Almenland

お天気が最高によかった日曜日、久しぶりに昼からクリ子と山に行ってきた。山と言っても山のふもとにある村へ自然を求めて行ってきたと言った方がいいかな?

今回行ったところは、Steiermark州にあるAlmenland。ここら一体は山が比較的おだやかで、牛や羊、そして馬などが放牧されている。

今回の私の希望は、空気の綺麗な田舎に行って、牛と戯れたい!そしてヒュッテで美味しいビールと美味しい田舎料理を食べたい!というもの。

この日は気温24度ぐらいとハイキングには最適のお天気。今回のハイキングコースは約8km.の道のり。なだらかな道が続くため、子供からお年寄りまで気楽に散歩できる。

なんだか北海道をイメージしてしまうような風景。のどかです。

牛が、馬が、そしてポニーが放し飼いにしてある為、私達がハイキングしていても、その前を堂々と横切っていきます。

牛だって目の前で大きな糞や、あくびをしてくれます。人なんかには全然興味がないようで、私達が横を通っても見向きもしず、ひたすら草を食べ続けています。

クリ子に牛と戯れたい!と言ったものの、実際は動物が怖い私にとっては、こうやって私達には無関心で目も合わせず、もくもくと自分達のペースで動いてくれるのが、助かる!

Mendlingtal

Niederoesterreich州にMendlingtalというところがある。ここは水が豊富で昔、伐採した木をこの勾配を使って下まで運び、水流の力をもとに水車を動かし、木を切っていた。

今では機械化が進み、この方法は使われていないが、今でもここを見ることはできる。

すべてこのように板が張ってあって整備されているので、子供からお年寄りまでとても歩きやすい道になっている。

私達がここを訪れたのは5月1日。ここが一般公開されているのは、5月1日から10月31日まで。それ以降は雪が深くなる為、一般の人達は入れない。

今年は寒い日が続いたので、まだ雪解けがそこまで進んでいないのか、まだ水かさが少なく、ちょっと残念・・・・。

この谷沿いに歩いていくと、色んなお花に出くわす。水辺に咲く花から・・・

落ち葉の間から優しく顔を出している花。

そうかと思えば、ちょっとした草原に咲く花まで。花達もきっと春を待ち遠しかったんだろう。なんだかどのお花もすごく嬉しそうな表情をしていた。

そうかと思うと、目を凝らして水の流れを見ているとマスや川魚がいっぱい泳いでいる自然豊かな場所。この水の色をみるといかにここの水が綺麗だかお分かりになるでしょう・・・。

約片道1時間強の散歩道、色んな自然のありがたみを感じながら楽しく歩くことができる。この時期にしか行くことができないMendlingtal。興味がある方は是非、一度訪ねてみてください。

マイナス14度の散歩

今回の旅行の間で、晴天になったのは旅最終日だけ。朝起きると、カーテン越しに空が真っ青に晴れているのが伺える。

こんな日は朝イチのホテルの朝食でベーコンエッグとパンと果物をお腹に詰め込んで、栄養補給をいっぱいして、さぁ~この日を待ってました!と言わんばかりにスキップをしながら山へ向かう。

山は新雪で真っ白。ふっわふわの雪に一番に足跡をつけるのが快感なのよねぇ~。

前日に続き、この日もまたちょいと山をお散歩。標高1300メートルの地点まで車で行き、頂上まで目指すというもの。今回選んだコースは、雪山ということもあり、夏には車でこの道を通るということができる、比較的広めの安定した道。

風一つない晴天で本当に気持ちいいのだが、気のせいか顔が真っ赤に寒さでバリバリに焼けてしまっているような気がする。

歩いていると暑くなってきて、手袋や帽子を脱ぎたくなるけれど、外気はこの時点でマイナスの14度前後。そら、顔もバリバリになりますわい!

でもそんなことも気にならないぐらい、山を歩くのが爽快!なんたってどこを見てもすごく綺麗なんだもん!

空気もめちゃくちゃ綺麗だし、私達以外には誰もいないここはとっても静かで、自然の美しさだけが自分に入ってくる、こんな贅沢なことってない。

頂上まではおよそ一時間半。頂上に近づくにつれて、スキーのゲレンデが見えてくる。そう、ここはスキー場の裏側の山から登り、最後はスキー場にたどりつくというコース。

頂上までたどりついた達成感とここから見える景色に見とれ、頂上にあるフュッテのベランダで、景色を見ながら頂いたお団子スープは格別だった。だけそその後に飲んだホットワインは標高2000メートル近くでは、酔いが早く、最後まで飲めなかったっけ??

だけど本当に素敵な景色と天気に恵まれました!面白かったのは、頂上から下りる時、行きと同じ道を使ったのだが、帰る頃には、行きには一つもついていなかった、動物の足跡がいっぱいついていた。足跡をみながら、これはウサギかな?これは鹿かな??なんて想像するのも、なかなか楽しい~!約8キロのコース。自然を満喫させて頂きました!