お散歩

今日は一日中、いいお天気だったので母と3人で近くの公園に散歩に行ってきました。オーストリアでは退院後、すぐにお散歩に行くことを勧められます。体に免疫力をつける為らしい・・・。

って訳でルーべも退院翌日から外に連れ出しているですが、今日はあまりにもいいお天気だったので、公園に隣接しているレストランのテラスで母と食事をしてきました。

テラスの前には素敵な池があり、そこからいいそよ風がテラスに吹いてきてとっても心地のよいひと時。

ベビーカーを横においてゆっくりとお食事。母はこれがしたかったらしい。母はオーストリア郷土料理の代表、ヴィーナーシュニッツェル。

そしてお食事の後は少し公園内を散歩をして木陰のベンチでちょいと休憩。私達だけ美味しいご飯を食べるのは何なんで、ルーべもお食事時間。初めて外での授乳。

その後はちょいと公園内を散策。気温25度、木陰はとっても涼しくて快適!

我が家のルーべ、外に行くととっても心地よさそうにご機嫌。ルーべよ、外の綺麗な空気を吸って今日もよく寝ておくれ!!頼んだぞ!!

ルーべとテディ

我が家の息子さん、病院では一番鳴き声がうるさい赤ちゃんでした。ここの病院では分娩室から出る時から退院するまで一時とも赤ちゃんと離れることがない環境で、赤ちゃんの抱き方も授乳のやり方も何も教えてもらわないまま、新生児をポ~ンとお母さんのベットに寝かせて、”は~い、今日から授乳してね~”なんて言われても、何時間前かに子供産んだばかりで、何がなんだか分かってないんですけど・・・なんていう暇もなくいつの間にか我が子は私のベットに。

ってな訳で分娩室を出たと共に我が子と二人、放り出された私達。まだお乳がほとんど出ない出産後何時間という時点で、”は~い、赤ちゃんに添い寝してね・・・”って今度は言われたのですが、あの~赤ちゃんと潰してしまいそうで怖くて夜寝れないんですけど・・・。この狭いベットで二人で寝なきゃいけないんでしょうか???

もう出産した日から添い寝で腕は痛くなるし、寝れないしでスパルタ病院生活が始まったのですが、日に日に我が子、寝なくなったんです。寝ても40分、後は泣くばかり。2人部屋なだけに夜中ずっと泣かれるとこっちも疲れているので、気が変になってきそうになる中、ナースコールで”我が子がどうしても寝ないです。そしてずっと一晩中泣いてるんですが、何か私にアドバイスを頂けませんか?”と言ったところ、看護婦さんが我が子を見に来てくれたのですが、その看護婦さんが言った言葉が”うるさい!!そんな泣かない!何がそんなに不満なの?一番ここの赤ちゃんの中でうるさくなく子だわぁ~。私には分からない!!”って貴方がお手上げなら私はどうしろと??勘弁して・・・・・!!

って訳で我が家の子のあだ名はルーべ。訳すとライオン。我が家のルーべ、家に帰ってきてからはだいぶ落ち着いて泣くことも少なくなり、世話しやすなったのですが、そんなルーべが大好きなのが曾おじいちゃんからもらったテディーベア。毎日このテディと語り合い仲良く寝ている我が子。今もテディと仲良くお休み中!!(写真は生後7日目)

出産

ご無沙汰してます。子供ができるとなかなか自分の時間が取れないものですね。毎日が我が子と共に成長の日々です。

さて今回の出産からちょうど2週間が経ちました。ちょうと2週間前の土曜日の朝にあら?ちょっとお腹が痛いような痛くないような・・・なんていうのから始まり、でも全然痛さが大したことなかったので、あら、これは前駆陣痛かな?なんて思っていたのですが、昼頃にはそのなんだか痛いような痛くないようなって痛みが15分置きにきて、主治医の先生から痛みが定期的に来るようになったら、とりあえず病院に行って・・・と言われていたので、そろそろ準備をするかぁ~なんてシャワーを浴びてクリ子が最後に大きなお腹を写真に収めておきたいなんていうので、お腹の写真を二人で何枚か収めるぐらいの余裕。

こんなので病院に行っていいのか?なんて自分でも思うぐらいのもので、病院に行っても私の笑顔を見て、助産婦さんには、”きっとお家に帰ってもらうことになると思いますが、とりあえず診察してみましょう・・・”なんて言われ、家に帰さないでくれ・・・なんて願いながら診察してもらったら、”おめでとう!!子宮口も4cm開いてることだし、このまま分娩室に行って~!!”なんて言われて、3日前からもう子宮口が4cm開いてることは言えず・・・とりあえず分娩室に行くことになった私。

でも病院内で会う先生も助産婦さんもなんでこんなに笑顔な患者が分娩室に居るのか不思議らしく、色んなところから”なんであの子、分娩室にもういるの?”という声が聞こえてくる始末。ま!とりあえずパジャマに着替えて、後は日本の家族に”この分娩室から見えるウィーンの景色は最高~!!”なんてメールを送って分娩室に入ったことを報告。それでも暇なので、とりあえずこの階を散策することに。

たまにイタタタタタ~という痛みがきてちょこっと壁にもたれかからなくてはいけない状態が来るのですが、それでも笑顔は絶えず。こんな状態な助産婦さんは痺れをきらして、”もう一度検査してみてまだ陣痛の激しいのがやってこなかったら、お風呂にでも入って、その後入院手続きをしに上の階に行ってね~”なんて言われながら診察台にのって2分ぐらいすると急に激しい痛みが!なんとその時点で子宮口は10cm。助産婦さんが”もう、あなた、頭が下から出てきてるわよ!!頭を後は赤ちゃんを押し出すだけよ!!赤ちゃんの頭触ってみる?”なんて言われ、助産婦さんも周りの先生も信じられない事態に。急遽、出産に向けて慌しくなりました。

それから2時間。我が子は7月14日の19時27分にこの世に生まれてきました。そして我が子が産まれてきた時と同時に、分娩室の窓からは綺麗な2つの虹が我が子を迎えてくれました。