なかなかお食事の準備が整わなくて、お食事会が始まらなかった今回の結婚式。みんな腹ペコさ!てもしかしてこれ私だけ??何せ、朝食、昼食抜きなもので・・・
こちらの披露宴では日本のようにもちろん、マルテーブルのモノもあれば、コの字型のもの、そして2列になってるもの、色々なテーブルセッティングの仕方があります。
今回はビルギットがベジタリアン、それも卵も駄目ということで、卵抜き、お肉抜きのお料理。まさか招待客までこの料理を強いたげられるなんて・・・ウ~う・・・・
それで持ってビッフェ形式。オーストリアではこの形式を好む人も多いのだが、私は大の苦手。だってなんとなく、温められた電気の味がするんだもん。だけどこれは好みの問題。今日の主役二人がこれを選んだのだから、それに従うのが定義。
意外や、意外・・・ベジタリアン料理って胃に軽い料理が多いのかと思いきや、ここででてきた料理は卵やいろんな規制がかかっているため、菜種油と小麦粉のずっしり料理が多かった。日本のベジタリアン料理のイメージを大いに崩す恐るべし、オーストリアのベジタリアン庶民料理。(もちろん高級なワンランク上のベジタリアン料理を食べに行くと日本のような繊細な料理が出てくる)
そして驚くべき・・・すごく喉が渇いていた私達はビールが配られてきた途端、二人でビールを注文してこの至福のひと時を楽しもうと思っていたのだが・・・残念ながら飲んでみるとそれはすべてアルコール抜きの見せかけお酒だった。お酒を飲まなく二人、有機野菜にこだわっている二人は、体にいい健康的なビールを手配してくれたみたいだ。だけどこれ飲んでみると日本の懐かしい味がするのさ。それ何かって?クリ子が言い当てたのが蕎麦の味なのだ。ほんとにそのとおり。これ蕎麦の何ものでもない味。だけど蕎麦はやっぱりヌードルとして食べたいよ~。ビールとして蕎麦を飲むのはちょっと無理が・・・
そうこうしているうちにダンスの時間が始まった。踊りたくて仕方がない叔父、エアリッヒはまだ誰も合図をしていないのに一人で舞台で踊りだしている。それも彼の創作ダンス。こんなの日本じゃありえない・・・
本来、オーストリアでは新郎、新婦のウィンナーワルツお披露目があってからダンスの時間が始まる。そのために結婚式に向けてウィンナーワルツを習いにダンス教室に行くカップルも多い。そしてこの二人のその1カップル。ダンス未経験者のアレキサンダーはこの日の為に夏からウィンナーワルツの猛特訓を受けていた。
そしてこの二人のウィンナーワルツのお披露目が済んだら、みんな好きに自由に踊っていいのが、オーストリアの結婚式のかたちかな。
私達は結局夜中の12時半ぐらいまでここにいたが、今からまた高速に乗って車を走らせてウィーンに帰らなくてはいけないこともあり、この後帰らしていただきました。何時までこの宴会が続いたのかは不明。私達が帰るときもまだ踊り足りない叔父はまた一人で踊っていました。そんなに踊るの好きなんかい、エアリッヒ?