頑張れ~!

9月の半ばに受験を控えている受験生が最近私のところにやってきた。その子はとっても素直ないい子で真剣に私の言うことに耳を傾け、演奏する。だけどこの2ヶ月で試験まで持っていくにはちょいと時間的に無理がある。本人もそれはわかっている為、来年の入試にかけてもいいのだが今年の試験を受けるだけ受けてみても損はしないだろう!という彼の考えのもと今、試験に向けて精一杯頑張っている。

IMG_5619.jpg口調は優しいが決して優しくない私。違う!その音、もっとほしい。そこのタイミングが・・なんかそこ弾きにくそうなんだけど、そこもう一度弾いてみて。なんでそんな指使い使ってるの?その子にあった指使いを見つけてあげる。そしてそして・・・永遠と続く。

IMG_5620.jpg一番大切なのは聴く耳をもつということ。これが以外となかなか自分が弾いてると客観的に自分の演奏を聴くことができないのだ。バレンティンもその一人。何回も弾かせてみてどれがいいか自分の耳で確かめさせる。今のは自分でどう思う?よかった?それとも?どこが悪かったと思う?自分でいいと思うものが自分の耳で聴けるまで私は家に帰さない。何故ならばその耳がなくては一週間の家での練習が効率よくできないから。

IMG_5622.jpg受験という期限があると生徒もそして教える方もそれにむけて頑張るので結果がどうであれ生徒はすごい成長をする。その為にも今回の受験を一緒に頑張ることにした。彼のレッスンの後はこちらも体力と集中力がかなりなくなってしまう。だけど彼にいいものがあるから音楽の色んな可能性、幅を教えてあげたい。パレンティン、私も頑張るからちゃんと自分の音楽を聴く耳をもって練習し、曲をよりよいものに作っていこう! 残された時間はあとわずか、カンバルのだ!

彼の受験とクリ子の会社の展示会が終わったらちょいと2,3日ほどバカンスに行こうと思う。それまでお互い頑張って今、与えられた課題に取り組んでいこうと思う。って何故かこのバカンス私の稼ぎでクリ子をご招待するという??が飛ぶ旅行。それでもいいの、どっかに行きたい!

カールおじさん

IMG_5632.jpgこれ、だ~れだ?

IMG_5631.jpg私の麦わら帽子をかぶって遊ぶカールおじさん~!

何故かこの帽子をかぶると自分までかぶりたがるクリ子。いや~アンタ似合ってないわけじゃないけどお髭が合わんよ~。

そんなに眩しいんだったらかっこいいサングラス買ってあげるのに・・・嫌!僕はサングラスは顔を締め付けるような感じがしてイヤ!

そう、クリ子は体を締め付けるものを大変嫌がる。ってアナタ~そんなに原始人みたいな格好がお好きですか?ちょいとほっとけば朝のシャワーの後、真っ裸でコーヒーと新聞を読んでいるクリ子。注意するとバスタオルを腰に巻くもののそれでもその格好で一時間はウロウロしている。

そうかと思えばクリ子~なんか暑苦しいし、そのTシャツズボンから出したら?その方がラフな感じに見えてお洒落に見えるけど・・・って休日の日など進めてみるが、何がなんでもシャツやTシャツの裾はすべてズボンの中に入れないと気がすまないクリ子。だってだらしなく見えるもん・・いや、そう見えるもんもあるけれどこのシャツやったら出した方がお洒落に見えると思うけど・・・と言っても駄目!シャツ関係は全部ズボンの中に、そして襟を立てるなどもっての他。ポロシャツとかその方が格好いいのに・・・って思ってクリ子が出て行く間際にちょこっと襟をさりげなく立ててみるけれど2秒後にもとに戻されてしまう。

あ~君がわからんよ。家では裸ンボをこよなく愛し、外では窮屈そうな格好を好むアンタが。その真中ぐらいを取ってくれないかねぇ~クリさんよ。

Letschoの作り方

随分前の話になるがこのタラのカレー風味ムニエルの付け合せはなんですか?というご質問があったのでお答えしたいと思います。(って誰も興味ないって?)

IMG_5422_01.jpgこのメニューにはタラのカレー風味ムニエルにLetscho(レッチョ)とバスマティーライス(インド米)にクリームソースがけと書いてあった。

このレッチョとはもともとハンガリー料理で昔、オーストリアがハンガリーを占領していた時にオーストリアに入ってきた料理と思われる。さてハンガリーと言われれば何?ダダ~ン、答えは赤唐辛子でしょう・・・

作り方はというと至って簡単。タマネギのみじん切りをしっかりと油で炒め、その中に赤、黄、緑のこれまた小さく切ったパプリカを入れて炒める。そしてその中にトマトの刻んだのも入れ炒め、その中に少しブイオンと水か白ワインを入れてしばらく煮る。最後に塩コショウ。今回の付け合せについていたのはこれだと思われる。ここにタラリとバルサミコを入れても味にまとまりがついて美味しいと思われる。私は苦手だがここにローズマリーなどを少し入れてもタラみたいな淡白なお魚にはアクセントになりいいのではないだろうか?

でも本格的なハンガリーのレッチョにはこの中にパプリカの粉と刻んだ赤唐辛子が入る。ここで注意。ハンガリーの赤唐辛子は日本の赤唐辛子ほど辛くない。もっと身が太っていてどこか甘味までほのかに感じられる。ってな訳で日本の赤唐辛子を入れる場合はほんの少しでよいと思われる。ハンガリーではこれにお好みでソーセージやお肉、お団子などを入れたりして食べたりもする。きっとこの料理だとコクがあるビールなどがこの料理のお供にはいいのではないだろうか?

ってな訳でもしご興味のある方は一度作ってみてください。ちなみにクリームソースはタラを炒めたフライパンに生クリームと少し白ワインを入れて混ぜたようなものだと思われる。