第二の人生

第二の人生を考えるにはまだ早いが、この前カーリンと二人でいや~今の仕事してなかったら何する??って話になり、こっちでなかなか音楽でそれなりのお金を稼ぐのが大変なことをしみじみと感じている私は真剣に考えてしまった。アジア人でも雇ってくれるところ??そして自分が興味を持っていることでぇ・・・??何がええやろう・・・???先にお断りしておくがこれは空想、夢の世界だということを言っておこう。(現実には難しい・・・・)

だけど二人が収まったところはワインのソムリエ。だって二人ともワインがすごく好きなんだもん。そしてそれなりに美味しいワインと美味しくないワインが見分けられるもん。(こんな程度じゃ駄目??)仕事しながらもなんだか少し夢があってエレガントでいいじゃない??二人できっと職業訓練学校で2年ぐらい勉強すればきっと資格もらえるよ~とか言って盛り上がってしまった。そしてヨーロッパでクラシック音楽をアジア人が教えるよりもきっとレストランとかで専属でアジア人でもソムリエだったら雇ってくれそうじゃない??とかちょっとかっこよくない??とか二人とも酔ってるから好き勝手なことを言ってその場を楽しんだ。

IMG_0121.JPGそしてカーリンがそれならちょいと教えてあげよう・・・・ってお酒も入ってる勢いでまずワインを一口飲んだ後に喉にワインが流れる時の好みを聞かれた。まぁ。。日本でいう喉越しがよいものかそれとも口の中にムワ~ンって香りやお酒の後味が残るのかどっちがいいか??ということ。私はス~っと喉を流れていく方が白ワインだったら好き!と言ったらそれはアナタは白ワインでも辛口が好みなのだ!と言われた。その通り、私は白ワインは辛口が好きさ。だけどこれって日本のコマーシャルとかであるビールの理屈と一緒かぁ。。。まぁ。。それは置いといてそういう場合はドイツ語で喉越しが良いのはこういうのよ!!とか色々と教えてもらった。

IMG_0125.JPGいや・・・それを職業にしなくても少しお勉強でもしたいなぁ。。だけど即、クリ子とロニー男性陣二人に勉強するのもお金がかかるからやめとけ!!と言われた。だけど知識というものは持ってて損はしないぜ!お二人よ~。だけどもうカーリンに教えてもらったこと半分ぐらい忘れたからこんな私では駄目かぁ。。。。

ピアノという生き物

うちの家にピアノが来てから2週間ぐらい経つがピアノいうものがここまで毎日変化を遂げるとは思ってなかった。

IMG_0382.jpg我が家にピアノが届き、初めて弾いた時の印象は・・・というと正直なところかなりガックリした。そらドイツから二日、三日かけてうちの家に運ばれてきたのだから音が狂っているのは承知していた。だけど。。音が響かない。わざわざドイツの片田舎まで車をとばしてピアノを作っている工場まで行き、今のピアノを弾かせてもらった時、あの時の響きや音の深みはどこへ??何よりもあの時惚れ込んだこのピアノの音の柔らかさ、ハーモニーはいづこへ・・かなりショックだった。

それが毎日、毎日ピアノを弾いていくうちに鍵盤が柔らかい感じになり、音もだいぶ響くようになってきた。まだ作りたて新品のピアノは音が固い、そしてあまり鳴らない。だけど2週間弾いただけでドンドン音が鳴るようになってきた。音の本当の深みとやらは、このピアノを弾き込んで一年後ぐらいにしか出ないだろう・・だけど今はピアノが変化していくのを感じながらピアノを弾けることが楽しい・・・

活気が戻ってきたウィーン

IMG_3686.JPG9月に入ってからウィーンにはまた活気が戻ってきた。みんな長い休暇でウィーンの街を離れて外国に旅行に行っていた人や田舎に行っていた人達がまたウィーンに帰ってきたのだ。街にはいっぱいの車が行き来し、スーツ姿の人達がせわしなく行き来する。 IMG_4069.JPG

そして何よりいっぱい見かけるのが子供だ。電車に乗ろうが街を歩こうがどこに行こうがいっぱいの子供達を見かける。ウィーンでは9月が今年度の始まりとなるので、(日本でいう4月)昔からの友達、そして新しく出来た友達と皆楽しそうに会話している。そしてみんなノートやファイル、その他色々な物を買い揃える為、文房具店は毎日子供達の行列だ。何故だかその光景を電車の中から眺めていたら蹴上の疎水の桜を思い出した。毎年、電車に揺られながらまた一学年上のクラスに上がる、また一年が始まるんだぁ。。と色んなことを考えながら毎年電車の中から見ていた桜。もうどれぐらい日本の桜を見ていないだろうか・・・きっと5年ぐらいになるのではないだろうか。そう思うと日本の秋も・・・・あ・・・・松茸、あ・・・さんま、あ・・・牡蠣、考え出したら切りがない。

あ~松茸やさんまが無理でもせめて牡蠣だけでも新鮮なのが食べたい。オーストリアでは食べられないからどこか海に面した国に少し旅に行きたくなってきた。魚介類を求めて・・・いいよね?だって私達新婚旅行行ってないし、こっちの人が取る夏の休暇も取ってないし・・そろそろどこかに行きたいよ、クリ子!!夢だけは膨らむが現実は・・・・トホホである。