ブーツと戦う

IMG_1090.jpg昨日の朝、コーヒーを飲みながらパソコンを見ていたらクリ子が私のところにチラシを持ってやってきた。なぁなぁ・・・Oyumichenがほしいブーツっていうのはこういうの??そうそうこれこれ、こんなんが私ほしいねん。プレゼントしてくれる??って聞いたら残念でした~悪いねんけどOyumichenにはこのブーツ無理やと思う・・ふくらはぎが・・・っと言われてしまった。そしてその後、見せるだけ見せて仕事に行ってしまった。一体クリ子は何が言いたかったのだろうか??素敵なブーツを見せるだけ見せといて残念でした~~はないだろう・・・

だがある事件以来このようなやり取りが度々クリ子と私の間で交わされている。

その事件とは少し前になるのだが、クリ子と二人で買い物に行った時のこと。クリ子がいきなりOyumiche~n,ブーツ買ってあげようかぁ。。イエ~イ、やった~。そして私のブーツ探しが始まったのであった。それがそれがふくらはぎが子持ちししゃものようにふっくらしている私の足。シルエットが綺麗なブーツはどれも情けないことに入らない。履いては棚に返しを繰り返しているうちにクリ子はかなり太めのブーツを持ってくるようになった。そしたら気にくわないOyumichen.。いやや~こんなん。これやったら入るけどなんか足首のところがゾウさんみたいに見えるやん。足が太くてもあまり太さがばれへん、スマートなの選んできてなぁ~わがままな私である。

そしてクリ子はあるブーツを手に私のもとにやってきた。Oyumiche~n、これやったらきっと入るで。そして足ふと~くみえへんで。履いてみ!!っと言われて左足を履いてみる。そしたらすんなりと入った。そして足が細くスマートに見える!!クリ子あんた偉い!!もうかったっぽの足も持ってきて~~!!そして右足。これがこれがどんなに頑張っても入らない。そんなに左足と右足では太さが違うのか??でも折角左足が入ったのだが是非右足も入ってほしいと切実に願う私。クリ子~~手伝って~!!私このししゃもとお肉、一生懸命押さえ込むからクリ子、その間にブーツのチャック上げて!!いくよ~せ~の!!なんとか上がった。素晴らしい。クリ子これにする~~ありがとう!!って言った後に事件が起こった。左足はすんなり脱げたのだが、右足のチャックがチャックの内側の皮にひっかかってしまい下がらなくなった。クリ子がうそや~ん、もう一回上げたり下げたりしてみ~そのうち噛んでるのが取れるって~!!って余裕な顔で言っていた。それがどんなにしても取れない。クリ子がこれではマズイと思い床に座りこみ一生懸命噛んでいるのをとろうと頑張ってくれた。また運が悪いことに何故かその靴屋さん、辺り一面鏡だらけ。どの鏡にも私の醜い格好とクリ子の懸命に頑張る姿が映ってる。10分、15分が経過し、周りの人達も気づき始めた。お気の毒に~あなたやっちゃたのね~~みたいな・・・・鏡にも映ってるしここは笑ってすますしかない。ハハハ~!!店員さんも段々気になりはじめ、ハサミを持ってレジのところで待機しはじめた。そして待つこと5分、店員さんがキラ~ってハサミを光らせてやってきた。クリ子が待って~もうちょっとで取れるかもしれへんから・・・と言い店員さんと二人で頑張ってくれたのだが、ブーツの中に指を入れようものならそこには一生懸命押し込んだ足のお肉がパンパンに詰まっていてそんな隙間はどこにもない。店員さんもクリ子も頑張ってくれたのだがもうどうしようもない。ハサミのお世話になるしかないようである。ハサミを少し入れるだけでどうにかチャックの噛んでいたのは取れたがそlこには切られてしまったブーツと傷だらけのふくらはぎ。クリ子の親指と人差し指の皮はめくれる。大変な惨事になってしまった。店員さんの好意でブーツは内側の皮を少しだけ切っただけだからと言って買い取らずに済んだ。なんと優しいのだろう~それ以来クリ子はブーツにはかなり敏感になっている。だけどどしても欲しいのよ。一生懸命運動したりして細くするからクリ子・・・細くなったらクリスマスプレゼントにブーツ買ってくれる??(って自分で買えばいいのだが折角細くなってスマートなブーツが履けるようになったらその時はご褒美としてプレゼントしてもらいたいのだ!) 私がブーツを履ける日は来るのだろうか・・・・

フォトギャラリー

この最近、クリ子から少しずつ写真の撮り方を習っている。(っていうかクリ子のかっこいいカメラで私が撮りたいだけの話なのだが・・)今日はクリ子の重~いカメラを私が使い写真を撮ってみたのでご紹介しよう。(これって恥じ知らず??)

