やっと学校が始まった!!

今週からやっと学校がはじまりました。ルーべの学校はハードロックダウンに入る前に校内でコロナのクラスターが発生して学校閉鎖していたので、およそ1ヵ月半ぶりの学校。学校の校長先生や担任の先生の問題は解決しないままの、コロナ爆弾を抱えながらの授業再開に親はみんなハラハラドキドキしながら毎日を過ごしてます。学校では2日に一回コロナの検査があるのですが、我が家は自主的にPCR検査を3日ごとにして感染予防に努めています。

今年のウィーンは春の訪れが遅く、今週あたりからやっと春らしい陽気になってきました。コロナ疲れといつコロナにかかるかもしれない爆弾を抱えながら、正直気持ちはいつも鈍よりしてますが、でも空が晴れるだけで気持ちは軽くなるものです。

基本的にはシックなものが好きなのですが、今はちょっとでも気分をあげる為に家の中に飾る花もできるだけ色の綺麗な明るいものにしてテンションをあげてます。

水仙やバンジーの美しさを幼い頃は分からず、自分では決して選ぶことのない花でしたが、今年は何故か立派なバラや美しい花よりチューリップや水仙、パンジーなど慎ましやかで可愛らしい花が愛おしく感じます。来年はいっぱい庭に水仙を植えようかと考え中。(歳を取った感がしなくもない・・・泣)

まだスーパーや郵便局、銀行などの最小限に日常に必要なお店しか開いてませんが、この半年間の間に少し経済を回す為に12月のクリスマスの2週間と2月半ばから一ヶ月間だけお店が開いていた時期を狙って欲しいものを注文して、ゆっくりと少しずつ家の内装やインテリアのものを買い揃えてます。そして母ちゃんの仕事部屋も2年半かかってやっとすべてが揃いました。

このシャンデリアはくり子がロックダウンが少し緩められた時期を狙ってやっとお店が開いたシャンデリアさんに足を運びクリスマスプレゼントに買ってくれたもの。そして後ろの絨毯は音響の為に発注したもの。この絨毯はハンドメードなのですが、生地に竹が使われていて、見てもどこに竹が織り込まれているのか母ちゃんは今だに判りません。

そしてこちらは誕生日プレゼントにプレゼントしてもらったもう一つのシャンデリア。これでやっと母ちゃんの仕事場も完成!!この一年のうちにお店が普通に営業をしていたのなんて、ほぼ半年だけ。買い物に不自由していて欲しいものがなかなか手に入らないし、お店に足を運んで自分の目て確かめたいものなんかは何ヶ月もお店が開くのを首を長くして待たなくてはいけない状況ですが、それでも少しずつ自分たちの住処が自分たちの描いた理想の絵に繋がっていくのが嬉しいです。

何事も制限された生活の中で今できることをゆっくりと焦らずに、楽しみを見つけて暮らすように心がけています。この週末は小さい頃、お婆ちゃんのお手伝いで種取りを手伝った金柑で金柑ジャムを作ろうと思います。

みんなで乗り越えよう!!

前回のブログで皆さんにご心配をおかけしてすみませんでした。その後も色々なことがありながらもなんとかみんな元気にそして爆発?することなく過ごしています。

ルーべの自宅隔離が終わる頃に、今度は母さん自身にコロナ感染の疑いがかかり、電話で”今、コロナの検査を専門施設でしたら、陽性が出てしまいました。言いにくいけれど感染源を探すとアナタしかありません!”と言われた時には心臓が止まりそうでした。急いで全ての用事をキャンセルして、くり子にもすぐに会社から帰ってきてもらって家族全員でコロナ検査場に車で行き(ドライブスルー形式で車から降りずにコロナ検査ができます)、電話をもらってからコロナ検査の結果が出るまでの二時間、もう手がずっと震えっぱなしで、何を子供に聞かれてももうその言葉は耳に入らず、生きている居心地がしませんでした。結果は家族全員陰性。その証明書をもらった時には涙が滴りました。(念の為に2日に一回は自宅でコロナ検査をしているのですが、でも電話でアナタしかいない!と言われたら、自宅検査の結果が間違いだった疑いもあるので、もう色々なことが頭の中を巡りました)

そんなこともあってその後は2週間ほど精神的に参ってしまい、もうこんな思いをしたくない!また厳しいロックダウンが政府が打ち出したことも重なり、誰ともコンタクトを取るのもしんどくてすべてをキャンセルして子供たちとひたすら家で過ごしました。

今でもハードロックダウンは続いていて学校なんかも休校のままなので、子供たちも母さんもほとんど家で過ごしています。もう国民の精神的な限界がきていて、よく投げやりな言葉を聞くようになり、それはルーべの学校の先生にもしかり。4回のロックダウン。それもどんどん期間が延長されるにつれて、担任の先生も自分の家庭と仕事を両立することに疲れてきたのか、ほぼ何も先生としての仕事をしてくれず、毎週月曜日に一週間分の課題を学校の門の前の階段にダンボールに入れて生徒全員分を用意するだけで、この一ヶ月間、宿題の添削も連絡も一切なし。来年は小学校最終学年で中高等学校の試験も控えているに、これでは心配だと立ち上がった保護者。みんなでオンライン保護者会を開き、PTA会長に頼んで担任の先生に抗議文を書き、校長先生にも抗議したのに、返事は一週間経った今もありません。

こんな状態で明るい希望や楽しい話とはこの最近遠のいていますが、それでも子供たちは毎日、元気ハツラツで満面の笑みを見せてくれることにホッとしています。

この一ヶ月の間に母ちゃんの誕生日を家族に祝ってもらったり、今年もイースターはハードロックダウン中だったので他の家族と会うこともできず、家族4人だけでのお祝いでしたが、お天気もよかったので庭でバーベキューをしたりしました。

そういやルーべの自宅隔離が解除されて、ハードロックダウンが始まるまで一日だけあったので、その日はくり子に有給休暇を取ってもらって家族で少し遠出をしてピクニックをしました。子供たちはくり子とサッカーをしたり自転車に乗ったり。一日でもこんな日が過ごせたことが嬉しいです。

こんな感じですが、我が家はみんな元気にやっていますので安心してください。日本もまたコロナの感染が拡大してきて、色々な厳しい規制が出されるみたいですが、皆さん一緒にこの状況を乗り越えましょう!!えいえいお~!!