神社を回る理由

IMG_6588.jpgこのお正月は実にいっぱいの神社を回った。お賽銭貧乏になるのではないかというほどいろんなところをお参りした。

IMG_6544.jpg元旦はお節を食べた後、クリ子と平安神宮にいった。クリ子はここのお庭が好きで何度も行きたがる。思い出すなぁ~2年半ほど前に妹夫婦がここの本殿で結婚式を挙げたのを。それにしても今日はいっぱいの人でいつもの平安神宮とは雰囲気が全然違う。

IMG_6548.jpgそして日が明けて次の日は滋賀県の白髭神社にちょいと足を伸ばしてみたり・・・

IMG_6602.jpg日吉大社にお参りに行ってみたり・・・

IMG_6724.jpgそして家族と一緒にご朱印状がかっこいいという理由で八幡の石清水八幡宮に入ってみたり・・・その他にも東京でも明治神宮に行ったりしている。何故これほどまでにお参りをしたかって??

IMG_6550.jpgそれはですねぇ~これなんですよ~。そう私、今年厄年なんですわぁ。。ビビリの私はこれこそ神頼み。お賽銭入れては”精一杯頑張りますのでどうか、今年一年悪いことが起こりませんように・・・”とどれだけ願ったことか。

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そして父と一緒に厄除けをしてもらう。

IMG_6727.jpg厄年をどう考えるかは自分次第と友達から教わった。何かこの一年、人に役立つことをすれば厄はやってこないという考えの人。お赤飯を炊いてみんなにお赤飯をお裾分けし、厄をみんなに少しずつもらってもらうという考えの人。人それぞれである。私はビビリだから聞いたことは全部やろうと思う。早速まず始めに御神矢を東南の方向に祭るのがいいと聞き、早速ウィーンの我が家ではその方向に立てかけている。

IMG_6857.jpgどうか神様、私いい子でいますので悪い事が起こらないようにお守りください。ってね。でも女性の節目、節目で何か起こるからそれは受け止めなくちゃ仕方がないのよ!っていう人もいるけれど・・・それでも心身ともに健康で充実していられることが一番! 今年一年、何も悪い事が起こりませんように~!!

お正月

2008年も相変わらず不良娘?な誰かさん。ただいま日にちがかわって金曜日の朝、1時。こんな遅くに帰ってくる奴は誰だ!だって今日は仕事の後、ご招待があって個展のオープニングの式典に招待されたんだもん。なんて言い訳か?クリ子には昨日の晩作っておいたカレーで晩御飯はごまかす。

IMG_6578.jpgなわけで年が変っても人間はそう簡単に変れない、そんなことを思う私なのであります。そんな私のことなどほっといてさてはて2008年もめでたく明けました。

IMG_6535.jpgお母さん、クリ子と3人で頑張ったお節もやっと出番がきたというものである。

IMG_6536.jpgお節は作っている過程でツマミ食いするのが一番美味しいと思うのは私だけだろうか?お節の由来はもともとお正月には火を炊いてはならないと風習から、物持ちのするものをお重につめたことから始まりらしい。

IMG_6534.jpgクリ子の必殺技。このニンジン、実はクリ子の作である。クリ子曰く、一つの花を作るのに35面カットをしなくてはいけないらしい。いかにもクリ子らしい表現である。

IMG_6532.jpgOyumiche~n, お重の中には1段目、二段目、3段目って入れるものが決まってるねん。だからそれにできるだけそって入れてや。何を隠そう、一昨年、昨年と実は私がお重を詰めた。それもお母さんに文句を言われながら。あ~あかん、一つの段には種類を奇数の分しか入れられへんの。え?ってことは3か5か7・・・わかった。それを聴き、一人で5に決めた私は黙々とお重に色々なお料理を詰めていく。あ~そんなゆるゆるにつめてたら全部入らへんようになる。7種類いれられへんの??いやや・・・そんな窮屈な入れ方・・お料理がおいしく見えへんやん。

IMG_6615.jpgってな訳で入らなかったものは私のわがままで違うお皿などに入れて出される。

IMG_6613.jpgう~ん、なかなか私の盛り方も捨てたものじゃないではないかぁ・・なんて自画自賛してるのは私だけか?