ジャジャ~ン、Oyumichenのフォトギャラリーのはじまり~はじまり~!!

IMG_1104.jpg今日はいつもお散歩に行く公園に行ってきたのでその時の写真。これはウィーンの森の中。昨日のところよりこの森の方が葉が色づいてたかな?

IMG_1069.jpg森の中に赤い実のついた木があったので写真を撮ってみた。この赤い実と緑の葉に雪が積もると綺麗なんだろうなぁ。。。

IMG_1098.jpgいつもクリ子がカメラを持ってるからクリ子の写真が少ない。今日はOyumichenがカメラマンだからクリ子撮ってあげるね~って言っても全然嬉しそうでない。

IMG_1103.jpgこういう景色を見ると少し日本の景色と似てるような気がするのは私だけだろうか??

IMG_1107.jpg木の間にさす木洩れ日がなんか幻想的な世界へ連れていってくれる。

やっぱりこうやって見るとクリ子の方が断然うまいなぁ。。私が写真を撮るとなんか漠然とした写真が多いもんなぁ。。こう撮りたいというイメージだけはばっちりなんだけど撮れた写真はトホホなのであります。難しいなぁ。。写真って。

精進努力

IMG_4661.jpg今からさかのぼること約15年、私が中学校に行っていた頃私の中学校は仏教の学校だった。授業でブッタを習い、法然上人を習い、その度にそんな話信じられへん、うそっぽぉ~、そんな話よりなんで皆が仏を信じ、敬うのかその惹かれる仏の本当の言いたい心とやらを教えてくれ!!と思ったものである。そんな冷めた私だったが、何故かその学校に入学して以来忘れなれない言葉がある。それはどこの教室に行こうが黒板の上に達筆な字で書いてあった四字熟語とでも言おうかその言葉だった。二つ書いてあったように思う。一つは”念ずれば叶う”だったと思う。これには何故かそうか・・いつも希望をもってあることを念じて努力していけばいつかそれが叶うということなんだろう・・・と中学生ながら考えた。だけど私が心惹かれたのは二つ目に書いてあった”精進努力”という言葉だった・13歳でその言葉に出会い、それ以来、私のモットーとなっている。不器用だった私。だけど精進努力すればいつかは芽が出る。頑張れば人に追いつける。そして追い越すことができるかも知れないと思いひそかに頑張ったものだ。今でも私は何かある度にこの言葉を思いだし、自分に課題を与えつづけている。

この課題というのは毎月自分に課す課題と、一年単位で考えている課題という風に私の中で二通りある。毎月の課題に対しては毎月、月の終わりに今月自分が何をしたか??振り返ってみる。そしてそれが月初めに立てた課題をこなせているか、どうかを考える。もしそれがクリアーできていなくても最近は自分を責めないようにしている。だって私にとってこの外国でそう頼るところ甘えるところがほとんどないこの国で自分を責めだすとすごいことになってしまうからだ。出来なかったことがストレスになり自分を責め、そしてドツボにはまり、誰も手を差し伸べてくれないからドツボから這い出すことができないのだ。だから私という自分の性格を考えて30年間かかって生み出したのが甘いと言われるかもしれないがやってきたことへの過程が大切で結果がもしでなかっても努力した自分を認めてやろうというものだ。そしてその課題は次の月へと持ち越される。

今の自分に何かを課せなくてはと思い、思い切って演奏会を今年入れたがこれはさてはてよかったのか??少し不安になっている今日この頃。演奏会というのはそんな簡単にできるものではない。準備に準備を重ね、そして来て頂いた方たちにも楽しんでもらわなくてはいけない。そう余裕がなければいけない。昨日、共演するバイオリンのお友達と夜遅くまで曲についてもう一度考えなおした。本当にこのプログラムでいいのだろうか??ということで二人で案を出し合い、色々と変更をした。変更してみると益々私が自分の首をしめていることに気づく。だけどここは怖いけれど頑張ろう。頑張って乗り切るぞ!!という訳で譜面をドサリともらい、譜面読みの毎日になりそうです。だけどレッスンもしなくてはいけない。18時以降は練習ができない。そして週末も練習ができない。ほんとにこれで間にあうのだろうか??そう思うともう演奏会のことで頭がいっぱいになりクリ子にドイツ語で喋るのがしんどくなってくる。そうなるとドイツ語をちゃんと考えずに話すからクリ子に理解してもらえずそしてわかってもらえないことにイライラする私。意志の疎通がしにくくなっている。これではいけぬ。まずは家庭あっての演奏会だ。ちゃんとやることはやらねば。

こんなんだからとりあえず演奏会が終わるまでは演奏会の成功に向けて頑張る事が課題かな??そう精進努力、精進努力・・・ってひつこい??