ベルギー料理 その1

今朝は朝一番から血液検査に行ってきたのですが、これが昨日の晩から食べ物も水も飲むな!って言われていたので、もう辛くて。それもこの検査2時間から3時間ほどかかるんです。天気予報では今日は16度ぐらいまで気温が上がるって言われてたので、薄着で行ったら、なんと外は3度。お腹が空いてる上にこの寒さで余計に震える思いでした。

さて話は変わってベルギーのグルメと言われれば、チョコレートにワッフル、そしてベルギービール。いやいやまだまだベルギーには色々あるんです。フライドポテトもその一つ。フライドポテトってフランス産のように思いますが、実はベルギーが発祥なんです。他にもムール貝が有名だったり。

ってことで今回のブルージュ滞在、ベルギー郷土料理を食べつくせ!!とグルメ弾丸ツアーを致しました。この日はまずトマトスープ。海老の殻で出汁を取ってあってとってもコクがある美味しいスープ。

クリ子はベルギーに来たらもちろんビールだ!とブルージュにあるビール醸造場の有名な地ビールBrugse Zotの黒生ビールをご満悦な顔をして飲んでおりました。

そして前菜のスモークサーモン。海が近いだけあってスモークサーモン一つにしてもオーストリアで食べるものとはまた違い、身が引き締まっていてその上味も濃厚で美味しかった。

そしてここからがベルギー郷土料理。まずはフラマンド風カルボナード。ベルギー産のビールでとろとろ煮込んだ牛肉の煮込み。長時間ゆっくりと煮込んであるだけあって身がホロホロ。この日は寒かったので体が温まる一品でなんだかホッしました。

そしてどうしても食べたかったベルギー自慢のプリプリムース貝。これ底が深めの鍋に山盛りになって出てくるんですが、なんと一人前およそ1キロから1.5キロもあるんです。でもね、セロリとぽろ葱のみじん切りに白ワインでサッと煮たものなので、ペロリといけてしまうんです。

でもビックリするのがこのムール貝にベルギーではポテトフライトセットなんです。これを食べるまではムール貝にポテトフライなんて合うの?なんて思っていましたが、これが意外。かなり合うんです。ムール貝がさっぱりしてるからか、ポテトフライが端休めのちょっとしたおつまみになって美味しい。それもこのポテトフライ、ベルギーではマヨネーズと頂くのがスタンダードな頂き方なんです。

もうね、どれも美味しくってお腹いっぱいなのにどんどん食べてしまうんです。何よりポテトフライにマヨネーズ??そんなの脂っこすぎ!!なんて思ってましたが、ベルギーのマヨネーズはとっても軽めでポテトフライとよく合うんです。旅に出た時ぐらいはカロリーのことを忘れて、食べたいものを食べないと勿体無い!!と思う私達。

この後デザートまで頂きました。コーヒーとナッツのアイスにキャラメルソースがけ。

そしてクリ子がバニラアイスにチョコレートソースがけ。

うん、存分に今日は食べたぞ!!食べたかった牛肉のビール煮とムール貝、そしてベルギーのポテトフライを食べれてもう満足!!

この旅の間にどれだけ郷土料理にありつけるかな??毎日それを楽しみにしていた私。そしてこの人は、毎日ベルギービールを楽しみにしていた人。ウィーンに帰る飛行機を待つ空港でも最後のベルギービールだ!と言いビールを飲んでました。

ゆったりとした旅

ちょっと春らしい日が続いたと思ったら、今日からお天気は下り坂。明日は最高気温も10度にもいかないらしいです。折角のイースターなのに・・・・。

さて今回の旅ではブルージュに3日とも同じホテルに宿泊しました。今回の私達の旅のコンセプトはゆっくりすることだったので、できるだけ一つのところに落ち着いて滞在したかったんです。

大抵ホテル選びはクリ子がしてくれるのですが、今回は私がお風呂に入っている間に勝手に選んでくれていて、ここでいい??なんてPCをお風呂場に持ってきたので、お任せするわ!と言ったところ、なかなか雰囲気のあるホテルを今回は選んでくれてました。

2009年にvillaを買い取ってスウェーデ様式のインテリアに改装して、昨年から営業をされているところなのですが、どのお部屋も間取りがかなり大きく取ってある造りなので、大きな建物に対して4組しかお客は取らないこだわりのホテル。

今回クリ子が取ってくれたお部屋は中庭が見える美しい大きな部屋で朝は小鳥のさえずりで目が覚めるんです。

朝からシャワーに入って身支度をしてると下から朝食を作る音がしてきて、ダイニングからオペラが聞こえてくると朝食ができたよ~っという合図。

オーナーさんと奥さんの二人でやってられるホテルなので、一日に多くても4組しか取られないとだけあって、とてもアットフォームで朝食もすべてここの奥さんの手作り。毎日違う絞りたてのフレッシュジュースとデザートが出てきます。

暖炉の火を見ながら食べる出来立てホヤホヤの朝ごはんは最高に美味しい!何せフランスのお隣の国とあってパンがなんといっても美味しい。ドイツのあのパサパサ固いパンとは違うぜよ。

毎日一時間ほどゆっくりとオペラを聴きながらゆっくりと朝食を頂いてから、散歩に出かけるなんともゆったりとした旅。ちょっと私達にしては贅沢なところだったけどその分、心からリラックスできたそんな旅。やっぱり宿泊先って旅には大切ってことを実感させてくれたそんな旅でした。

ブルージュ・運河クルーズ

一週間ぶりに仕事をしたんですが、楽しい休暇の後の仕事ってなんでこんなに気が重いんでしょうね。仕事をやり始めたらなんてことはないんですが、それまでが・・・。でも今日は仕事の後、久しぶりに(一年ぶり?)ウリに会い、楽しい時間を過ごしました。

さてイースターのブルージュ旅。着いた日は寒くてもう耳が千切れそう・・・・帽子と手袋が欲しいなんて思いましたが、二日目にはお日様も顔を出してくれ、夕暮れに運河クルーズをすることができました。

30分のコースなんですが、ブルージュの街並みを下から見上げるっていうのは、歩道から見た景色とまた全然違ってこれまた最高でした!!

船もある程度の人数が集まればどんどん出してくれるので、並んだり待ったりすることもなくお手軽にすんなり乗れるのも嬉しい。

船から至近距離でみる家並み。どこも窓際の飾りつけが家庭ごとによって違うんですが、それがまたどこも力を入れていて美しい。船に乗りながら、うちの家もこんな風にしよ~うなんてイメージを膨らませてしまいました。(笑)

まだ新芽が出始めるか、出始めたような時期なので残念ながら運河からみる景色はちょっと寒々しいですが、これが新緑におおわれたらもっと美しいだろうなぁ・・・。

船を運転してくれる船長さんが街を案内してくれるのですが、その説明がまたユーモアがあってとっても楽しい。

そういや、この4日間の滞在で出会う人みんな笑顔で優しかったのが印象的。ウィーンじゃご機嫌斜めの接客業の人や険しい顔の人によく出会い、こちらまで気分が悪くなるのですが、ここブルージュではそんな人に当たったことはなく、とても心地よかった。不機嫌な顔で接客するのはドイツ人だけ?!