小学一年生と中等学校一年生

9月から年度初めの新学期が始まるヨーロッパ。我が子二人も新たなステージにステップアップしました。

この9月からスカイは小学校に上がり、ルーべは中等学校に上がりました。

二人とも新しい環境に初めの2週間は慣れるのに大変で(特にルーべ)しばらくの間カオスな生活を送っていましたが、やっと少しずつ生活が落ち着いてきた今日この頃です。

小学校も中等学校も入学式というものがあるわけではなく、学校まで子供を送り届けたらそれで終わり。小学校の場合は子供のクラスまで子供を送り届け10分ぐらいはクラスで子供たちの様子を見学できますが、その後、親はクラスから追い出されて外で一時間ほど待って子供が出てくるのを待つだけ。なんとも寂しい入学初日です。

ルーべに関しては入学一日目から4時間授業があり、学校に着いたら学校の前に張り出されたクラス割の紙から自分の名前をみつけ、そのクラスに行って新しいクラスメートと一緒に担任の先生を待ってその後普通に授業が始まったらしい。親はもちろん学校に入ることはできないので、こちらも子供を送り届けたら終わり。母さんは未だに学校に入ったこともなければ担任の先生も知りません。(一度保護者会があったのですが、コロナ対策の為一家族から一名だけの参加が許され、もちろんこういう時はドイツ語が得意なクリ子が我が家の場合参加します。)

日本でいう小学校4年生で中等学校に入学しなくちゃいけないオーストリア。授業の形態も日本の高校みたいで、授業ごとに先生も変われば、教室も変わる。担任の先生なんかに会うのは週に3回だけ。後は時間割どおり子供たちの自己責任ですべてをこなさなくてはいけません。午後からある体育の時間なんかは5時間授業のあと2時間の空きがあり、その後2時間体育の授業があるのですが、空きの二時間は学校に残ってはいけない決まりがこの学校にはあり、学校が家から遠いルーべなんかは一度家に帰る時間の余裕はないので、空きの2時間どこかで時間をつぶさなくてはいけません。幸いクリ子の会社が学校の近くなので、ルーべの場合は空きの時間クリ子の会社に行って空いている部屋で昼ごはんを食べて宿題をして、その後また学校に戻ります。そして7時間授業のあと家に帰ってくるのは16時半。朝の7時半には家を出て、授業を終えて帰ってくるのが16時半。なかなか長い一日です。これを日本の小学校4年生からしなければならないので、もう初めの数週間はこのシステムにルーべが慣れるのに大変で7月までは小学校ですべてが先生の管理のもとでのほほんと毎日を過ごしていたのが急に自己責任を求められてすべてを自分でクリアーしていかなくてはいけない生活の変化についていけてない感じでした。

でも今は少しずつ慣れてきて少しずつ気持ちに余裕も出てきたかな。でも2週間後にはもう早速大きな試験が待ってるという試練。なかなかこちらの中等学校生活は大変です!