日本の春を感じたくて・・・

我が家のルーべ、随分言葉が喋れるようになってきたんですが聞き取りにくい単語も沢山。チョコレートはドイツ語でショコラーデと発音するのですが、チビは何故か”トトラーデ”。日本語のありがとうは”ありと~”。日本語の短い文も少しずつ言えるように勉強してるのですが、何故かアクセントがすごく外国人風。”おみず、ください”。”ミ”と”ダ”のところにアクセントが付くうえにそこだけ声のトーンがすごく上がる。こりゃ、日本語の道は長そうです・・・。

IMG_35331さて両親が日本から来てくれた時に色々と日本の食材を持ってきてくれました。その中には母ちゃんが簡単に作れるようにと筍や蕗の水煮を持ってきてもらったんですが、早速それで先日料理をしてみました。筍と蕗を炊いて、こちらも日本から持ってきてもらった庭にできた木の芽をのっけて食べたのですが、やっぱり日本の料理って美味しい!!ほッとします。

IMG_35334それと筍の御飯。どちらも上手に炊けて母ちゃん、大満足!!でも母ちゃん好みのばかり料理を作るわけにはいかないので、あとの料理はボーイズ好みに焼き鳥とピーマンを炙ったもののおかか合え。

残った木の芽はお豆腐のお味噌汁に入れてみたり、お澄ましに入れてみたりして香りを最後まで楽しみました。母が用意してくれた日本食、毎日ちょびちょび小出しにして楽しんでます。お母さん、ありがとう~!!どれも美味しいよ!!

 

ゲント

ブリュージュに3泊4日滞在してその後は一泊二日でブリュッセル観光を予定してたのですが、あら?ブリュッセルって母ちゃんのイメージしていた街とは大違い!!EUの本部があったりビジネスで出張にブリュッセルに行く話なんかをよく聞いていたので、街が整備されていて治安もよくって綺麗な街だと思っていたのですが、街は騒がしいし、ゴミはいっぱい道端に落ちているし、なんとなく治安も悪そう・・・・(って母ちゃんが受け止めた印象)夜なんかはお気楽に街の景色を見ながら散歩なんてできない感じで、気を引き締めてお財布の入っていた鞄を持っていないといつの間にか無くなってた~ってことになりかねない。なんて考えながらブリュッセルの街を歩いているとなんだかそれだけで疲れてしまい、結局ブリュッセルには泊まっただけで次の日はゲントへ。

IMG_35293ブリュージュからブリュッセルに向かう道中の電車で通るゲント。ブリュッセルからブリュージュの方向へ引き返すこと電車で30分。中世に繁栄した街で今でもベルギーの第三の都市として栄えています。

IMG_35325オーストリア人にベルギーに行くんだぁ~というと必ずといっていいほど”ゲントには行くの?ベルギーに行くなら必ずゲントには寄らないと~!”と言われるぐらいオーストリア人には魅力のある街らしい。

IMG_35320実際ブリュージュのあとにこの街に寄ると、同じフランダース地方ということもあって建築様式や運河のまわりに街が栄え、建物が建てられたという点でブリュージュにとても似てるんですが、ブリュージュより建物に重厚感があるかな。煌びやかさはあまりないけれど、その分歴史を感じる街というのが母ちゃんの感想。

IMG_35314街のど真ん中にお城が突然現れるのにもビックリ。お城って大体ちょっと丘のようになったところに建っていたり、町の中心から少し離れたところに建っているところが多いのですが、ここのお城は街の真ん中のそれも平地に建っているんです。

IMG_35309ここのお城はフランドル伯によって1180年に築城された石城。軍事的な城と建てられたのに、平地に建ててよかったのか?敵にすぐ攻められないのか?なんてやっぱり心配になってしまう母ちゃん。時代と共に軍事的な用途から様々な方向性でお城は使われ、今は博物館となってます。

IMG_35310本来予定になかったゲント観光。毎回ブリュージュに行く時に電車で通りすぎるだけだったんですが、オーストリア人が綺麗だ~と口を揃えていうゲントを一度見ていくことができてよかった。母ちゃんの感想としては、日本人好みはブリュージュ。どっしりとした重厚感のある建物が好きなゲルマン人はゲントの方が好みなのも納得できました。今回のベルギー旅行でブリュッセル、ゲント、ブリュージュと3都市を回ることができて、自分の世界観がまた広がって、色んなことを知ることができてよかった。こうやって外国を旅すると、また違う国や都市が知りたくなって旅に出たくなるから困ったもんです。(笑)

 

家族と行くブリュージュ散策

今日から一気に気温が下がったウィーン。ダウンジャケットにタイツ履いてチビの幼稚園仲間と公園遊びに挑んだんですが、家に帰ってきてからというもの寒気が・・・。今日は温かい料理作って、お風呂にでも入って3人で早く寝ます!!

