Z家の集会

Z家では2月生まれの人が多い。クリ子のおじいちゃんを先頭に、クリ子、そしてクリママ、そしてクリ子のおばあちゃん、4人もが2月にお誕生日を迎える。

ってな訳で毎年、二月にはZ家が皆集まってお誕生日会を開く。そして今年もその会が先週の日曜日に行われた。この日を一番に楽しみにしていたのは私かもしれない。

クリスマスにインフルエンザーにかかった私はクリスマスの晩、クリ子のおじいちゃんとおばあちゃんが参加するクリスマス会を行けなかった。そう、私はクリ子のおじいちゃんとおばあちゃんが大好きなのだ。ユーモアがあって、明るくってそして、色んな情報をもってて・・・

だけど最近は、歳なのか、大きなZ家行事にならないと参加してくれなくなったおじいちゃんとおばあちゃん。私がこの二人に会うのは実に半年振り。会いたかったよ~おじいちゃん、おばあちゃん!!私は二人がちょくちょく顔を見せてくれなくなって寂しいよ~。昔みたいに、ちょくちょく顔を出してほしいな。

正直言えば、おじいちゃんとおばあちゃんがZ家の集まりにいつもきてくれていた時は、みんなの話の内容が多様で、世間話や、最近あったことの出来事や、政治の話、コンピューターの話・・・いろんな話が話題になって、聞いている私も楽しかったんだぁ・・それがおじいちゃんとおばあちゃんが抜けて、クリ子の両親と子供達だけの集まりになると、話が家族の内輪の話や、子供時代の話ばっかりになってついていけないし、おもしろくないのさ。クリ子やベアニーがその話にのって話しているなら、まだ頑張ってついて行こうかと思うけれど、クリ子のおとっちゃんを含めて、男性陣はシ~ンと観客として聴いているだけ。話すのはもっぱらZ家の女性人達だけ。だともう話が内輪すぎてわかんないし、つまんないのさ。だけど嫁としては、そんな顔も見せられない。だからこの最近はなんだか、おじいちゃんやおばあちゃんが参加してくれない集まりには私まで気がのらないんだぁ・・・・

だから今回おばあちゃん達がきてくれたのがすごく嬉しいの。それにお婆ちゃん達は私達が行くととっても嬉しそうにしてくれるし、なんだか認めてくれてるような気がするの。私を見てくれる時の顔が、そう言ってるように私には見えるの。それって嬉しいことなの。そんな色んな意味で大好き~なおじいちゃんとおばあちゃんが今回とっても元気そうだったのが、何より嬉しい。

おじいちゃん、おばあちゃん・・・また一歳、歳はとったけれど、二人ともとっても生き生きとして私が二人からエネルギーを貰うぐらい元気なのがとっても嬉しいです。二人ともそれぞれ、体に多少の問題は抱えていているけれど、私は二人がこのままず~と明るく、元気でいてくれると思っています。これからもいっぱい楽しい話を聞かせてね。そしてまたZ家に来てね!来てくれなかったら私達が会いにいくからね~!!ハッピィーバースデー!!

37年の年月

先週末は両親の結婚記念日だった。普通に毎日を送ってると日にちっていうのは歳と共に気にならなくなり、今日は何日だったっけ?ってな具合だ。

その日も普通に仕事をしていた時、腑とした時に今日が23日だということに気づいた。そこで仕事の合間に両親に電話をしてみた。この日に限って出てくれたのが、珍しく父。お父さんグットJobだゼ!ここからは父と娘の会話。(Oは父。Yが私です)

Y: お父さ~ん、結婚記念日おめでとう~!!

O: え?!今日って何日やったかいなぁ・・・

Y:  1月の23日やん!!

O:  え?!そうやったっけ・・・・・・お母さ~ん、えらいこっちゃ!!今日、結婚記念日や!!(二人ともこの日のことを忘れていたらしい・・)

Y: ところでお父さん、結婚何年目??

O: お母さ~ん、一体、結婚何年目??(横で37回目という母の声が聞こえてくる・・)

O:  37回目やって~!!よう37年も続いたなぁ・・・これもひとえにお父さんのお陰や!お父さんが今まで我慢してきたからなぁ・・・

Y:  また・・そんなこと言って・・二人共が色々我慢とか助け合ってここまできたんやん。

O:  違う・・違う・・お父さんが頑張ったからやって。ほんまやって・・・お父さん、今、”えらいこっちゃ”やねん。

Y:  ”えらいこっちゃ”ってまた、大したことないことやろ??

