元旦は温泉でゆったりと・・・

これが毎年、年明け早々の我が家の行事になりそうな気配。それは去年のお正月同様、大晦日のお祭りの疲れを取るごとく、元旦は温泉で一日ゆっくり過ごすというもの。

元旦だけは、ホテル側も大晦日は、お客が皆、夜更かししているのを知っているので、ほとんどのホテルがこの日は朝食が11時まで取れるようになっている。ってな訳で私達も少し遅めの朝食を・・・。

この日はあまりお天気がよくなかったので、クリ子の提案で近くにある温泉に行くことにした。行った先はAlpentherme. オーストリアでは保養地、そしてスキーでも有名なBad Gesteinにある温泉で、最近リニューアルしたばかりの綺麗な温泉だ。

何せお外はマイナス12度で風もビュンビュン。吹雪いてますからねぇ・・・。こんな日は一日、温泉に浸かったり、サウナで血行をよくしたり、ただただ体をダラ~と休めるに越したことはないのであります!

温泉と言えども、日本のスパに近いので、あまり体もそこまで温まらない。そこは充実しているサウナで補う。サウナの方にはサウナ・バーなんかがあり、そこでカクテルやワインなども頂けるようになっている。

ボカボカの体でキ~ンと冷えたビールを飲んで、後はウオーターベットが並んでるリラックスルームで1時間ほど寝るのが何よりの至福。

ここでひたすらボ~と過ごして一年の疲れを取るのがなんとも言えない。もうねぇ・・時間なんて忘れちゃうから。クリ子さん、来年もこのコースで宜しくお願いします!!

Silvester Gala

30日に仕事納めをしたクリ子と次の日に向かった先はウィーンから車で5時間ぐらいのところ、ドイツとイタリアの国境近くにある街、Saalfelden.

この街の周辺には沢山のスキー場があり、沢山のスキー客がオーストリア、ドイツ、イタリア、そして英語圏の国からやってくる。

今回の旅行のコンセプト、ゆっくりしよ~う!!綺麗な空気をすお~う!!って二人で決めていたので、大晦日の日は時間に追われることなく、気の向くままに車を走らせて、夕方前にホテルに着き、その後は夜のビックイベントまで一眠り。何せここから7時間のパーティーが待ってるからね。

クリ子へのクリスマスプレゼントがお預けになっていたのはこの日の為。私がクリ子に用意したのが、大晦日の晩にホテルで音楽を聴きながらGalaメニューを頂いて、ダンスをしたり、年明けの花火をみたりというSilvester-Galaを予約していたのだ。(クリ子の希望はスーツやドレスを着ていかなくてもいいパーティーに行きたいというものだった)

まずは19時のパーティーの開始と共に、シャンパンを頂き、お客さん達とちょっとご挨拶をしながら、お食事の時間までこちらで楽しむ。

今回のコースメニューは7つ。前菜はこちら。カモと鶏のゼリー寄せにベリー・ペパーソース。それにセロリとリンゴのサラダ。

牛肉からとったお出汁に焼いたパイ包み、お野菜が入ったスープ。

鱸と蟹・ムース仕立て。パプリカソース添え。

プラットオレンジのシャーベット。

牛肉のステーキのエシャロット赤ワインソース・きのこのお団子添え。

デザート・レアーチーズケーキとチョコレートムース。

これの前には手作りのパンやパテなどが。コースメニューを見た時点で7品も食べられるかなぁ・・・なんて思っていたけれど、どれも軽めでいろんなところに沢山のお野菜が入っているので、日本人の私でもどれも美味しく頂けました。何より味付けが繊細で優しかった。さすが4星ホテルだけあって、シェフの腕前は確かなものでした。

お食事が大体19時から始まって終わったのが12時前、その後はホテルの中庭に出て、カウントダウンをお客さんみんなでして、年明けと共にホテル側が用意した打ち上げ花火を見て、みんなで”明けましておめでと~う!!”と握手をしたり、乾杯をしたり・・・。その後はウィンナーワルツと共にダンスの幕開けです!!!結局、私達が部屋に戻ってきたのは夜中の2時前。堅苦しすぎず、ラフな感じで時間を他のお客さんと過ごせるこのパーティーはとっても居心地がよく、とても心地よい年明けができました。

最後にこの日のパーティーに着ていったものを。ホテル側にきくとスカートを履いていればいい。そこまでフォーマルにしてこないくていいということだったので、こんな格好に。うん!ちょうどこれぐらいの格好で正解だったかも?!(写真はボケボケ・・・)

もちろん、クリサンタから頂いたネックレスもこの日、つけさせて頂きました。(もっと私達の姿をいっぱい見せろ~というお問い合わせが沢山あったので、今年はできる範囲で頑張っていこうと思いますが、これっていかに??)

Bad Ischl

バート・イシュルはハプスブルグ家と関わりが深い街だ。そしてここは昔から塩と温泉が湧き出る街として有名。王族達の保養地として、ここをよく訪れていたということもあって今ではスパリゾート地に。

ここも山と川に囲まれた自然豊かな街で、ここの歴史は長い。西暦1200年頃にはもうここに人が住んでいたという。

この時期はこの街もクリスマス一色。学校もこんな風にクリスマス用イルミネーションされ、かわいらしい。

こうやってみるとハプスブルグ色の黄色い建物が多い。またこの色がこの街にしっくりくる。すべての建物がウィーンに比べて小さめで愛嬌があり、だけどそこに品を感じる何かがある。

ケーキ屋さんにはこの時期、クッキーでできたお家がショーウインドーを飾る。これを見て、クリ子は自分達でクッキーを一から焼き、家を作るのだ!と張り切っているが、さてはてどうなることやら・・・・・。

オーストリアの花屋のクリスマスバージョンの典型的な図。

そんなクリスマスの典型的な図のもう一つがクリスマス市で頂くホットワイン。

そのお供はここの地元のレストランが出展しているこれ。

お団子の揚げたものとザウワークラウト(キャベツの酢漬け)。でもザウワークラウトが苦手な人用にリンゴムースも用意されている。私達はデザートとして頂いたので、リンゴムースで。

さぁ~あと一週間でクリスマス。早くやってこないかなぁ~。