IMG_35157さて両親たちと行くブリュージュ旅行。泊まったホテルはこちら。本当は4年ほど前に初めてブリュージュに来た時に泊まった所に両親を泊まらせてあげたかったのですが、ブリュージュ旅行が決まった時点では半年先まで満室で泊まれなかったので、クリ子と必死になってホテル探しをしてやっと見つかったのがこのホテル。

IMG_35158母ちゃん、ホテルってあまり好きじゃないんです。だってラグジュアリーなホテルに泊まらない限り部屋はやっぱり小さいし、お庭がほとんどなくって緑が部屋から見えない。でもここのホテルはブリュージュらしい内装とゆったりとした部屋の造り。ホテルならではの清潔感があって、そしてお庭もついてる。そして朝食も堅苦しくなくってとってもお気楽に食べられてダイニングもセンスがいい。あまり期待していなかった割には大満足のホテルでした。

IMG_35246ブリュージュ観光の二日目は本当はブリュージュの近郊の町に船で行くことにしてたのですが、船乗り場まで行くタクシーをホテルで手配してもらって待ってたのに、なんとも時間にルーズな運転手さん。待っても待ってもやってきません。やっと来たって時には船がでる15分前。ってわけで船の出発時間に間に合わず断念。その代わりにブリュージュに4基ある風車を見に行きました。

IMG_35255ブリュージュって町はどこを歩いても町並みが綺麗で芸術作品のようで美しい街。風車を見に行く道中も飽きさせません。いつまでもこの街を散歩していたいぐらい。

IMG_35264風車のてっぺんまでの急な階段にもチビ挑戦!!かなり急なんですが、怖いもの知らず・・・かなりのテンポで一人で登っていきます!!

IMG_35270ここでも花を見つけてはじぃじやばぁばに花のプレゼントに行くチビ。ばぁばがチビが摘み取った花を花束にしてくれたり・・・。

IMG_35254ついにはベンチで日向ぼっこをしていたてんとう虫にまでタンポポを見せて話かけるチビ・・・。”見て~てんとう虫さん、タンポポだよ~!!”

IMG_35276こちらはまた違う形をした風車。一基ずつ少しずつスタイルが違うのがまた面白い。

IMG_35168散歩の後はやっぱりベルギービール!!ブリュージュに着いてからというもの、昼も夜もひたすらビールを飲んでた飲みべぇファミリー。その中でもこのビールが母ちゃんの一番のお気に入り!!でもこれ、飲むのがなかなかコツがいって難しい!(笑)

IMG_35170そしてこの日の晩は男性陣をホテルにおいて母と姉と3人でビールを飲みに街の中心にあるマルクト広場に行って、ブリュージュの夜景を見ながらお酒を片手に何時間もお喋りしました。こんなこと滅多にないことだから、母ちゃんとっても嬉しかった!!!その間男性陣は、眠気とお腹を壊して部屋に一人で残った父に誰も頼んでいないのにチビとクリ子が街でワッフルを買って、父の部屋に届けてくれたらしい。それも道中冷めないようにマフラーでワッフルを包んで急いで帰ってきたらしい。でもじぃじ、その時はもう夢の中でドアのノックの音には気づかず、次の朝チビがもうじぃじ起きてるかなぁ・・・とじぃじのワッフルを父の部屋に届けてくれました。(でもそのワッフル、チビが夜に我慢できなくなっていっぱい食べちゃって、半分以上無くなってしまってたんですがね・・・。笑)女性陣3人が街で羽を延ばしていても、父のことを心配して食べ物を調達しに行ってくれた二人に母ちゃん、心が熱くなりました。心優しいボーイズを持って母ちゃん幸せです!!