O: 大したことあるって・・・お父さんなぁ・・この前、こけてなぁ・・手首の骨折ってん。それがなぁ・・その日、お母さんがすごく疲れてはってな、もう食事の用意するのもしんどかったから、皆で食べてきてって言われてな、中華料理を食べに行ってん。ほんでな、家でお母さん待ってはるからな、お母さんにお料理をな、お持ち帰りにしてん。ほんでな、冷めたらアカンって思ってな、一生懸命自転車でお母さんの為おもって中華料理持って帰ったらな、その道中で自転車がえんせきに乗り上げてな、コケテしもてん。

Y:  え?ほんでどうなったん??

O: どうもこうも・・手首の骨やられてな、右手三角頭巾で首から吊られててな、使えへんからな、字書くことも食事も左手でフォークで食べてるねん。これも一重にお母さんに温かい料理を持って帰ってあげようって優しい心からやから、やっぱり37年続いたんはお父さんのお陰やねん(と笑いながら言っている父)。それやのにな、さおり君(うちの姉)なんかな、自転車、飲酒運転したからコケたんや~!って言わはるねん。(きっといお酒を飲むから車をやめて自転車で食べに行ったと思われる・・・)

O: やけどな、実は料理はな、さおり君が運んではってな、お父さんは自転車で走ってただけなんやけどな。(とちょいと恥ずかしそうにいう父)

でもこの代償は大きかったようで、治るまで6週間かかるらしい。利き手である右手が一切使えないことで、不自由だろうに、父の声は至って元気。得意先を回ることもできない。車の運転もできない。食事もろくにちゃんと食べられない。だけどこの父の声の明るさには家族の愛と絆があるのだろう・・・

車通勤ができなくなった父は、毎朝、我が姉に駅まで送り迎えをしてもらっているそうな。そしてお風呂に入っても、ろくに体が洗えないので母が体を洗ってあげているそうな。冗談で、37年も続いたのはお父さんのお陰~なんて言ってられるのは、温かい家族関係がそこにあるから言えるのだろう・・・

こんな温かい家族のもとで育ったことが嬉しいし、感謝しているし、そして何よりも滅多なことがない限り、家族に会えない私からすると、こうやって電話で仲のいい自分の家族の会話が聞けるのが何より嬉しいし、安心する。

お父さん、お母さん、これからも仲良く二人で楽しい人生を歩んでいってね。私達も37年目の結婚記念日の時にはこんなジョークが軽く言えるぐらいの夫婦関係が築けたら・・・なんて思っています。その為にも私達、夫婦も助け合っていかなくては!!

彼女ができると??

この男性か誰かすぐにお分かりになる方は、このブログの通さんです。だけどこの大変身に皆さん、かなり驚かれたことでしょう・・・

じらすのはやめて、これはクリ子の弟の私のかわいい唯一の弟、ベアニ~。

私がクリ子の実家に初めて訪ねて以来、かれこれ7年ぐらい経つが、いつも彼は私の横に座り、私の話相手になってくれて、何かあったらOyumiche~n、一緒に買い物いこ~!髪の毛切って~!となかなかかわいいことをいう奴だった。

早く彼女ができますように・・・と色んなことを伝授し、彼女探しにも私も参戦した。それがいつの間にか私が忙しくしている間に、ヒョイとカワイイ女の子を見つけてきて、Oyumiche~n,僕の彼女の写真みたい~??って何枚も見せてくれたのが半年前。

それからというもの彼は見る見る間に男らしくなり、今じゃ兄顔負けの色気までお出しになってる。半年前まではかわいい照れ屋の彼が、キアヌリーブス似の男前に仕上がるなんて、誰が想像していただろうか?

これも一重に彼女のお陰だ。出会った頃はまだ彼女はドイツに住んでいて、出会った2週間後にはドイツから僕のもとにこ~い!後の面倒はすべてみるから!!と言って彼女を出会いから一ヶ月でドイツから引き寄せた彼。今までの彼では信じられないぐらいの行動の速さ。よっぽど惚れたんだろうね。

そんな彼女は彼の為に甲斐甲斐しく、家の家事をし、彼を支えている。

さぁ~皆さん、大変身がしたい時は素敵な恋をするといいみたいですよ!って既婚者は駄目かぁ・・・ってこうやって見るとクリ子とベアニーはやっぱり似てる・・・