Bad Goisern その2

今にも石がまたごろごろ落ちてきそうな岩盤を横目に見ながら、早くここを抜け出したい一心で一生懸命先を目指すも、道がぬかるんでいてなかなか先へ進めない。

一体、どこが道なのだ??

そんな石と石の間をあること10分・・・・出てきましたHuetteneck。アルムと言っても本当に小さい山の上の村。ほとんどの家が手作り。

この時期、ここには誰も住んでいない。牛も羊も人も皆、下界に下りちゃったようだ。そんなし~んとしたこの村からみるこの景色がまた神秘的。下の方に見える湖は私達がついさっきまでいたハルシュテッター湖。

この日は天気がころころ変わりやすく、さっきまでちょっと晴れてたかと思ったのに、もう霧に覆われてきた。

これ、一枚目の写真からおよそ5分でこの様。自然の天候の移り変わりは本当に早い。だからこそ美しくもあり、また恐ろしい。

霧も上がってきたことだし、早めに下に下りようゼ!クリ子さん。ってまたあの崖みたいなところを歩いて帰るの?!

Bad Goisern その1

何も考えなくていいっていいねぇ・・・そして料理も片付けもなんにもしなくていいって、これまたいいねぇ・・・。夜の8時半にはもう眠りについてるなんて日常の生活じゃ考えられないよ。ぐっすり朝まで一度も起きることなく寝た私達は、次の日、朝一で朝食を取り、9時にはチェックアウトをしていた。

そんな私達が次に向かったところはハルシュタットから車で30分弱のところ、Bad Goisern。ここにクリ子のお目当てのハイキングコースがあるらしい。

往復8キロ程度のハイキングコースで私達が目指したのは、Huetteneckというアルム。

例年だと、この時期雪が沢山積もっていてとっても綺麗なハイキングコースなのだが、今年は残念。ほとんど雪がなかった。こんなに足跡がついてるのに、私達が行った時には誰一人として出会うことはなかった。

それにしてもこの日は霧が深かった。なんだか神秘的・・・・

誰もいないこのハイキングコースはとっても静かで、澄んだ空気を一人、いや二人占め?!こんな幸せはない。

と言ってられるのもここまでか?ここからは危険。石が落ってきても生命の保証はしません!という看板が立てられていたこの先。私達は行く?行かない???

Almsee

母がウィーンに遊びに来てくれていた間、お陰様で天候にも恵まれ、母は毎日快適な日々を過ごすことができた。10月上旬にも関わらず、気温は28度近くまで上がり、ウィーンではこの時期にこんな暖かい日が続いたのは50年ぶり。

そんな天気がよかった週末、私達は母の希望により、山と湖と自然が見られるところに行きたいということでOberoesterreich州にあるAlmseeに行ってきた。

ここを訪れるのは私達にとっても久しぶり。前に来たときが春先だったから、この時期に来るのは今回が始めて。

ここから眺める山々はどこをとっても美しい。

今回は、母と一緒ということもあり、ちょっと湖畔を散歩して、後はゆっくりとここでお食事を頂くコースを選んだ。

この地方の水は石灰質な為、水が澄んで見えるのもここの特徴。

ここの湖畔を半周するだけでおよそ往復1時間、次はお食事へと行きますかぁ・・・