ブルージュの夜景

イースター休暇明けなのに何故かこの一週間はほんとしんどかった。メッセが明日から始まるクリ子はこの一週間毎晩日付が変わるような時間に帰ってきてからご飯を食べるし・・・・。こんな週に限って毎朝早朝に何故か用事が入ってるしでなんだか寝不足と疲れが貯まっている私達です。この週末はダラ~としてまた一週間のエネルギー補給をすることにします。

さてブルージュのくどいように続く旅のご報告も終盤戦。さすが”天井のない美術館” または”博物館”と言われるだけあって、どこを見ても美しいブルージュ。夜景も昼間と違った美しさがそこにはありました。

ウィーンを出発する時点ではベルギーがオーストリアより北西に位置してるのは理解してたのですが、時差がないだけに日が暮れる時間まで計算してなかったのですが、やはりあちらは日が暮れるのも遅くて、夜9時でやっと薄暗いって感じでした。

朝からずっと外に出てると早めに夕食を摂ってから夜景を見るまでに時間が空きすぎて、ついついホテルに帰ってきてしまいそのままホテルから出るのが面倒くさくなるのですが、一日だけ頑張りました。ちょっと小1.2時間ほどホテルで休んでから折角のブルージュの夜景を見に行こうと街に繰り出した私達。

観光客がいっぱいなのに、夜もしっとりした雰囲気のブルージュ。街で騒いでる人もいず、みんなが静かに街を散歩したり、食事をしたり、ショーウィンドーをしたり・・・・。

私達はもう夕食も摂った後でお腹も空いてなかったので、この日はゆっくりとショーウィンドーを楽しみ、ウィーンに持って帰るお土産を吟味。夜は人気も昼間に比べて随分少ないのでショーウィンドーをするにはもってこいなのです。

街にはまだ寒いというのに、外のテラスで食事をし、ビールを堪能している人が沢山。料理が冷めてしまわないのか心配してしまった私達。いや、あれは絶対すぐに冷めて美味しくなくなってるはず・・・・。でもそれでもお天気がいいと外で食べたくなるのがヨーロッパ人!

誘惑が多すぎるベルギー

イースター休暇も終わって火曜日から平常モードに戻ったんですが、まだ数日しか経っていないというのに、もう疲れきってるって一体なんなんでしょうね。イースター休暇に補給したエネルギーは一体いづこへ・・・。

さて今回のブルージュの旅では、時間がたっぷりとあったので街をじっくり散策したのですがこの国、街に誘惑が多すぎます。美味しそうなものがいっぱい。

美味しそうな焼きたてパンがいっぱい売っているパン屋さんからケーキ屋さん、チョコレート屋さん、クッキー屋さん、ワッフル屋さん・・・・。

そして当たりはずれがそれほどなくどこも美味しいのがベルギー。びっくりです。ウィーンなら美味しいお店もあれば、ハズレのお店もいっぱいあります。

でもここベルギーにはそれがない。どこで何を買っても美味しい。そしてどこのお店も繁盛してるんです。チョコレート屋さんだけでもこの小さい街、ブルージュに50軒以上。よくお店が潰れないものです。

私達はウィーンに買って帰る用のチョコレートを探す為に、毎日色んなお店でチョコレートをちょっとずつ買って、夕食後にホテルに帰ってから部屋でティータイムをしてチョコレートを吟味してました。

私達が泊まったホテルにはダイニングにいつもコーヒーが用意してあったり、紅茶が自分達で入れられたり、マフィンやお菓子が用意してあるので、好きなものを取って部屋に持っていくことができるんです。私は本を読みながらティータイム。クリ子はスマートフォンで明日行くところの下調べ。優雅な時間です。

でも私の一番はベルギーで食べたパン。美味しくて美味しくて、自分のお土産に焼きたてパンを買って帰ろうかと思っていたのですが、生憎買いたかったお店は帰る日は定休日で閉まっていた為、断念。あ~あそこのパンを買って我が家の冷凍庫にいっぱい美味しいパンを補充したかったなぁ・・・。

ブルージュ・ベギン会修道院

一年に一度、ウィーンでは煙突屋さんが点検に各家を訪問しにやってくるのですが、これがまた早朝にやってくるんです。皆が仕事を遅れて出勤しなくてもいいようにという配慮なんだと思うのですが、早朝7時前にはやってきます。毎回思うのですがウィーンの朝は早いです!!

さてブルージュに観光に行くと必ず見ておきたいのがベギン会修道院。私達がブルージュを訪れた時期はまだ新緑が美しいというとこまではいかず、どちらかというと芽吹き始めたって感じだったのですが、その時期だからこそ見ることができるものがあるんです。

それがベギン会修道院の中庭に広がる水仙。この時期が一番綺麗だと言われているのですが、ちょうど私達が訪れた時には水仙が満開でした。白と黄色の水仙が咲き乱れ、修道院の白い建物と調和してなんとも言えない風景がそこには広がっています。

この修道院はぺネディクト派の修道女たちが今だにここで暮らしてられて、宗教深い生活を営んでられます。

生憎私達がここに訪れた時には修道女には出会いませんでしたが、修道女たちの礼拝は毎日決まった時間に行われていて、一日に六度もお祈りを捧げられるらしいです。

教会の中はとってもシンプルで清楚なものでしたが、なんとも心が落ち着く場所で、私達もここで祈りを捧げてきました。前回オーストリアで行ったメルクの修道院のように華々しいのもいいですが、私は個人的にはペギン会修道院のように質素でいて優しさがある建物の方がなんだかしっくりきてく落ち着きます。