月: 2007年12月

昨日はクリ子の会社の忘年会があった。彼の会社の忘年会に出席するようになってかれこれ6年目になるだろうか？この会社も随分大きくなったもんだ。今年だけでもまた6人もの新しい同僚が入ってきた。

始めは５，６人で建てたこの会社。その頃はすべての人が大学時代の友達であったり講師であったりで私からしても世代が同じな人ばかりで和気藹々とアットホームな感じでマンションの一室を借りて仕事をしていた。

それがこの3年ほどでウィーンに自社ビルを建てるまでになり毎年、あれよ、あれよ、という風に従業員が増えていく。もちろんクリ子達より若い世代の人達がドンドン入ってきて会社の雰囲気も前とはまた一味違う。

それでも従業員のお誕生日の日には必ず昼休みにみんなでバースデーケーキを食べお祝いをしたり、一緒にフィットネスをしたり、ハイキングにいったりとまだまだアットホームな感じで私はこの会社の集まりが結構好きだ。

みんなで食べ物回しあったり、カクテルの味見をしあったり、とってもお気楽で格好をつけてない彼らを見ているとドイツ語が苦手だと思っていながらも何故か私も一生懸命喋り、笑い、気づけば最後の最後までそのパーティーに居座っていた。

会社が大きくなってきた分、忙しくいつも期限に迫られ次から次へと開発をしていかなくてはいけない世界。みんなの顔からはわからないがかなりハードな最近。世がクリスマス休暇に入る前までにある仕事を終えなくてはいけない為、みな休日もなく働いている。

クリ子も来週になると顔がどんどん険しくなっていくのだろう。ちょっと彼を支える為にも、この最近さぼってたお弁当作りでも頑張りますか！

お腹いっぱい食べてカクテルやらワインやらいっぱい頂いて・・気づけば夜中の2時を回っている。さぁ～ゆっくりと家に帰ることにしますかぁ～。外に出てみたらあまりの寒さに（零下2度）体が小刻みに震え、クリ子と二人でハイジの歌を歌いながらスキップをしながら家路へと急いだのでした。

どうか来年も彼らの仕事がますます繁栄されていきますように！

バリバリバリ・・と聞いて何を想像するだろうか？ガラスがバリバリ割れる音？それとも固い包装紙を破る時？それとも焼き海苔を食べる時？人それぞれ想像するものは違うだろう・・

私は今朝、このバリバリの音（実際に聞こえていたか？は疑問）で心地よく目が覚めた。私のバリバリは動いた拍子に耳の中がバリバリ、そう耳クソが割れる音。夢の中でこの耳クソの音を聞き、”今すごい音がした！　　　　　　　こりゃ大きい耳クソがとれそうだぜ！”なんて思っていた。だって大きな耳クソが取れた時ほど快感なものはないんだもん。

そして早く耳クソが取りたくてうずうずして、さぁ～耳に耳掻き投入！さぁ～割らずに綺麗にそのままの形のまま取るぞ！淵からそ～っと。これがこれが意外なことにポロっと綺麗にとれ耳掻きを覗きこむとそこには大きな、大きな一枚の耳クソが・・それも耳の形にそってカーブをしている大きなのがベロっと出てきた。

その後の耳のすっきりしたこの爽快感。ああなんだか耳の中がツルンとした感じ。すごく爽快な気分でウキウキしてるところで目が覚めた。さて、横を見るとそこにはクリ子がボリボリ髭を掻きながら寝ていた。

ちぇ！夢だったんかよ～。あの爽快感を返してくれ！早速、悔しかったので耳掻きをしてみたがそこには何も出てこなかった。今だにあの夢の中の爽快感が忘れなれない私・・・

気が抜けたのかそれともこの前の吹雪の山登りがいけなかったのか、鼻風邪をひいてしまった。これがつらい。ご飯を食べていても下をむいたらボト。鼻水が・・・

鼻の下は赤く爛れ、オーストリアの固いティッシュで鼻をかむと痛くて痛くて仕方がない。しまいには一枚のティッシュを両方の鼻につっこみ、息をするたびに鼻の前から垂れ下がった白い紙が呼吸と共にユラユラ揺れる。

クリ子にそのペラペラした紙を鼻からぶら下げるのだけは格好が悪いからやめて！と言われても出てくる鼻は止められない。これで鼻水攻撃を遮らなくては。

涙目で鼻の下は真っ赤、白い提灯のような紙を鼻にぶらさげて一生懸命金魚が息をするようにパク、パクと口を開けて呼吸している私を見て今日も私を笑わせようとするクリ子。”僕のお尻は今日もキュ～トよ～！さぁ～触ってごらん。プリプリプリ（お尻を左右に振ってみせる）！！”こんなお馬鹿なクリ子の芸に悔しいことながら笑わずにはいられない私であった。