Tulbingerkogelで昼食

日曜日から冬時間に変わり、一気に日が暮れるのが早くなったような気がします。その上、一昨日から雪が降り、今日は我が家周辺、日中も気温1度までしか上がりませんでした。いよいよウィーンにはなが~い冬がやってくるようです。

さてまだ秋晴れで温かい日が数日続いた2週間前の週末、ウィーンにルーべの世話をしにきてくれていた母とTulbingerkogelというホテルに昼食を食べに行ってきました。

ここのホテルは見た感じ大したことはないのですが、ここのお食事はかなりハイクオリティーで我が家は度々ここに食べにきています。この日はお天気がよかったのでルーべと4人でテラス席に座りました。まずはSchilcherで割ったSektで乾杯!

前菜はHering(若いニシン)のマリネ・フレッシュチーズ添え。このHeringがちょうどいい加減に〆てあってとっても美味しく、リンゴを混ぜたソースと頂くと最高!

昼のコースメニューを頼んだのですが、今が旬のかぼちゃスープ。

そして母と私がこれまた今が旬のキノコを使ったスープ。どちらも秋によく出てくる定番のスープ。

鶉と胡桃を紙に包んで焼いたものにセロリとジャガイモのピューレ。秋になるとウサギや鹿、ガチョウなどの狩猟が解禁になり、この時期オーストリアではこれらのお料理を食べることが出来るのですが、鶉もその一つ。とっても淡白で身が引き締まって美味しかった。

豚をじっくりオーブンで焼いたもの・クヌーデルと焼いたニンニク添え。これはクリ子の料理だったのでほとんど味見はしてませんが、なかなかパンチの効いた一皿だったようです。

そしてデザートはカボチャのオイルを使ったシャーベットとハーゼルナッツをキャラメルで固めたもの。カボチャのオイルを使ったアイスなんて食べるまで想像もつかなかったのですが、ほのかに香るカボチャオイルがアクセントになった上品なデザート。今回のお料理の中でこれが一番の驚きで発見でした!!

もう一品がTopfenと言われるちょこっとすっぱみのあるフレッシュチーズを使ったNockerl・プラムソース添え。これはオーストリアではずれのない確実なデザート。うん、想像した通りの美味しさ。

結構なボリュームがあるように思いますが、どれもシェフのこだわりのもと繊細に調理してあるので、ペロリといけてしまいます。

私達がデザートを頂いている間、何故か急に野原の方から騒音が聞こえてくると思ったら、そこにはヘリコプターが飛び立つところでした。ここのホテルにお食事を食べに来たお客さんが、ヘリコプターをチャーターしてどこかへ帰っていったのですが、一体このお客はどこへ帰っていったのでしょう???

そして我が家のルーべは、お食事中ずっと一人でおとなしく待っていてくれました。ありがとうよ・ル~ベ!!

ルーべ・生後3ヶ月

10月に入って、何故か異様に忙しくパソコンを開く時間もなく、ブログもサボってしまい皆さんにご心配をおかけしてしまい申し訳ございません。忙しさもちょっと落ち着いたので、またブログを再開させて頂きたいと思っていますので、これからも宜しくお願い致します。

さてブログの更新をさぽっている間に我が家のルーべも生後3ヶ月を迎えました。ちょうど彼が生後3ヶ月を迎えた日にウィーンで家族とお祝いをさせて頂きました。

ウィーンではカトリックの信仰がある家族は生後3ヶ月ぐらいの時期に洗礼式をします。でも我が家はクリ子がこの10年ぐらいでカトリックから脱退したので、無宗教。だけど何かルーべに記念になるものを残してあげたいと色々と考えていたところ、義母がある提案をしてくれたのが夏。それから義母はこの日まですべてのことを企画、そして手配してくれました。

今回お世話になったのは義母と昔から交流があるチャペルでルーべの誕生を祝福する式を挙げさせてもらうというもの。牧師さんにしてもらうよりも身内でやりたいという義母の希望で、彼女の進行で行なわれた今回の会。カトリック教である義母は、洗礼式の形式をもとにして、彼女のオリジナリティーを入れながら、楽しい会にしてくれました。

オーストリアの形式だけで洗礼式?をするのはオーストリアと日本の血を継いでるルーべには不公平だと、義母が是非日本で赤ちゃんが産まれた時にお祝いをする儀式も取り入れたいという提案で、ルーべにはお宮参りの格好をさせて登場しました。式ではみんなでルーべの誕生を祝う歌を何曲も歌い、神様の前で清めてもらい、みんなでルーべの健康を祈りらせてもらいました。

すべてが手作りの今回の式。とっても温かくアットホームな式になりました。何より嬉しかったのが、ルーべの為にクリ子のお婆ちゃん以外、家族全員が集まってくれ、ルーべの誕生を祝ってくれたこと。ルーべは温かい家族に囲まれて幸せ者です。

式の後は、私達主催でホイリゲにみんなで食べに行き、ルーべを囲みながら家族水入らずの心温まる時間を過ごさせて頂きました。

撮影

この最近、インターネットの接続が悪く、ブログを見に来て頂いた方々にご迷惑をおかけしてます。昨日からやっとインターネットが常時繫がるようになりました。

さて忙しい時は色々と重なるものです。やっとわずらわしかった用事が済み、少しホッとしている今日この頃。この火曜日は朝の5時に起き、まだ外が真っ暗な時間からルーべと一緒にテレビ撮影に行ってきました。

仕事関係のところから今度テレビで放映される番組で主人公の俳優さんがピアノを弾くからその俳優さんのピアノ指導をして欲しいと依頼が来たのが8月末。レッスンだけなら・・・と引き受けたのですが、その後その番組で私にもピアノを演奏して欲しいという依頼がきて、生後2ヶ月半の子供を連れて、いつもの仕事に俳優さんのレッスン、そして私自身がテレビ出演、それは多すぎる。ルーべに負担がかかるから即座にお断りしたのですが再度依頼があり、クリ子に相談したらその日は僕が会社を休んであげるから出たら?という答えが返ってきたので、そのテレビ出演を引き受けたのが10日前。

月曜日から土曜日まで毎日仕事の上、子供はまだ2ヶ月半。練習する時間がないから早めに弾く曲を教えてほしいと言ったのに、番組の監督から曲の指定が来たのが収録の4日前。そして色々と指示が変わり振り回されること多々。もう嫌だ~!!なんて投げやりになりそうになりながら、クリ子とルーべの協力のもと火曜日に収録が終わりました。

今回撮影したところはインペリアルホテルのMarmorsaal。そこに何台ものピアノを並べ、その中の一台でモーツァルトを弾くというもの。俳優さんの背後でバックミュージックみたいにして弾くだけだろうなぁ・・・顔なんて映らないよね。なんて安心してたら、私の為にメイクアップに衣装の時間まで取ってあり、カメラも弾いている顔のドアップから背後、サイド、色々な角度から撮影、収録し、気づけば一時間半も撮影してました。でもこの一時間半からテレビで上映されるこのシーンは15秒。いかに一つの番組を作るのにこんなにも時間をかけるのだと思い知らされた瞬間。

初めての経験をさせてもらい、収録前まではあまりにもこの撮影の為に振り回されたので怒りで爆発しそうでしたが、終わってみると家族の協力によって、いい経験をさせてもらうことができました。上映は来年の1月か2月。見たいような見たくないような・・・。もしテレビで私の姿を見られた方はどうか笑ってやってください!(笑)

さて次は今週末にあるルーべの洗礼式。色々と準備をしなくちゃ!!(写真はインペリアルホテルのサイトからお借りしました)