万聖節

万聖節だった11月1日。この日はカトリック教徒が多いオーストリアでは祝日にあたります。みんなご先祖さんのお墓参りや教会に行ってミサに参加したり、日本でいうとお盆に近いものがあるのではないでしょうか。

そして私達もこの日はお墓参り。秋休みを取って旅行をする人も多いこの時期、私達がちょっと早めにウィーンに帰ってきたのには、こんなわけがあったからです。

ここにはモーツァルトやベートーヴェン、ブラームスやシューベルトなどの沢山の音楽家のお墓があるんですが、何故かベートーヴェンのお墓だけいっぱいお花や蝋燭が灯されてました。

これが終わると後はクリスマスに向けて一気に加速。もうすぐウィーンの秋も終わりです。

義妹ビルギットの誕生日会

先週末、クリ子の妹の誕生日会がクレムスであったので車を走らせて行ってきたのですが、クレムス周辺のワイン畑もちょっとずつ色づきはじめてました。

白ワイン用の葡萄はもうほぼ収穫が終わってたのですが、赤ワイン用の葡萄はこの通り、まだまだ太陽の光をいっぱい浴びて、大きく成長してました。

この日は朝から仕事で家を出っぱなしでお昼も食べてなかったので、お腹がペコペコ。目が回りそうだったので、ちょっとワイン畑の葡萄を頂いて糖分補給を致しました。何粒か食べるだけで、体力も回復。おそるべし赤葡萄。

ティータイムに招かれていたのですが、着いてみるとテーブルの上には大きなホールケーキが3つも。義父のマンゴーとクリームチーズのケーキ。

これまた義父のシュタイヤーマルク州の家で採れたリンゴを使って、リンゴのケーキ。

それとビルギット作の彼女定番のティラミス。

あの~どれも美味しいんですが、甘いもの苦手な私にはこれ、過酷すぎます。これが食事だったらどんなけでも食べられるのに、甘いものとなると一気に手が延びなくなる始末。頑張ってこの後、マンゴーのケーキとリンゴのケーキを食べたのですが、食べて数時間後にはお腹を壊してしまいました。今度からお食事会がいいなぁ・・・。なんては絶対に言えない・・・。

久しぶりにこの方にも会いました。この黄金の地毛を持つ人、クリ子は黄金の髪を持つプリンセスとこの日は呼んでいた、Z家唯一の子供。

と言ってもこんなに大きくなっちゃったんですがね。そうです、サラです。サラも13歳。私達も歳をとるはずです。ビルギットお誕生日おめでとう~!!

旅の終わり

まだ夏休みが終わって2週間だというのに、もう悲鳴をあげている私がここにいます。クリスマス休暇までの3ヶ月どうやって乗り越えようか?そればかりを考えて過ごす今日この頃。

あ~夏よ~さらないでくれ~!!なんて嘆いても夏はあと2,3日で去っていきそうなウィーン。父と母と過ごした夏休みが懐かしいゼ!

父と母がウィーンに来てくれたのは正味たったの1週間。それでも色んなことをしました。一週間の滞在なのにクロアチア旅行に行ったり、野外オペラやオペレッタ、そしてクリ子の両親と会ったり、リリエンフェルドまでハイキングとは名ばかり、母によると山登りにみんなでお弁当を持って出かけたり、お墓参りをしてくれたり、お買い物にいったり、ホイリゲでポルカを聴きながらワインを飲んだり、最後の晩はみんなでオーストリア料理を食べながら、いろんな話をしたり・・・。

クロアチア旅行はたったの3日だったけど、両親だけでなく私達もすごくリフレッシュできたのでとてもよかった。やっぱり旅って人をスっと違う環境に連れていってくれるからいいね。

みんなで毎日色んなところに行って、綺麗な景色をみて美味しい料理を食べて、ゆっくり寝る・・・。これは毎日仕事に追われている日常の生活ではそう簡単にできないこと。

だから人は旅に出るんだろうね。それでまた自分をリセットして次のステップに踏み出せるようにエネルギーのタンクを補充する。

父と母のあんなにリフレッシュした顔をみたのは初めてかも?ってぐらい毎日、両親のいい顔を見ることができて嬉しかった。

ウィーンに着いた日から帰る日まで、毎日盛りだくさんなスケジュールで正直、両親がついてこれるか心配だったけれど、二人とも毎日よく私達に付き合って色んなことを体験してくれました。日本に居る時みたいに仕事や家事をしなくていいとは言え、こんなに嬉しそうにウィーン滞在をしてくれたことは娘として最高に幸せでした。

両親と会う機会も過ごす時間も滅多にない私には、こうやってウィーンに遊びにきてくれるのが最高のプレゼント。だから私の両親よ、何年に一度と言わず、毎年ウィーンに遊びにきてね。待ってるからね!!(親子3人の記念写真)

日本にはなかなか帰れそうにない私達は、日本から遊びに来てもらうのが楽しみになっているこの最近。さぁ~次は誰がウィーンに遊びにきてくれるかな?クサ、待ってるよ~!!