ヴィネチア旅行

ケルンテン州のクラーゲンフルトを車で出発して南下して辿り着いた先はヴェネチアです。母さん達が最後に来たのが15年ほど前。もちろん子供たちは今回初めてのヴェネチア訪問です。

母さんは今回でヴェネチアは4回目かな。学生の頃に何度か来たことがあって、その頃は観光名所の一つでオーストリアに来ているならヴェネチアも折角だから観とかなくちゃ!!ってところが大きかったと思います。

その頃もヴェネチア独特の街に感動したのですが、今回ほど感銘を受けたことはありませんでした。それぐらい今回のヴェネチアは心から美しい!まるで絵葉書の中かどこかの舞台演出かと思うぐらいそこには中世の頃の止まった時間が流れていました。

この最近のヴェネチアは観光客が多すぎるのが問題!!というニュースをよく読んでいたので、母さん達は敢えて人の少ないクリスマス明けから30日までヴェネチアに行きました。

30日の午後からは大晦日をヴェネチアで楽しむ観光客が増えてきましたが、それまでは狙い通り観光客が少なくて、子供たちとストレスなく街をいっぱい観て回ることができました。

春先から夏にかけてのヴェネチアも素敵ですが、母さんは秋から冬にかけての霧に包まれたヴェネチアの方が好きかな。霧の静けさの中にうっすら浮かぶ寺院やゴンドラ。そしてそこに遠くから太陽が射しこむとなんとも言えない静寂の中の美しさがそこにはあります。

普段、街観光はあまり好きでない子供たちもヴェネチアはやはり風景が違ったのか、街並みを歩きたい!!あと船に乗って街がみたい!!とひたすら4人でヴェネチアの小道を歩いてはまた水上タクシーに乗って少し離れたところからヴェネチアの街を楽しみました。天候にも恵まれて、今回のヴェネチア旅行は最高のものとなりました。詳しくはまた次回に・・・。

クリスマスプレゼント

昨年後半は色々とあって忙しかったこともあり、ちょっとゆっくりしたくてくり子は10日ほどクリスマス休暇を取ることにしました。それならばとクリスマスプレゼントに母さん、旅行をプレゼント。(母さんが旅に出たかったって聞こえてきそうだけど・・・笑)

今回は車で7時間近くのところへ遠出をすることになったのですが、旅の前日まで家族のクリスマス会があり、それも何時に終わるかも分からないので、翌日に荷造りして車で7時間は少ししんどいので途中で一泊することにしました。

途中で一泊した街はクラーゲンフルト。ここ辺りには何か月かに一回は来てるのですが、いつもは自然を楽しむ旅行なので、山や湖の近くに宿を取っていたのですが、今回は旧市街の街のど真ん中に泊まりました。ここのあたりは何度も来てますが街の中は以前にちょこっとだけ見たことがあるだけで、ゆっくりと見たことはなかったのですが、とても昔ながらのいい街並みで素敵な街でした。

母さん達が泊まったのはアパートメントホテル。キッチン付きで食事なんかはついてませんが、とても歴史のあるお屋敷を今はアパートメントとして貸し出しています。クリスマスの翌日に旅する人なんていうのはほとんどいなくて、私達以外に宿泊者はいませんでした。

旧市街のど真ん中で大きな部屋が3部屋にバスルームは2つ、キッチン付きで一人5000円ぐらい。コーヒーや飲み物、アルコールもこの料金の中に含まれているので、私達が買ったのは朝食用に近くのパン屋さんで出来立てのパンとミルクを買っただけ。これでこの値段だったらかなりお安いです。ヨーロッパにはこういうコンドミニアム式のお洒落な部屋を安くで借りられるところが沢山ありとても便利です。

こんな立派なお部屋に一泊だけっていうのも持ったない感じがしますが、翌日は朝ごはんを食べたら、早速次の目的地に出発です。さぁ・・・どこに行くでしょうか?

今年もよろしくお願い致します

明けましておめでとうございます。新年早々立て続けに大変な惨事が続き、胸が潰れんばかりで年明けお祝い気分には到底なれませんが、心も身も引き締めつつ今ここにある家族との幸せを大事にして過ごすように心がけています。

随分前の話になりましたが、我が家のクリスマスは毎年三日三晩お祝いをします。24日は家族4人で午後からクリスマス市巡りをします。(その間にクリストキントがプレゼントをクリスマスツリーの下に置いていってくれるというもの(笑))

その後、家に帰ってから子供たちがこの日の為に練習したクリスマスコンサートが開催されて、みんなでクリスマスイブのお祝いをします。

そして25日は義両親と叔母のアニーと我が家でクリスマスをお祝いして、26日はZ家家族全員でお祝いをします。

母さんの出番は25日の我が家でのクリスマスパーティー。この日は我が家がホスト役なので、お料理から母さんが用意します。ゲストが集まったらみんなでスパークリングワインで乾杯をしてお喋りを楽しんで、その後みんなでクリスマスツリーを囲んでクリスマスソングをカノンで歌ったり、2重奏で歌ったりクリスマスの夜を盛り上げます。

そしてその後はみんなでプレゼントを開封して、感謝の気持ちを伝えたら母さんがキッチンに行っている間にみんなはゆったりとボードゲーム。年齢を超えてみんなでできるボードゲームはとても微笑ましいものがあります。

今回母さんが作ったのは前菜にサーモンのテリーヌ。メインは赤ピーマンの肉詰めクリスマス仕立て。そしてデザートがチョコレートムーストルテ。この二日後には旅に出てしまうのでできるだけ食材が残らないで食べきれるものを意識して作りました。

義両親もアニーもこの時間をすごく楽しみにしていてくれて、心から喜んでいるのが感じ取れてとても嬉しかった母さん。

一緒の時間が過ごせる間は忙しくてもできるだけこういう時間を増やそう。この時間がいつまでもずっと続くものじゃないのだから・・・。家族や友達との時間を大切にしようと一層感じた今回の災害。

今回の地震により犠牲になられた方々にお悔やみを申し上げると共に被災された方々に心からお見舞い申し上げます。昨年の夏に災害にあったところを家族4人で旅行をさせてもらっただけに、その頃の景色や風景が頭に浮かび心が痛みます。私達が住んでいるところからできることは限られてますが、被災されたところに想いをよせながら心を引き締めて日々を過ごしていこうと思います。

これからの2024年が世界中の皆さんにとって平和で少しでも心穏やかに過ごせる年となりますように・・・。