IMG_6540.jpgそしてお節には御とそでしょう・・・ってこれを私は一番喜んでたりして??いえいえそんな訳ではありません。

IMG_6541.jpgいやありえるかも・・・・いやいやそんなことはありません。私の一番好きなお正月料理は・・・

IMG_6542.jpgそれはお雑煮。我が家では元日が白味噌のお雑煮。二日目が鶏のおすまし風雑煮。そして三日目がかまぼことほうれん草のおすまし風お雑煮と決まっている。

さぁ~また新しい一年がやってきました。さてはて今年一年はどうなることやら??

ウィーン風な大晦日

毎年、実家の大晦日は大忙しだ。大掃除にお節作り。除夜の鐘がなる頃になってもお節作りが終わっていず、いつもよなよな母が疲れを見せながらお節を作っているのを見てきた。

IMG_6515.jpg今年こそはちょっとゆったりとウィーン人が大晦日を過ごすように大晦日の晩という時間を楽しもうよ!ということになり、私達の進行のもと大晦日の晩を実家で過ごした。

その為にクリ子までも動因し、その日の午前中からお節作りに励んだ。晩の楽しいひと時を母にも楽しんでもらう為に。そしてある程度お節の目処がたったところで家族のみんなにはお正月を綺麗な姿で向かえてもらう為にお風呂にも入ってもらい、くつろいでもらう。そしてその間に私達はせっせ?とディナーの用意をする。

IMG_6511.jpgってったって、ウィーンから持って帰ってきたチーズでチーズホンデュをするだけなんだけど。私達も食事の前にお風呂に入らせてもらっている為、時差ボケもあり食事の支度をする前にちょいと寝てしまい、ちょっと手順が狂ってしまったのはご愛嬌として、大晦日のディナーが始まった。

IMG_6512.jpg母に作ってもらったタイのカルパッチョ、そしてウィーンから持って帰ってきた生ハムにメインのチーズホンデュ、そしてサラダ。そしてそのお相手にはまずはこれまたウィーンから持ち帰った白ワインから・・・まずはお食事に合わせて軽めのオーストリアワイン。これは去年の夏産のまた若いワイン。前菜などにはこれらの主張の少ない軽めのワインがよく合う。そしてちょいと食事が落ち着いたところで香りのある個性を持つワインを頂く。

そうやって食事を楽しんだ後は、除夜の鐘と共に頑張ってもらわなくてはいけない父と母に少し休んでもらっている間に食事の片付けをする。そしてお腹が重いみんなにはまずこれで楽しんでもらおう。その名はBleigießen(ブライギーセン)。オーストリアでは大晦日の晩にこれでよく来年を占う。

IMG_6514.jpg遊び方はこうだ。まずこの中から好きな形のものを選ぶ。

IMG_6516.jpgそしてそれを火にかけて完全に溶かし、溶けきったら、水の中にその溶液を落とす。

IMG_6518.jpg水の冷たさでその溶液が固まり、その固まった形で来年を占うのだ。

IMG_6519.jpgさぁ・・一発目は我が家の大黒柱、お父さん。あら、ちょっと慎重になりすぎましてよ!まるでこれじゃ鹿のフンではございませぬか!

IMG_6522.jpgさてさてこれは何に見えますかねぇ~

この遊びなかなか面白い。溶液を水に落とす速度、距離間、温度によって全然形が変わるのである。そしてだいたいこんな時はポジディフに考えるオーストリア人は出来上がった形を見て、各々好きなように想像し来年の抱負につながるようにみんな素敵なアドバイスをしてくれる。

本当は一人一回ずつなのだがみんな自分の作った形に納得いかないのか第2ラウンドが始まった。あっちゃ~気づいたら除夜の鐘つき終わってるよ。

一通り、ブライギーセンで遊んだ後はみんなで新年を祝ってシャンパンで乾杯をし、その後はウィンナーワルツを踊って年越しを楽しむ。”お嬢さん、私と踊ってくださいますでしょうか?”なんてね!

その後も本当は私達は飲んで踊って新年が明けたことを楽しみたかったのだが、ゲストの父、母、姉がソファーで眠り始めてしまったのでその日はお開きとなった。

だけどお節に追われない、時間にゆとりをもったこんな大晦日の晩もたまにはいいんじゃない?