが、こちらには魚の保存食品がいくつもあります。大抵塩漬けにしてあるか、酢漬けにしてあるか燻製。

そしてこれもその一つ。若いニシンを生の状態で塩に効かせて醗酵させたものを酢漬けマリネにしたもの。

この調理法は中世のオランで生み出されたそうですが、魚が貴重な国ではこうやって魚を保存していたんでしょうね。初めてこの料理を食べた時はなんて見かけが悪く、塩辛いのかと思いましたが、これをリンゴとマヨネーズをベーズに作ったソースと食べるとなかなかいけるんです。

先日バレエを観た後、小腹がすいていたので近くの老舗のカフェ・レストランでこの料理を頂いたのですが、ここのマリネは蜂蜜が効かせてあってこれまた一味違って美味しかった。大抵はこれに白ワインと合わせて頂くのが美味しいんですが、この日はパンと一緒に頂き大満足。

芸術鑑賞をした後のこの昔ながらのウィーンのカフェハウスでピアノの生演奏を聴きながら頂くちょっとした夜食がなんとも幸せな時間です。

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