家族

家族・・・私が小さい頃は、私にとっての家族はお父さん、お母さん、お姉ちゃん、妹の5人だった。お祖父ちゃんやお祖母ちゃんも隣に住んでいたので、一緒にご飯を食べたり、散歩に行ったり、旅行したり・・・でも私の中では基本はいつも5人だった。

私が結婚するまで、誰が将来ウィーンにもう一つの家族を持つことになるということを予測していただろうか?生まれも育ちも文化もな~にもかもが違う二つの家族。クリ子の家族はまだ日本という国を見たこともない。それなのに心はいつも日本を、そして日本の家族を心配してくれている。

言葉もお互い上手いこと伝わらないけれど、それでも心は通じ合っている家族。私、そしてクリ子はそんな家族が側にいてくれることに幸せを感じる。

こうやって日本から父や母が来た時には、必ず嬉しそうに家に招待してくれるウィーンの両親。そしていつも忙しいスケジュールなのに、嫌な顔一つ見せず、ウィーンの家族に顔を出してくれる日本の両親。

たった2,3時間の出来事だけど、こうやって一緒にお茶をしたり、お花を見たり、お互いの近況を報告したり・・・娘としてそんな光景を見れるのがとても嬉しい。

この四人の屈託のない笑顔。私達の両親がこうやって仲良くしてくれるから、私はここウィーンでいっぱいの愛に包まれて生きていられるのだろう・・・。Papa、Mama、 私達はアナタ達のもとに生まれてきたことに心から感謝してます。ありがとう~!!息子と娘より

両親がやってくる!

何故か今日は朝一からパンを張り切って焼いていたクリ子。あまりの力の入れように、何かあるのかと思いきや、今日のZ家の集まりでチーズフォンデュをするから、それようにパンを焼いているそうな。この数日、この会にあまり行く気がしなかった私も、彼の朝からの張り切りように、やっぱり彼の家族を大切にする姿勢に私自身反省し、この前お世話になった御礼も込めて、パーティーに行ってきました。だけどやっぱりまだ大人数の集まりはしんどい・・・・。6時間ほど一緒にいるだけで、意識が遠のいていきそうでした・・・

Z家のお父さんもお母さんも兄弟達も大好きだけど、やっぱり私にとっては日本の家族と過ごす時が一番、嬉しいかな。そんな私の両親が、先日お盆休みを利用してウィーンに一週間ほど遊びにきてくれました。

それまでお天気が悪かったウィーンも父達が来てくれた日から晴れて、両親が帰る日まで毎日、最高の天候に恵まれました。ウィーンに着いた日はもう夕方だったので、この日は空港から直接、ホイリゲに行きちょっとしたウエルカムパーティー?!まずはやっぱりワイン。無事、ウィーンに着いてくれたことに乾杯!

予約をしていたホイリゲが、先日ウィーンで賞を頂いたとかでこの日、そのお祝いも含めた特別な日だったらしく、生演奏とウエルカムドリンクとして、いっぱいのフルーツとスパークリングワイン、ラム酒で割った食前酒が出てきました。これがなかなか美味しかった!

あまりお腹がすいていなさそうだったので、色んなものをちょこちょこと。ここのホイリゲ料理、どれも優しい味付けて美味しい。この日頼んだのは、典型的なホイリゲ料理の代表作、豚をじっくりとオーブンで焼いたものに、キャベツの酢漬け。それからお豆さんのサラダに、これから旬のポルチーニ茸のフライ。

クリ子がお父さんは甘いものが僕と同じで大好きだから、絶対甘いものも一緒に食べるのだ~と張り切って、杏のお団子。

そしてリンゴのパイを頼みました。どちらもオーストリアでは庶民的な代表格のデザート。どちらも軽くって美味しかった。お父さんに美味しい!と言ってもらえるだけで大満足なクリ子。キミはちょっとしたお父さんのファンだからね。(笑)

ここのホイリゲが賞を取った時の記事を新聞で読んだ時に書いてあったのが、庭の席の前には一面ワイン畑が広がっていてロケーションが良い上、料理が美味しいと書いてあったけれど、本当にその通り。

観光客がいず、どちらかというと地元の人達で賑わっているっていうのも魅力の一つ。こんなにいいホイリゲが家からすぐのところにあったなんて・・・見落としてました。

母はだいたい2年に一回のペースでウィーンに遊びに来てくれるのですが、父は私達の結婚式以来5年ぶり。日本を発つ日は緊張からか深呼吸をしてはった!と姉から聞いていたので、ウィーンに着いたらどっと疲れが出てるのではないかと心配してましたが、この通り、二人ともとっても元気。その笑顔が一番の私達への日本からのお土産!これから一週間一緒に色んなところに遊びに行こうね!!ウィーンに遊びに来てくれてありがとう!!

あれから1ヶ月

今日は私達にとっていとおしく大切にしてきた家族にとっての小さな小さな宝もの、一ヶ月のお誕生日。二人でお誕生日のお祝いにいっぱいのバラを持ってお墓参り。

太陽がいっぱい射すカエデの森の中で、今日も自然の中でいっぱい駆け巡っていることでしょう・・・。私達はアナタのことを一日として忘れる日はないからね。

長い間ブログを休み、ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。ブログを休んでいる間も沢山の方にご訪問頂き、心から感謝しております。少しずつですが、またブログの方も今日を機に様子を見ながら再開していこうと思っておりますので、今後とも何卒宜しくお願い致します。