我が子に会いに・・・

万霊節は亡くなった人の魂にお祈りを捧げる日。我が家もこの週末、ルーべと3人でお墓参りをしてきました。

中央墓地に我が子の墓を設けた私達ですが、この日はなんと中央墓地に立派な馬車が何台も走ってました。モーツァルトやシューベルト、ベートーヴェンら有名な作曲家がここに眠っているだけでなく、有名は建築家や詩人、そしてオーストリアの代々の大統領が眠っていることもあって、カメラを抱えた観光客が絶えない場所ですが、まさか馬車で墓地内を見て回るとは想像もしてませんでした。

この日は日本でいうお盆みたいなものなので、私達以外にも沢山の人が大切な人のお墓を訪ねてられました。私達も我が子にこの日の為に作られたリースと灯火を我が子が眠る場所に飾らせて頂き、ルーべと3人でお祈りを捧げてきました。

落ち葉がいっぱい積もったこの場所は、きっとふわふわで暖かく、心地よく眠っていてくれることを願って・・・。

最終日はグムンデン

冬時間になってから夕方の5時にはすっかり日が暮れてしまうウィーン。なんだか一日がすごく短くなったような気がします。これからますます日が短くなっていくのかと思うと気が重くなってしまう今日この頃。

さて旅の続きですが、2日目の夜なんとクリ子は流れ星を見たそうで”いいねぇ・・・”なんて言っていたのですが、腑と撮ったクリ子の写真にも流れ星が写ってました。私が流れ星を見るなんて御嶽山に登って以来だよ・・・・。(写真をクリックすると写真が拡大され流れ星が見られます)

旅の3日目はどこも霧に囲まれて視界が悪く、紅葉を楽しむところではなかったので、ザルツカンマーグートのグムンデンに少しよってからウィーンに帰ってきました。

もう何度も来てる街なので、どこを見て回りたいというのもなくただ風景を楽しみにお散歩目的でここに来たのですが、平日ということもあって人がほとんど見当たらず、とっても落ち着いた雰囲気でよかったです。

本当はここの中にあるホテルで昼食を頂きたかったのですが、生憎この日は休業。デュルンシュタインでもお気に入りのホテルでお食事をしようと思っていたら改装中でホテルは休業していたし、思うようにはいきません。でもここから見る景色はとても情緒があって美しく、お昼がここで食べられなくても来るだけの価値がありました。

そんな訳で私達が行ったのは湖畔沿いにあるホテルのレストラン。ここも何回か来てるところなので、安心してお食事を頂けます。

豚肉のパプリカソース添え。豚肉がとってもジューシーで美味しそうでした。(クリ子が頼んだもの)

それの付け合せはジャガイモをピューレにしたものを団子にして揚げたもの。

母は岩魚のバターソテー。ちょっとお腹を壊しぎみだったので、お魚がいいということでしたが、これが唯一メニューに載っていた魚料理。私はどこに行ってもかなりの割合で頼んでしまうシュニッツェル。あまりにも平凡な料理なので写真はナシ。

そしてみんなでデザートを一つずつ頼みました。みんなそれぞれ違うケーキを頼んだのですが、どれもとっても美味しかった!!

3人でデザートに合わせてワインを飲んで、その後ゆっくりとカフェを楽しんで今回の旅はこれで終わり。短い旅でしたが、新鮮な空気と美しい紅葉を見て3人ともリフレッシュができました!!

Kasbergに行こう~!!

昨日から突然首が回らなくなってしまいました。この最近なかったのですっかり忘れてましたが、そういや毎年冬が近づくにつれて首が寝違えたように回らなくなるんでした・・・。もうそういう時期が来たってことですね。ウィーンのスーパーにはもうクリスマス商品が並び、クリスマス市の準備も着々と進んでいて、ウィーン人のみんなの話題はクリスマス。あ~今年もアッという間に終わっていく・・・としみじみと感じる今日この頃。

さて母と行った2泊3日の旅。次の日、朝起きてみるとそこは雲の上でした。秋になると霧がかかることが多いオーストリア。クリ子が霧がかかってしまったら真っ白で何も見えないからと山の上に宿泊先を取ってくれたのですが、まさか雲の上とは・・・。

この時期、山の上は朝の7時半頃にならないと明るくならないので、ゆっくりと起きたのですが、霧がス~っとひいていく景色は幻想的でなんとも言えませんでした。

この日は宿泊先からKasbergの山を目指しました。ベビーカーを押してもいける道・・・なんてクリ子が言うもんだから油断して行ったら、あらら~石がゴロゴロでベビーカーの足が取られて全然前に進めない!!

結局、ルーべはクリ子に抱かれ私はルーべの荷物を背負い、ベビーカーの中にクリ子のおも~いキャノンのカメラとビデオ、それから頂上が寒いといけないと3人ともダウンジャケットや羽織ものを持ってきたのですが、山の上は晴れていて羽織るものをみんな脱ぎ捨ててベビーカーに入れるものだから、もうベビーカーを押すのが一苦労。

下ってくる人達にあまりの私の奮闘ぶりに、”ええ、スポーツになるなぁ・・・。こりゃ大変だぁ~!!”とみんなから声をかけられる始末。頂上から帰ってきた人が、頂上まではこのベビーカー押しては無理だよ・・・と言われてしまい私達は頂上のふもとにあるヒュッテまでで断念。そこで遅めのお昼ご飯を頂くことにしました。まずはグーラッシュスープ。暑くてもスープを飲むとなんだかホッとします。

意外に美味しかったのがベーコンエッグ。卵が三つもついていてビックリしましたが、ぶ厚めに切ったベーコンが山を登ってきた体にはとっても美味しく感じました。

そしてソーセージとソースとパン。いかにも山の料理って感じで私は好きなんです。

どこに行ってもいつも最年少のルーべですが、この山登りも彼ぐらい小さい子はどこにもいませんでした。ルーべ、よ~頑張った!!ってアンタ、クリ子に抱かれてただけじゃないの?!って誰かに突っ込まれそうですが・・・。さぁ~頑張ってまた降りるよ!!